過去ログ201-250

201

date 2006/11/23(木)22:28
uname ウルトラザウルス

subject 仮に破綻した自治体を

 丸ごと買い上げて基地にしたら、ずっと安く済むのじゃないでしょうか。しかし、沖縄のような一坪地主が全国からウジャウジャ湧いて出てくるでしょう。
 あるいは、「大出血で再建か、核基地かの二者択一しかない」そういうウワサを流すことが、破綻しそうな自治体に対するムチになるかも知れません。

202

date 2006/11/23(木)22:30
uname ワトソン

subject re(6):井上戦略は何処が間違いか

ロック様 

新軍備計画論の総論を読む限りでは、空母の集中運用による制空権の強奪などは、井上にとって想定外の「考エラレザル型破リノ戦法」であったと思います。
現代の後知恵からすると、井上は潜水艦を過大評価し相対的に航空機を過小評価している印象を受けます。かつ主力艦は無視どころか憎悪してますから空母の評価も低かったと思われます。
井上は内南洋島嶼での消耗持久戦が「日米戦争ノ形態」と予測しており、結果的には大外れでした。第1次大戦の戦訓としては正鵠を射ていると思いますが、未来戦争の予測としては誤りであったと言えます。

蛇足ながら、基地航空隊による艦隊決戦思想は、山本・大西以下開戦当時の帝國海軍主流派の戦略で、消耗持久即ち通商護衛最優先の井上戦略とは相反するものと考えます。

203

date 2006/11/24(金)22:45
uname ウルトラザウルス

subject 加藤友三郎

 だけは、戦前、軍部大臣現役武官制の限界を感じ取り、文民制への移行を示唆していたそうです。
 現役武官という限られた分母の中からだけでは、議会を場とした政治戦には限界があると感じたのでしょう。
 実際、敵は国民世論という強大な後ろ盾を得て、雲霞のように湧いて出てくるのですから、太刀打ちできるわけが無い。(陸大・海大で政治のやり方を教えるなら話も別ですが)

 更に戦前、統帥権の独立よりも、軍部大臣現役武官制の方が軍部の政治容喙の役に立ったと、戦後真田穣太郎が回顧していたらしいですが、現役武官制が停止されていた時代、予備役が大臣に起用されることを恐れて、文民の総理に限りなく従順だった。
 大正デモクラシーの時代に軍部大臣の現役武官制が廃止されていたら、日本の歴史も大きく変わったでしょうに。

204

date 2006/11/25(土)00:20
uname 軟体金属

subject re(7):井上戦略は何処が間違いか

皆様へ

自分も井上戦略には興味を持っています。
結果的に、日本は井上戦略(基地航空隊)で戦って負けたわけですが、自分はこの戦法は素質(?)があったと思います。
その素質の一例として「陸上機はサイズや滑走路の制約が緩いため、同時代の艦上機より高性能となる」などがあります。

井上戦略の問題点は、基地の防空という視点が無かったことにあると考えます。
太平洋戦争前、日本海軍は空母vs攻撃機、爆撃機の戦闘については丁寧に研究を行っていました。
(英国の装甲空母を沈めるためには、250kg爆弾をどの高度から落とすか・・などなど)

それに比べ、基地の防衛の研究は皆無に近いように思います。
単純に考えて、基地や滑走路は逃げられません。従って、敵機の襲撃は避けられません。防衛側の対策は以下の3点に集約されます。
1.敵機が基地上空に到達する前に迎撃する。
2.敵機に襲撃されてもダメージを受けない基地を作る。
3.敵機の襲撃を受けた基地を速やかに復旧する。

敵機に襲われても、レーダーで襲撃を探知して迎撃機を差し向け、撃墜すれば問題ありません。
襲撃されても目標物(航空機格納庫や燃料タンク)を隠匿すれば被害は最小限ですみます。
仮に滑走路を壊されても、ブルドーザーを多数用意しておけば、復旧は容易です。

基地航空隊戦法を取りながら、それに必要な準備をしなかった日本海軍に問題があるように思います

205 削除
206

date 2006/11/25(土)00:48
uname 軟体金属

subject 栗林忠道大将の本を購入しました。

別宮さま

軟体金属であります。

別宮さまの新刊を捜し、1人寂しく近所の小さな本屋を漂っていましたら、
偶然「別冊宝島」の栗林忠道大将の本に別宮さまの名前を発見し、ただちに購入いたしました。

(以下余談)
私の地元(川口市)選出の国会議員は、栗林大将のお孫さんなのです。
書籍などで栗林大将が褒められると、地元の川口市(の有権者)まで一緒に褒められているようで、嬉しく思います。

それに比べて・・私の出稼ぎ先は寂しいものです。
職場にまで、民主党や公明党を支援する団体がやってきて・・悲惨です。

207

date 2006/11/25(土)09:07
uname betsumiya

subject re(8):井上戦略は何処が間違いか

軟体金属さま

『宝島』〜栗林忠道の件ありがとうございます。進藤義孝氏の選挙区は川口ですね。1980年代までの政治家はけっこう統制派軍人や革新官僚の系統が多かったんですね。なにか起きると役人が取り締まれ、競争はよくないから役人が調整しろの類をわめき散らすんですね。こういった人脈に抵抗した人々の子孫が政治家として多く現れてきたのは誠に慶賀の至りです。

空母×島嶼ですが、前提を日米戦として時代は1940年代とします。すると、島嶼基地によって日本を屈服させる(東京を占領する)ことは不可能でしょう。もし、米軍が空母をもたないとすれば、沖縄作戦も来るべき九州作戦も不可能だったはずです。これの大きな理由は護衛戦闘機(艦載機)がなくして、上陸地点の制空権を維持できないからです。これの理由は距離で、マリアナからの戦闘機往復は難しいと思います。バトルオブブリテンのルフトバッフェと同じことでは?

次に島嶼の対空防御ですが、特攻をやられたら不可能でしょう。例えば、桜花・菊水タイプの1トンのペイロードをもつ自殺機がマッハ2〜3でB−29が並ぶサイパンに突入したら防御は不可能です。これは米軍も覚悟していましたが、沖縄で船体体当たりを狙ったため、助かったんですね。爆撃機は大きいですから数百機を掩体壕に隠すなど不可能であり、また滑走路を破壊するだけで離着陸は不可能です。ただ操縦士の訓練は問題ですね。シミュレーション設備ができるかどうかですね。また飽和攻撃は当然可能です。終戦のとき、日本は航空機1万機をもち乗員5万人を訓練中でした。

桜花については、沖縄で大被害を与え、米軍は「バカボンブ」と呼び怖れていました。ですが、戦後海軍史家はいっさい無視でしょう。硫黄島からのサイパン特攻もしかりであり、ウルシー特攻もそうです。戦果確認ができないことがネックになりましたが、今、米軍資料を読めばわかりますよね。『宝島』〜栗林忠道のMSさんが書いている94Pの記事は完全に誤りです。米軍は二つの空母機動部隊なぞもたず、ハルゼーとスプルーアンスが三カ月ごろ交互に一つの艦隊を指揮していただけです。これは欺瞞行動ですが、マリアナのとき海軍の参謀将校がひっかかり、戦後にいたってもひきずられて、ものを書いているんですね。

日本海軍の索敵不十分、戦果確認不徹底、追撃不十分はほとんど病気です。また、今の日本人海軍オタクでも米軍は欺瞞行動をとらないと信じこんでいるのが多いですよね。戦争とはなんでも「アリ」ですが、敵は欺瞞行動はとらないだろうとか、ここまではやらないだろうという見積もりに失敗すると大敗します。上陸作戦にしたがった海兵隊員が海岸にたどりついたとき、一番初めにする動作、それは「瓦斯マスク」を棄てることだったそうです。

別宮

208

date 2006/11/25(土)12:42
uname sai 夫

subject re(1):仮に破綻した自治体を

 ウルトラザウルス様,名案!妙案! 採算性!

 あ,いや違った,大賛成です。

 平等に1人1票の秘密投票に基づく普通選挙には,これからも賛成しますが,地方自治
は,これを見直した方がよい時期にきている…と感じます。 結局,日本の地方自治って,
国が仕事を委託しているにすぎないではありませんか。 

 格差社会は,とっくに始まっています。 過疎自治体や,そこまでゆかずとも地方小都市
の景気の悪さは,これは,やばい。

 家内は「共謀罪,反対!」と今日も叫んでいます。 昨日,職場でイヤな事が有った
のでしょう(笑)。 大阪府・大阪市の赤字財政は,どうなるのか…。

    私の主張は「軍事力増強で景気回復との一石二鳥」です,sai夫

209

date 2006/11/25(土)13:29
uname ワトソン

subject 井上成美評

皆様 渡来様

井上となると基地航空隊の話となり、独り場違いなのは承知のうえ、自分の井上理解と井上評を提示します。

井上の偉かった点
艦隊決戦に大勝利しても戦争に勝てない事を指摘した。米の水上戦闘艦艇をいくら沈めても通商破壊を受ければ日本は屈服せざるを得ない。

井上の示した試験秀才らしい答案
内南洋に航空基地網を構築し制空権を確立すれば、制空権内には敵主力艦は来寇しないはずだから、艦隊決戦など決して起きず、決戦様の費用で通商護衛を整備する。

寸評
航空基地網が整備されて長期消耗戦略が確立しても、戦争に勝てる保証はない。戦争に勝つには的確な政治判断に委ねるしかなく、和戦の決定を政治のプロに任せるという概念が無い。
南洋島嶼の航空基地を巡る争奪戦とは、バトルブリテンの様な長距離爆撃機との消耗戦か、せいぜい陸上部隊の飛行場への挺身攻撃を想定していたものと推測します。
現在の視点からすれば順序が逆で制空権奪取後に上陸でしょうが、制空権を得るために陸上部隊を送る例はマレ−・ガタルカナルの帝國陸軍の作戦が挙げられるでしょう。
サオパン戦で米軍が行った空母機動部隊による制空権強奪は革新的な事で、井上には想像できなかったと思われます。帝國海軍空母機動部隊は必ず一撃離脱で攻撃目標はほとんど全て艦艇撃破で、空母が特定海域に居座り制空権を確立するとう発想は無かったと思われます。

210

date 2006/11/25(土)16:38
uname 影十字

subject re(9):井上戦略は何処が間違いか

別宮さま

ご無沙汰しておりました、影十字です。

超音速1t積み自殺機のところでふと引っかかりました。
「それって要はV−2号ロケットじゃないのか?」かと。調べてみると、当のドイツも大半は連合軍の補給港アントワープに撃ち込んでおります。
発射総数は3625発、うちアントワープ1610:ロンドン1358、他は二桁を超えない目標が細々。報復兵器と喧伝されていたので、てっきり大部分はロンドン向けと思っておりました。

ネックは数と命中精度だと思います。精度はご指摘の通り数、即ち飽和攻撃で補えるのですが日本軍の教科書に「飽和攻撃」の文字があるのかが最大の問題ですね。また誘導装置など当時の日本が量産できたか、不勉強のため分かりません。
あとは射程で、せいぜい英仏海峡を越えるだけのドイツと比べるとこちらのほうがハードルが高そうです。何せ硫黄島〜サイパン間でも1,000kmです。これは燃料タンクの問題かもしれませんが、長射程だと弾頭も小さくなります。

となるとご指摘の通り、片道特攻のが良いかもしれません。
中学校の図書館にあった戦記本に、硫黄島発サイパン行きの片道機銃掃射を行うゼロ戦隊の記述があり、「この程度の比率で、小型戦闘機とを交換するのは、日本軍にとって悪い取引ではなかった」と書いてあるのをみて凄い物言いだと感じました。今考えるとその通りかもしれません。
機銃掃射ということで、目標を露天駐機のB29に絞っているわけですし。

ただ最大の問題は、自殺機・無人機いずれにせよ出撃・発射基地ではないでしょうか?
トレーラー引っ張って数分で森に隠れられるドイツV−2部隊と異なり猫の額では逃げ隠れのしようがありません。

こう考えると堂々巡りの気もしますが、つまるところ要塞やトーチカと同じで敵の手の届くところに施設を作っては意味がない、ということのような気もします。いかがでしょうか。

影十字

211

634date 2006/11/25(土)18:01

uname sai 夫

subject re(10):井上戦略は何処が間違いか

 影十字様,そんな本を置いている中学校というのも,なかなか,やりますね。
まだ有るといいんですが。 

 結局,シュリーフェンと一緒で,井上提督の頭にも「政治」が欠落している。 戦争
目的,下世話に言い換えれば,何処まで行ったら戦争を止めるのか?の「何処」が無い
以上,双方が持てる力を出し尽くして戦うしかない,ということになります。 そうなれば
総合戦力に優った方が有利なのは明らかで,日本にとっての対米戦は初めから分が悪い
ものにならざるをえません。 日露戦争の時には「時の氏神」ともいうべき存在が居ました。
それは,アメリカだ! そのアメリカと戦争するとなると,くるしいよな。

 先の大戦における日本の戦争目的が,俗に言われているようなものだったとしても…
それが何であるのかは書きませんが(笑)…それを達成した時点でアメリカに講和を持ち
かけても,日本に戦力が残っているような形でアメリカが講和に応じるとは考えにくい。
ましてや真珠湾奇襲のようなことをやった(※)後だったら,なおさらです。

 艦隊決戦で日本が勝っても,アメリカは屈服しない,という所までは正しく見抜いて
いた井上提督も,では,どういう形でアメリカに「継戦は,耐え難い」と思わせるのか,
までは考えが及ばなかったようです。 日米戦うとすれば何をめぐっての争いになるのか,
まず,そこを明らかに説いてくれる,そんな本を読みたかった。 …私が戦間期の軍人
ならば。〔兵頭師の言を拝借するなら,米戦艦を沈めるより米青年を殺せ!ということ?〕

 いや,待て。 それを示すのは政治家の務めのはず。 戦間期の政党政治家に,それが
出来たのでしょうか? 

(※)よい/わるい,というような話ではなく,真珠湾奇襲攻撃が米世論を沸騰させて
しまったという「結果」が早期講和のためにはマイナスだった,という意味です。

    今日の買い物は失敗だった,sai夫(←井川遥の結婚を聞いてショック)

212

date 2006/11/25(土)19:52
uname 困ぺい糖

subject re(10):井上戦略は何処が間違いか

別宮様 影十字様 軟体金属様

敵航空基地を無力化し、敵空軍力を潰す手っ取り早いやりかたは、その飛行場に展開中の飛行機を片っ端から殲滅することです。航空殲滅とはよく言ったものです。

これは、陸上戦力と違い、いったん航空機と言うのがある基地を根城にすると、その飛行場の周囲から動けないというのが、実情だからです。そして、なぜ、在韓米空軍機が各機専用の鋼鉄シェルターに入り、北朝鮮機やイラク機が地下ブンカーに籠もったか、という理由でもあります。
つまり、飛行場の周辺で、スクランブル時には滑走路に所定の時間内にたどり着ける位置に標的はいるので、そのエリアを重点的に叩けばよい、となります。

ここで、そのような限定区域を根こそぎ攻撃できる兵装や部隊が第2次大戦当時あったか、ということになります。陸軍が砲弾を雨中できるような戦況ならこれは可能です。比島含む、太平洋戦争島嶼戦は現象面ではそうなりました。つまり、陸兵が敵前上陸し、滑走路を奪い合うというものです。
しかし、これは陸戦の勝利を必要とします。残念ながら日本軍はこの島嶼における陸戦には敗退しました。

では海空、特に空軍で敵覆滅が可能か?ということになると、野砲弾幕以上に匹敵する火力と弾量投入を空からなす、ということになります。
これが可能だったのは、当時は重爆撃機による波状的絨毯爆撃でした。つまり、サイパン米軍基地をしてB公に使用不能になさしめるには、爆撃機群を断続的に送り込んで、補充到着したB-29が所与の出撃機数が確保できぬまでに、次々破壊していくしかないのです。

ところで、ここからは架空戦記でご笑納なんですが、サイパン、テニアンのB-29基地というのは、実は当時の原爆にとって格好の標的だったと思います。だだっ広いオープンスペースにハンガー無しのジュラルミン製大型機群がゴロゴロです。たぶん一発でアスリート基地は員数外通告でしょう。
裏返して言うと、もし、特攻挺身をもって攻撃するなら、これに匹敵するダメージが必要と言うことで、5千や1万は散華させる必要があったでしょう。
問題はこれだけの特攻を許容できたか、ですね。終戦に向けて押してくると、そのへんの合理的判断力や知的強靭さにもかなり疑問符の付く軍人が増える傾向にありましたから。

困ぺい糖

213

date 2006/11/25(土)23:05
uname ウルトラザウルス

subject 航空撃滅戦というと

 格好はいいですが、実は難しい。結局、消耗戦ですから。
 それだけじゃない。まず、敵情というか、多数ある敵の航空基地のどこにどれだけ敵機が配置されているか、分らないとガ島のヘンダーソン飛行場への艦砲射撃のように、大空振りになる。
 で、撃滅すべき敵機がいる基地が分っても、そこにいる防空機や高射火器、レーダーの敵情が分らないと、裸でスズメバチの巣に近寄る結果になります。

 システムソフトの『空軍大戦略』をやってみると、良く分る。(笑)
 かませ犬役の攻撃隊に戦闘機の護衛を付けてまず第一陣として突入させ、ある程度敵の防空機を引き付けてから主力を突っ込ませたりするんだが、突入のタイミングを間違えると、偉いことになる。かませ犬をボコボコにした敵防空機が戻って来て、我が攻撃隊は片端から葉巻状態。
 あるいは、敵爆撃隊がいると思った飛行場をようやっと撃破したと思ったら、そこには敵爆撃隊はおらず、我が方の出撃基地が丸焼けとか……いや、PCゲームにしては、この作品は実際の戦争に近い感覚が味わえるでしょう。
 で、学んだことの一つが、「敵の部隊番号が、最重要の情報である」
 日本軍で電波情報を担当していた特情が、全力を挙げてB−29の部隊番号を割り出そうとしたことが良く分る。

214

date 2006/11/26(日)00:22
uname 困ぺい糖

subject re(1):航空撃滅戦というと

ウルトラザウルス様

ご主張どおり敵情確保、索敵をおろそかにするという時点で近代戦やる資格はないと思いますよ。
ようするにどこの基地にどれだけの敵が展開したかで、実は作戦は決まってしまいます。
あとは、ご指摘の消耗戦、というか、潰し合いです。そして、太平洋戦争で日本は見事にこの潰しあいに完敗しました。それがなぜかということです。

そして、これを考える場合、どうしても投弾量の差に行き着きます。そして、これをリリースする機材の配備を考えざるをえません。
つまり、戦後の言い訳のように、アメリカの工業力が勝っていたとして、調子に乗ってグラマンやドーントレスばかり作っていたら、はたして帰趨はどうなったでしょう。それは、零戦隊は圧倒できたでしょうが、そこまでです。

また、太平洋島嶼部の航空戦と言うのは、島嶼間の距離が零戦でも青息なほど遠かったという事態を考えるべきかと思います。つまり、ラバウルを放棄したら、東部ニューギニアの制空権は自動的に放棄ですし、パラオ、トラックの基地航空隊を殲滅されたらマリアナ防衛はサイパン、テニアンと沖の空母しか頼れません。逆にサイパンが落ちると小笠原以北が敵射程内です。
これは逃げ場がないことを意味します。そして、まとまった数の作戦規模部隊を投入すると、狭いエリアで少ない飛行場間を融通しあう格好になります。もぬけの空は難しかったでしょうし、作戦海域へのアクセスの悪い離れた島嶼に転進は、作戦そのものをやる気があるのかという疑いが生じます。

もし、裏をかかれたら、他の候補地をしらみつぶしに根気強く叩くのが定石です。

困ぺい糖

215

date 2006/11/26(日)08:15
uname betsumiya

subject 脱出装置つき特攻

影十字さま

自殺特攻については、いろいろ議論があると思いますが、究極問題は命中率だと思います。現在ではGPSや認識装置が発明され、トマホークで実用化されていますが、ピンポイントで命中させることができるかどうかが、もっとも重要です。

第二次大戦で期待できるのは、人間による目標確認だけです。そうした場合、照準機などの工夫は必要ですが、直前離脱すなわち、爆発推進による乗員離脱装置+パラシュート+浮き輪程度の脱出装置を考えればよかったと思うのですが?

武器は後世から眺めるしかないでしょう。自殺特攻とトマホークは類似点があります。特攻の発想は未来先取りだったと思います。違いは人命です。ところが日本人(多くは指導者)の中に「潔い」「命が惜しいか」とかいい、過度の覚悟を押し付ける人物群がいるんですね。第二次大戦中の陸軍省軍務局長武藤章や佐藤賢了などは典型でしょう(自分はあまり潔くありませんが)。捕虜になることを恐れる理由は、「見得」程度のくだらない料簡です。

この捕虜忌避は硫黄島戦でもいえることであって、2万の日本軍守備隊のうち、米軍3万人を殺傷した段階で、5千人以上(津本陽さんは1万人という)生き残っていたと思います。それ以上、被害を与える目処がたたなければ、捕虜になることを厭わず、降伏すべきでした。だいたい「桜花」などという名前にそもそも問題があり、美学で戦争をやるべきではないと思います。

ただ、赤色パルチザン・国府軍・八路軍の捕虜になれば拷問のうえ殺されるのはわかっていますから、これは最後の一兵までやるしかありません。でも相手による切り替えも必要ですよね。

別宮

216

date 2006/11/26(日)08:40
uname betsumiya

subject 共謀罪

sai夫さま

じつは、たった今、来年刊行予定の東京裁判に係る本の校正をやっているところでした。そこの中で「共謀罪」賛成と書いてしまいました。

これをやれば、暴力団・暴力革命党(共産党、過激派)・暴力宗教セクトを撲滅できます。なぜならば、「共謀」とは違法行為の「合意」(血盟・党綱領承認・秘蹟参加)があれば、そのうちの誰かが違法行為を実行すれば、全員を捕縛することが可能です。

それゆえに、共謀罪のある英仏では、暴力団・共産党はほとんど無視できる存在です。これがない仏(特殊犯罪について導入)・独(戦後導入した)・伊はご承知の通りの状態です。しかも、アメリカの宗教セクトの得意技は「集団自殺」です。オウムのようなサリンまきではありません。"Good Citizen"は危ない団体に近づかない見識も必要では?

もちろん、警察が夜店(射的)やミリタリー・オタク(コスプレごっこ)を取り締まる武器にも使えます。ですが、そういった警察にしないためには、政治家や世論によるチェックを働かすしかないのでは?昨日も白バイの警察官がミニバイクを捕まえていました。これじゃ、警察が取締りの順番を知らないといわれても仕方がないのかもしれません。でも、それがゆえ警察に武器を与えないというのは、順番が逆のような・・・。

軍事力増強による景気回復には賛成です。蒸気カタパルトつき空母をつくろうという政治家は現れませんかね?

別宮

217

date 2006/11/26(日)09:30
uname 影十字

subject re(1):脱出装置つき特攻

別宮さま

脱出装置付き特攻機といえば、ドイツにライヘンベルク計画というのがありました。

V−1号(V−2号ロケットの先輩格。パルスジェットで最高速度700km/h弱)を有人操縦とし、操縦席を射出座席とした代物です。狙いのメインはやはり橋梁などピンポイントだったようです。ある程度量産はされましたが実戦投入には間に合わなかったようです。
射出座席は大戦後期にドイツが開発したものが世界初ということで、やはり当時の日本にはハードルが高かったかもしれません。とはいえ、自動操縦装置などあれば着弾直前の終末誘導は無人、パイロットは窓から落下傘、でも大分違うと思います。やはり問題は「命が惜しいか」だったのでしょう。
日本潜水艦隊のエース、インディアナポリスを仕留めた橋本以行氏が著作で回天について、技術と時間があれば有線誘導にすべきだった、と書かれていたことが思い起こされます。これだって、イタリアの人間魚雷を参考に潜水服で脱出、終末誘導はジャイロコンパスですればとも思います。

中国云々に関しては、宇宙人相手に降伏は成立しないということでしょうか。宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長はガミラスの降伏勧告に「バカめ」の一言です。
あんまりウルトラマンやっていると、相手が全部エイリアンの類に見えてくるのかもしれませんね。

影十字

218

date 2006/11/26(日)10:32
uname 軟体金属

subject re(2):脱出装置つき特攻

別宮さま 影十字の兄弟

軟体金属であります

まず脱出装置ですが、WW2以前までの航空機は比較的(後世と比べて)低速でしたので、(尾翼を上手く避けられれば)窓からに飛び降りることができました。
どちらかというとパラシュートの方が問題で、特攻のような低空飛行中にパイロットが脱出しても、パラシュートが開くまでに海面に激突する可能性が高いように思います。

次に命中率の問題ですが、仮に優秀な自動操縦装置があったとしても、パイロット脱出後に機体がまっすぐ飛ぶ事自体が困難と思います。
パイロットが脱出すると重量物(人間)が減るので機体の重心が狂いますし、窓やキャノピーが開くことにより乱流も発生します。

以上の観点から、パイロットを回収することが目的ならば、
爆弾だけを敵艦にぶつけて、その直後に高度を取ってパイロットは脱出、潜水艦で救助という方法がベストだと考えます。(もちろん機体は放棄)

219

date 2006/11/26(日)10:34
uname 困ぺい糖

subject re(1):共謀罪

別宮様 sai夫様

今回の共謀罪審議(刑法一部改正)は、実は警察官職務執行法の改正とペアで実施すべきなのかもしれません。

ある組織があったとします。その組織のメンバーは虞犯危険性のある行為はしないかもしれませんが、たとえばその行為(アキバで自作PC売るなど)が組織を利する(お金が入る)として、当組織が日本国転覆目的を有する、としたら、どうでしょう。
警察官は現状犯罪が実行されない限り店舗にも踏み込めません。まず令状が出ませんから。

実は、この明らかに真っ黒な組織の敷地建造物に虞犯を理由に立ち入ることを認めた警職法改正が昭和33年に岸内閣から国会に提議されました。当然、社共が大反対したので審議未了で実質的に廃案です。
その2年後に安保騒動です。そして、池袋だの神田だのの極左暴力セクトの本部ビルは未だに本格的なガサ入れを経験せずに今日に至っています。

日本の捜査手法としての泳がせ捜査や別件逮捕というのは、実際の犯罪実行までは手も足も出ない達磨さん状態が度が過ぎるからかと思います。そして、日本のお巡りさんと言うのは、別に朝日が騒がなくとも、昔から自分の得物(ピストル、サーベル)で相手を制圧することを控えるという伝統があります。つまり素手で渡り合おうとします。このため明治以来相当な数の殉職者を出しました。(4代前の縁者に一人います)また、講道館柔道がやたらさかんなのもこのためかもしれません。
最近はバタフライナイフが学校でも禁止ですから、キレて文化包丁を振り回さない限りミニバイクの女子高生は制圧は容易ですよね。しかし、ガチのテロ集団は警察官や市民を殺害することに躊躇しません。

不思議なのは、60年以降、72年の連合赤軍や73年の大地の牙、北鮮拉致やオウム事件があったのに関わらず、この警職法の改正論議がでなかったことです。つまり、狙撃発砲でさえ、警官本人のせいにして論議を矮小化してきました。
本来、個人でなしえない行動を実現できるから組織があるのです。ところがどうも、組織そのもの(警察、党組織、組)を防衛するという方向でしか推移が見られないのは残念なところです。おかげで、十全な機能発揮が阻害されています。

これ、戦前の陸海軍を笑えませんよね。

困ぺい糖

220

date 2006/11/26(日)11:05
uname 困ぺい糖

subject re(3):脱出装置つき特攻

別宮様 お兄様方

兵器と言うのは命中率の面では終末誘導が鍵だと思います。航法そのものを某国弾道弾のようにあさっての方向に行くようなヘマさえしなければ、標的至近まで持っていけます。

大戦中なら、標的が目視確認できてからが勝負になります。つまり、この段階で機体ごと標的まで持っていければヘタでも当たる、というのが自殺特攻の単純かつ身も蓋もない理屈です。つまり従来の急降下爆撃(これはこれで熟練が要る)にかわるフールプルーフな作戦です。

さて、直前脱出が是か非かといえば、命中率の面では、最後の機位がズレッこない降下線に入った段階ならOKです。ただ、終速は相当なものですから、タイミングといかに遠くに射出するかが問題ですから、タイマーとエジェクションシートを連動させる必要があります。もちろん故障したら2階級特進です。

ところで、今回の御題の最大の焦点は、マリアナB公をぶっ潰すでしたよね。それだと、命中精度はあまり必要はないかと思います。つまり、デカイ弾頭、子爆弾満載でエプロンに突入です。脚3本で立っているジュラ製B公は足を払われ、機体中穴だらけで全損続出です。弾頭にパチンコ玉を積めればいいかもですね。

さて、一言、気になったのは、桜花が音速機じゃないことです。あれは火薬ロケット機ですから、時速700以上は難しかったはず。ただ、急降下爆撃の終速に近いですから、80番の徹甲弾(16in砲弾)を載せたんでしょう。

ところで、アメリカ軍はドイツから分捕ったV-1をコピーしてダウンフォールでは艦船から撃ちまくる計画だったようです。名づけて「ルーンミサイル」。当然無人ですが、トマホークのご先祖ですな。

困ぺい糖

221

date 2006/11/26(日)11:06
uname 軟体金属

subject re(2):航空撃滅戦というと

別宮さま、困ぺい糖さま、ウルトラザウルスさま、影十字の兄弟

軟体金属であります

>空母なしでの島嶼攻略が可能かどうか(207)
自分も空母なしでは島嶼攻略は困難であったと考えます。
少なくとも飛び石作戦(近くの島を無視して遠方の島を攻略)は不可能で、米軍はインドネシアやフィリピンを島伝いに進撃するしかなかったと思います。

>有人V2の特攻(207,210)
確かに、1t爆弾であれば着弾点の周囲数100mの航空機を破壊できますし、有効な攻撃手段だと考えます。
ただ、米軍側にはB29基地をより遠方(パラオやクェゼリン)に設置し、出撃時だけサイパンで給油をして東京へ行くという手もありえます。
日本が硫黄島経由でサイパンを攻撃した時にもこの手を使っていますので(普段は本土に温存、出撃時だけ敵の攻撃圏内の硫黄島で給油)、米軍も考慮したと予想します。

他にも、潜水艦で隠密裏にサイパン島に近づき、迫撃砲やロケット弾を斉射するなどの手も考えられます。
航空機で滑走路を爆撃する際に、ついでに地雷や時限爆弾を投下しておけば、滑走路の復旧の妨げにもなります。

そうなった場合、米軍側もマリアナ諸島周辺をレーダー付き駆逐艦で徹底的にガードすることになるでしょうから

222

date 2006/11/26(日)14:18
uname 困ぺい糖

subject re(2):共謀罪

昭和33年の警職法の審議議事録を載せておきます。
困ぺい糖

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/030/0334/03010310334001a.html

223

date 2006/11/26(日)21:38
uname betsumiya

subject re(3):航空撃滅戦というと

軟体金属さま

飛び石作戦"Island Hopping"というのは米海軍の作戦でフォレスタル・キング・ニミッツの合作です。これは、ニューギニア・フィリピン・福建省のスティムソン・マッカーサーの陸軍と対立していました。現在の史家は米海軍案に速度の点で支持する人が多いようです。

ただ、広田弘毅らは昭和20年6月、対ソ交渉を通して条件付和平(事実上の降伏)を持ち出しています。これが外交ルートにのせた初めての降伏申し出です。日本側がなぜこうなったかといえば、ドイツが無条件降伏したためでしょう。すなわち、太平洋戦争とは旧軍人は認めたがりませんが、欧州戦局が決定的でした。ですから、中国大陸に回ろうが、沖縄経由だろうが、ドイツが負ければ、日本は絶望でしょう(少なくとも多数の日本人はそう考えた)。アメリカ一国またはアメリカを含む全世界を相手にしては日本は勝てません(それ以外は全部勝った可能性がありますが)。

一方、日本に降伏の企画があることを知ったアメリカは普通であれば、ドイツと変わらない無条件降伏を望んだはずです。ところがポツダムで条件付きの和平提案を出してきました。これは、(旅順攻防戦は日本の敗北、テト攻勢はアメリカの敗北とみなすジャーナリスト的見解と同様に)トルーマンが硫黄島・沖縄を損害の点でほとんど敗北とうけとめたためです。その意味では"Island Hopping"は失敗だったのかもしれません。でも、戦争とは多数の戦死者が決着をつけるものなんですね。軟体金属さまがモリソンとか米軍戦史を読んでいないとすれば、慧眼恐るべしというところです。

桜花について米軍は戦後相当に調査しています。日本のデータと乖離がありますが、海軍の公表スペックはさまざまな理由で無視した方がいいでしょう。じっさいに同様のものを試作して、さまざまな実験をした米軍データの方が信頼できると思います。多分に米軍は大型ロケットにまったく手を出さなかったため、戦後キャッチアップを狙ったんでしょう。日本側は米軍が戦犯裁判であらぬ陸戦規定違反のイチャモンをつけられるのを恐れ、証拠隠滅に走ったんですね。また、ドイツ人と違って節を曲げて、日本のエンジニアは米ソから給与を貰うというのが嫌だったんでしょう。ここは、ウィロビー機関につとめた陸海軍エリート将校と大分違います。

日本の潜水艦は使用方法間違えましたから、なんともいえませんね。よくわからないのは、なぜあんな大型のものをつくったんでしょうか?ドイツのUボートも「波の荒い」ケープを越えて、マダガスカル周辺までいっています。「波の荒い」と大型は関係ありませんよね。アメリカのコンボイを仕留めるにはウルフパックではないかと?マリアナに水上船舶でモノを運ぶ必要は確実にあったでしょう。

別宮

224

date 2006/11/26(日)23:05
uname mahan

subject re(1):井上成美評

今日明らかな航空戦略でいえば、井上戦略の欠陥は以下の点と思われます。
前提
1、航空戦力の本質は先制と集中による攻撃力の極大化を持って発揮される。
2、従って防御側の空軍としてはBOBのダウディングのようなレーダー以下早期警戒態勢の整備と戦闘機のスクランブル体制を
  常時スタンバイする以外に防御体制は成立しないし、実際の成功例もBOBただ1例のみである。
3、基地航空隊と空母機動部隊の比較では先制と集中のイニシャチブは常に空母側にある点が決定的である。
  攻撃側は事前偵察により島嶼間の戦力配置を把握し局所優勢を常に確保した攻撃が可能であるのに対し、
  防御側は常に奇襲される不利を免れない。
以上が証明されたのがマリアナ航空戦であり空母機動部隊を補完する1200機の第一航空艦隊は事前の空襲とその対応で戦果ゼロ
のままに無力化され、劣勢の空母戦力が正面決戦で全滅する結果となりこれが現実の井上戦略の破綻を証明するものではないでしょうか。
井上構想でいえば、
1、島嶼間の哨戒体制の整備により早期索敵を達成。
2、それに基づき戦力の先制集中により局所優勢を確保。
3、よって不敗の防御体制を確立する。
ということと思われますが、森本氏の著の通りそれを実現したのは粘土の足しか持たない日本ではなく
アトラスのアメリカだった、というおなじみの結論なのでしょう。

225

date 2006/11/27(月)00:29
uname 軟体金属

subject re(4):航空撃滅戦というと

別宮さま

軟体金属であります

>飛び石作戦"Island Hopping"
飛び石作戦に目が行ったのは偶然で、とくに根拠はありません。慧眼と言われましても・・・どこを褒められているのやもわからず、お恥ずかしい限りです。

以下はただの印象ですが、
パラオや硫黄島では米軍は罠(準備された日本軍陣地)に自分から飛び込んでいるように見えます。その結果、日米の被害は同等程度となりました。
米軍は勝利を収めましたが、もっと被害を小さくする方法もあったという点で失敗だったと考えます。

ニューギニアやフィリピンの戦闘では日本側は決戦にすら持ち込めていません。
原因は、大きな島や多島海であれば、空港建設可能な地点が無数にあることだと考えます。
日本側がすべての空港建設可能拠点に兵を置けば、1箇所の守備兵力は薄くなります。
米軍は1箇所の空港建設可能拠点を占領し、そこに空港を作り周囲の制空権を握れば、その基地の制空権下にいる日本の陸戦部隊の補給は途絶します。
日本の陸戦部隊はそのまま飢えるか、徒歩で米軍の拠点に進撃して蜂の巣になるかの二択です。

>桜花
日本側のデータは無視した方が良いは自分も同意です。
秋水や烈風の試験計画を見ても、名古屋の大地震、時間の制約、米軍側の妨害(試作機は当然最優先目標)などがあり、まともに試験できる状況ではありませんでした。
時間と予算の制約無く、空襲などの妨害もない状況で試験ができた米軍側の資料の方が信頼できるのは当然と思います。

>大型潜水艦
日本の潜水艦が大型化した原因は、日本海軍が洋上給油に自信が無かったために航続距離を重視したこと、艦隊決戦に間に合わせるために水上速力を重視したことが原因と考えます。

まず洋上給油ですが、シュペー艦隊の先例などからドイツ海軍は洋上給油に自信があったのでしょう。
「潜水艦の燃料や物資が不足しても油槽船で補給すれば良いので、搭載燃料、物資は最小限で良い」という意識はあったと考えます。
それに対し、日本海軍は外洋での戦闘経験がほとんどありませんでしたから、「基本的に洋上補給は困難、潜水艦は基地まで戻れる航続力が必要」と考えたのでしょう。

また、日本海軍は潜水艦で敵主力艦を喰うことを狙っていましたので、どうしても速力重視&燃費軽視になります。その結果、ますます潜水艦が肥大化したのでしょう。

ちなみにドイツで最も多く建造された潜水艦7C型は10ktで8500海里(重油搭載114t)、日本海軍の巡潜乙は16ktで10000海里以上(重油700t)の航続距離になっています。

226

date 2006/11/27(月)08:59
uname betsumiya

subject re(5):航空撃滅戦というと

軟体金属さま

慧眼といったのは、従来の日本の戦史家と違う、または引きずられていないという点です。つまり、日本では飛び石作戦をニューギニアやフィリピンも含めて、「米軍」の戦略方針ととらえられていました(もちろん例外な方はいますが)。また同時に、米陸軍の戦略と米海軍と異なる二つの戦略があることを、当時の軍令参謀本部が見抜けなかったことの反映です。

ですから、軟体金属さまが仮に米軍史書を読んでいないとすれば、当時の日本の軍令参謀本部員より、米軍戦略を見抜けたということで特筆しました。

米海軍によれば(公認?)飛び石作戦はマキン・タラワ、クエゼリン・エニウエトク、マリアナ、パラオ、硫黄島、沖縄です。これらの作戦の特徴は短期間に1島全部の占領(つまり飛行場の崩壊)を目指したことで、空母機動部隊が戦闘期間中付き添い、攻撃の主力は海兵隊でした。これにたいし、ニューギニアやフィリピンは補給の断たれた日本軍にたいする長期間の剿討作戦であって、前進せずとも朽ち果てるのを待てばよいといった戦いでした。中心部隊は陸軍です。

硫黄島の米海軍が失敗だったかという点については、海軍長官フォレスタルが「ある母親にたいする回答」として説明しています。

 ある母親から。
「どうぞ神の聖なる御名にかけても、硫黄島のような場所で殺されるために、わたしたちの最も優秀な青年を送ることをやめていただけませんか。これらの青年にとっても、戦場の戦略価値からみても、過酷といえましょう。ある母親は気が狂いました。どうしてこの目的が、他の方法で達成できないのですか。これは非人間的であり、恐るべきことです」
 フォレスタル海軍長官の返書。
「一九四一年一二月七日、枢軸国によりアメリカは簡単な選択にたたされました。戦うか、敗北するか、その他の選択はなかったのです。そのとき以来アメリカは戦うことを選びました。そして、小銃、手榴弾をもった海兵または陸兵が敵陣に殺到して確保する以外に戦いに勝つ方法は残されていなかったのです。近道もより容易な方法もありません」

潜水艦の件はよくわかりました。燃料7倍積んでは厳しいですよね。でも、日本は燃料不足だったはずですよね。

別宮

227

date 2006/11/27(月)09:27
uname betsumiya

subject re(2):共謀罪

困ぺい糖さま

捜査手法として確かに、予防拘禁のようなものとペアを成すかもしれません。

過激派を例にとれば、かつて警察は「凶器準備集合罪」で木っ端をもって大学を出た過激派を集団ごと検挙しました。これは警察による違法行為(裁判所は合法としていますが、予防拘禁類似行為です)であり、かつあまり成功したとはいえません。なぜかといえば、現に過激派はまだ残っています。

こういったことを是認しているのは、日本人のノーミス、ゼロ・ディフェクト症候群のためではないでしょうか。すなわち、1回でもデモが成功(何をもって成功とするかは疑問ですが)したら、警察は権威の失墜と思ってしまうんでしょう。ですが、警察というものは「犯罪の実行」があって出動するもので、「犯罪予防」は司法権とリンクできず呼びかけにすぎないはずです。つまり「犯罪の虞」では、個人・集団にたいし刑法的措置を加えることができないのであって、これは現代刑法の柱で京大の滝沢幸辰が説いたところです。

ところが北朝鮮がミサイル発射準備をした段階で先制攻撃しろと説く人間は石破氏を含め多いですね。旧軍関係者でも、アメリカが臨戦準備を進めていたので、それを出し抜く(真珠湾攻撃)のは当然だと書いているのがいます。ですが、北朝鮮の場合であれば、第一撃の被害軽減のためのMDを実施し、報復攻撃力を準備すべきだという議論(軍事力増強)を崩してしまいます。何事にも批判はつきもので、為政者は批判ばかり恐れてはならないでしょう。アメリカでも9・11について(真珠湾攻撃をうけたことについて)、当時のテロ防止(戦争予防)体制がなっていなかったことをいう連中は当然います。

戦争や治安維持は、「敵に第一弾をうたれないように」ではなく「第一弾をうたれたら、すぐさま反撃する」という方が「予防」にも実はいいのですが・・・。たとえば、過激派の場合であれば、一度違法行為を起したらすぐさま「共謀罪」で幹部を根こそぎ逮捕し、指名手配すればよほど壊滅に近づけるでしょう。

別宮

228

date 2006/11/27(月)14:16
uname モー大佐

subject 日本の右翼

別宮先生

モー大佐です。『韓国の妄言』拝読いたしました。

数々の問題を抱えた朝鮮半島を安全保障の為とは言え、保護し併合したのは、これはやはり日本の名誉のためだったのでしょうか。

当時も議論はあったと思いますが、色々考えてしまいました。

さて、質問がございます。

「竹島」のところで日本の右翼の記述がございましたが、現在の日本の右翼勢力とはどのようなものなのでしょうか?

また代表的な右翼とは誰なのでしょうか?思い浮かぶのは石原都知事ですが、自民党の中川政調会長もそうなのでしょうか?

ご教示賜りたくお願いいたします。

モー大佐

229

date 2006/11/27(月)19:00
uname 渡来 静

subject re(2):井上成美評

 ワトソン様,mahan 様,別の所にフォレスタル氏の言葉が引用されていたのを
読んで,申し上げます。

 アメリカに,そこまで覚悟を固めさせてしまったのは,何だったのでしょう。 言わず
もがなですね。 しかし,それと同時に,アメリカ合衆国が世論の国だという含みもある,
そんな気もするのです。

 シュリーフェンは,大モルトケと違って,外交を当てにすることが出来ませんでした。
大モルトケは,ビスマルクが創った外交的枠組の中で戦略を練ればよかった。 つまり,
二正面作戦の心配をせずに済んだのです。 シュリーフェンプランに比べられるべきは,
山本プラン,もちろん真珠湾奇襲攻撃です。 どちらも,これをやれば自動的・必然的に
戦争になってしまう,という点で共通しています。 そして,どちらも,政治(外交)を
当てにしていないという所も共通しています。

 井上プランに救い(美点?)が有るとすれば,これを実行しても,自動的には日米戦に
はならない,という所でしょうか。

 先の大戦では,空母は過渡期の兵器だった,と思うのです。 複数の空母を集中運用し
航空攻撃だけで戦艦を沈めるなんて,すごい発想です。 アメリカ青年をどれだけ多く殺
せば合衆国は和を請うてくるか?という発想が無かったからという理由では,井上成美を
責められないでしょう。

 後知恵との批判を覚悟で言えば,日米双方の「出来る事/出来ない事」を緻密に比較
しておけばよかったな,と思うのです。

230

date 2006/11/27(月)22:15
uname 黒田長政

subject 別宮師、「良書紹介」に登場。

別宮さま

チャンネル桜の「良書紹介」を拝見しました。
インターネットで100円で見れました(笑)。水島総さん、強そうでしたね。見た目が(笑)。
一部から別宮師のネクタイが少しずれているのでは?と問い合わせが来そうですが、
一番正式なネクタイの結び方をすると、ああなるのだ、と一蹴してください。

明治以降、朝鮮半島の国家が緩衝国として機能してくれれば、日本は戦争する必要はなかった、
という意見に大きくうなずきましたね、私は。

伊都博物館でQ大本の「蒙古襲来絵詞」を見ましたが、三井資長が騎馬の長弓連射で蒙古兵を追い回す
部分は展示されていなかった…。巻物の展示する部分が間違っていた…。

黒田                           謹言

231

date 2006/11/27(月)23:15
uname betsumiya

subject re(1):別宮師、「良書紹介」に登場。

黒田さま

チャンネル桜の件、ありがとうございます。録画取りのときも三つくらいの角度から画面があるのですが、顔ばかり気になって、ネクタイは気づきませんでした。これからは注意します。

九大本は、『蒙古襲来絵詞』の数ある写本の中でもっとも優れている(ということは似ていないのかも)とされ、学校教科書の大半はこれですよね。でも、前原市教育委員会は価値がわかっているんでしょうか?また須玖・岡本出土の鏡は国宝だと思いますけども。国内出土のうち最大ですよね。まあ、合併後の市名を前原とするようでは、市民がわかっていないんでしょうね。当然、「伊都」にすべきと思うんですけれども。

もっとも、この間、田無に住んでいる人に保谷の先だっけと聞いたら「ウルヘー、西東京だ」といわれました。この地名情けないですが、田無【タナシ】よりいいですよね。

別宮

232

date 2006/11/27(月)23:28
uname betsumiya

subject re(1):日本の右翼

モー大佐さま

『韓国の妄言』読了の件ありがとうございます。その中の「右翼」ですが、韓国人の視点からはテロリストという概念でしょう。また韓国人にとっては「テロ」は価値中立のように思えます。

現代韓国人は日本政府が竹島について武力行使に出るとは思っていません。ここが韓国人の「甘え」のようなところです。つまり、日本からはいくらでも金が受け取れ、ただで技術は供与すべきで、いくら真似をしても構わないと思っているんですね。心情としては羽振りのよい庶子をもった老父というところでしょう。老父は庶子が嫡孫の応援をするのは当然だと・・・。

そして、過去・現在の日本政府はそれを受け入れているように見えるんですね。ところが、それに従わない狂信的国家主義者がいる。それが右翼です。そして右翼は漁船でライフルをもって竹島警備員を射殺しかねない、とまともに信じこんでいます。ですから行動を起した人間が右翼ということになるかもしれません。ただ、前述のように人間や国家を上下でしかとらえられない連中ですから、心底は『論語』でも見るしかわからないかもしれません。

別宮

233

date 2006/11/28(火)02:13
uname 黒田長政

subject re(2):別宮師、「良書紹介」に登場。

別宮さま

私はTVは見るほうですが、イギリス貴族に日本のTV局がインタビューしている時も、イギリス貴族の
ネクタイは少しずれていました。日本人同士のインタビューならば、撮影前にネクタイのずれもチェック
して直されるでしょうが、正統なネクタイの締め方はシンプルな締め方で、日本人のサラリーマンのように、
結び目がピッタリ真ん中に来るように時間をかけてネクタイを締めるのは、少し神経質だと思っていましたね。

「日高義樹のワシントン・リポート」という番組では、アメリカの閣僚や学者、大統領に近い側近、元側近が出演します
が、日本人の日高義樹のネクタイのほうが、きちんと真ん中に結び目がくるように締まっています。結び目の大きさ
も調整して気をつけているのでしょう。
キッシンジャーのネクタイもシャツの真ん中に結び目がきていなかった。
日高義樹の同僚のノバック氏のネクタイも結び目が真ん中ではない。

別宮師のほうが、欧米標準だと思います。

でもまあ、別宮師も気をつけると言われてますし、日本のTV局に出演という事なので、「郷に入れば…」という事
でしょうか。

私も父から教わった正統のネクタイの結び方で出勤すると、細かい先輩から「ネクタイ、曲がっているよ?」と注意
された事があります。心の中では、「オレのほうが正しい締め方をしているんだ」と思っていました。
別宮師が注意すると言われるなら、不肖、私も注意したいと思います。

塩野七生さんの文章に以下のような文章がありました。

ヨーロッパのTVが撮影でアラン・ド・ロンの食事の様子を撮っていました。しかし、NG連発。
撮影者はアラン・ド・ロンの食事マナーが定石にのっとりすぎているのが不満でした。
撮影者はアラン・ド・ロンが肝心のマナーを押さえつつも、すこし崩れた感じ、くだけた感じを出しているところを撮りたかった。
しかし、何度撮影しても、アラン・ド・ロンは杓子定規ではかったような食事をして、リラックスした感じが撮れなかった、
というお話でした。多分、相当昔の話のようです。

『韓国の妄言』第6章(P48〜)「渤海国は高句麗の末裔」とするのは韓国の民族主義史観の幻想だ、ですが、私が現役学部生時代
には、日本史の先生が講義で、「近年、韓国の学者の中には渤海と新羅の並立時代を南北朝時代とまで評する人まで出てきた」と学生
に知らせていましたが、あれから15年、とうとうかの地の教科書に載るまでになっていたのですね。

これは耶律氏の契丹(遼)が完顔氏の金に滅ぼされた際、耶律氏の王族・耶律大石が西走して、西遼(カラ・キタイ)を建国した事例
を参考にしている可能性があると思います。

黒田                              謹言

234

date 2006/11/28(火)09:09
uname betsumiya

subject 渤海・間島省

黒田さま

だいたい人間は見ていない土地に憧れることがあるんでしょう。現代韓国人のルーツは南朝鮮であり新羅、嶺南、慶尚道です。これを大半の韓国人を認めているんですが、また半分認めない気持ちもあるんですね。両方とれないときでも、子供のように両方欲しいとダダをこねる子供のようなところがあります。

韓国人は白頭山がどうしたとか、神話のような世界を信じたく、また旧満州国間島省一帯を自己の領土だと主張したいわけです。領土問題とは竹島も同様で、歴史問題ではなく、(違法な武力行使の前の)直近の占有者の問題です。間島問題については明治末に内藤湖南が歴史問題について的確な回答を出したのですが、それを現実政治にあてはめるという失敗をしたのが悔やまれますね。

渤海というのも狩猟遊牧民であって、新羅人である現代韓国人とは無縁ですが、38度線以南に閉じ込められた現在、夢のようなものを持ちたいのでしょう。これは実証史学でなく、相手にしても仕方がないですが、その程度でしか歴史に取り組めない、また言論の自由を理解できないという後進性はいかんともし難いですね。

そして室町時代、韓国人と軍事において対等であったのは対馬一島でした。今でも韓国は福岡県と争って勝てないでしょう。その福岡県の学校が日教組に占拠され、イジメ問題が頻発し、文化財保護に疎く、九州王朝だの福岡独自貿易だの韓国レベルの言辞を吐くのがいることがなんとも不思議です。実証史学では、福岡県は第2帝政ドイツにおける帝国発祥の地、東プロイセンだというと言い過ぎでしょうか。でも暮らすには、福岡は東プロイセンや間島省よりいいでしょう。ただ、ヒトラーは「ドイツ人でもフロリダに暮らせば、ダメになる」といっています。

別宮

235 削除
236

date 2006/11/28(火)19:43
uname ロック

subject re(7):井上戦略は何処が間違いか

ワトソン様
パソコンの故障などもあり返信が遅れました

井上構想が現実化したら面白かったとも思うのです
私は時代を先取りしすぎてコケた感じを受けるのですよね
もしかしたら 計画論の予想より早く二次大戦が起こってしまったのかもしれません
でも核兵器の登場は完全に想定外だとは思います

日本の潜水艦と大戦能力は何か変なのですよね 対艦戦闘重視としてもです
潜水艦が脅威となるなら 彼我共に対潜能力を上げると思いますし
日本海軍は一次大戦で学んでいるはずです
ですが日本海軍は潜水艦にかなり食われていますよねぇ

237

date 2006/11/28(火)22:33
uname mahan

subject 魔性の歴史

渡来様
井上にとっての海軍とは「攻めるに足らず、守るに足る」という対米抑止力の戦力を保持する機関だったと思います。
これ自体は各国共通の軍人の基本認識でしょう。その抑止力として戦艦戦力のパリティが必須なのか、それに変わる要素として
航空戦備を新たな変数として置くことができるか、が戦間期の論点であり、「新軍備論」の意義でもあったのでしょう。
空母と基地航空を井上は対置させましたが、史実の通りこれは補完関係であって、二択問題ではありません。
一つには戦艦と空母のランニングコストで、主力のはずの戦艦以上に補助戦力の空母のコストが上回ることがネックだったのではないでしょうか。
基地航空隊の一機あたりコストは空母機より割安との計算は軍政担当として無視できなかったでしょう。
ご質問の対米戦全般に関しては以外に簡単な理由と思われます。
日本海海戦以後の海軍は対陸軍の予算確保を至上命題として対米戦備を整備してきました(対ソ・対中ではあんな戦備は不要)
ところが一国相手の総力戦構想とは海軍の理解の外で、海軍の任務は日本海海戦をアメリカ海軍相手に再現すること、即ち漸減迎撃戦略
これのみと全海軍挙げて戦略思考を放棄してしまったからです。この点で海軍に有効なものは農家の牛でも海軍力として考慮せよ、といった
ニミッツのトータルウォーの認識に遥かに及ばなかったのではないでしょうか。

238

date 2006/11/28(火)23:23
uname 改名志願

subject re(2):別宮師、「良書紹介」に登場。

別宮さま
>もっとも、この間、田無に住んでいる人に保谷の先だっけと聞いたら「ウルヘー、西東京だ」といわれました。この地名情けないですが、田無【タナシ】よりいいですよね。
水稲耕作ではなく畑作に適しているからだそうです。増田悦佑氏ならば西東京に改名するとは地名の大虐殺だそうで、ダサくても無個性よりは良いでしょう。改名志願

239

date 2006/11/29(水)02:40
uname 高城

subject re(3):別宮師、「良書紹介」に登場。

棚志とか邦夜とかダメですかね?良い漢字に代えるのは、古代に国名とかで前例のある由緒正しい方法だと思うのですが。

240

date 2006/11/29(水)08:52
uname betsumiya

subject re(4):別宮師、「良書紹介」に登場。

改名志願さま 高城さま

元ネタは福岡県前原市が『魏志倭人伝』で伊都と呼ばれていたことです。『魏志倭人伝』の地名は対馬・壱岐といった小島を除けば、確定しているのは伊都くらいです。当然、『古事記』『日本書紀』より成立が五百年ほど古く、また美名ですからなんとも、という印象をもちました。

地名で残るものは美しいこと(かつて青森県に尻内というのがありましたが、住民の反対により変更になりました。ただ、中国語でそれはないと思われる長野県野尻は残っていますね。これはそこにある湖が美しいせいかもしれません)、所縁が古いことでしょう。そういったことで、地名を変更するときは古い形をなんらか残すことが望ましいでしょう。全国的にそうでない方法が使われていますが(でも住民アンケートで決めるのはいかがと思います。田園調布の周りがみな田園調布になり沼部はどこにいったんだ?となります)・・・。

別宮

241

date 2006/11/29(水)10:00
uname 二等兵

subject re(5):別宮師、「良書紹介」に登場。

別宮先生、皆様、二等兵であります。愚生は埼玉川口というところに
住んでいるのでありますが、昔、「弥平新田」なんて地名がありました。

これはあきらかに、江戸時代の「町人請負新田」の名残なのですが、
今は「末広町・寿町」なんて地名に変わってます。この辺りの基準は
何処にあるのでしょうか?なんか納得できません。話は飛びますが、

軟体金属様、ご指摘のごとく「新藤議員」は川口が選挙区です。
私も支持者です。お恥ずかしい話ですが、川口は例の「拉致」
の本場でもあります。有名な映画「キューポラのある街」を
観ると、あの中で「帰国運動で帰る北の人達」が川口駅頭で
隊列を組み、皆で愛国歌を合唱しながら、特別列車に乗り込むという
有名なシーンがあります。(そのくらい、あちらに人が多かったのです。
あまり言いたくありませんが、鋳物工には多かったのです)

実際私も兄と二人で幼い頃、見物に行った事があります(拉致されないで
良かった!)あの人達はもう誰も生きていないのでしょう。

先生新刊拝読しました。次の新刊待ってます。

242

date 2006/11/29(水)13:11
uname モー大佐

subject 北朝鮮の核兵器について

別宮先生

モー大佐です。ご教示ありがとうございました。

ソウル五輪の翌年にゼミで韓国旅行した時、韓国人ガイドより「韓国に禿山が多いのは、日本軍が伐採したからです」と
説明を受けました。植林していれば独立後40年で林にはなるはずなのに、なんか不思議なことを言うなと感じました。

先生。たびたびの質問で恐縮ですが、北朝鮮が核兵器を持つ理由には、中国への威嚇もあるのでしょうか?
宜しくお願いいたします。

(すでに話題に出たのであれば、ご容赦お願いいたします。)

モー大佐

243

date 2006/11/29(水)13:16
uname とある後輩

subject 大銀行と日本経済

別宮様、お久しぶりです。とある就活生あらため、とある後輩です。
以前は、アドバイスありがとうございました。
大銀行について、またいくつかお伺いしたいことがあるのです。

最近、大銀行が軒並み高収益を上げているそうで、批判の対象となってます。
それでいて税金払っていないと。
「公的資金もらっといていい気になるなよ」的批判の対象となっていて、
新聞等だと、「大銀行の搾取のせいで景気回復実感がわかねーんだオラ」

などとまで言われていて、もうすぐ同業者となる身からすれば
ちょっと言い返したくもなります。
一方銀行側は「貸し倒れ引当金が戻ってきただけだよ」と弁解していますね。
これもなんとなく理解ができます。(内定先はそのことに一切触れてませんでしたが)そこで、

@銀行の高収益は本当なんでしょうか?またその原因に関して
銀行側の弁解をそのまま信じていいんでしょうか?

Aまた、その高収益を還元すべきだといわれていますが、銀行というのはそんなに
恣意的に還元するかどうか(つまり、儲けをどう配分するか)を決められるものなのですか?

B新聞の「大銀行搾取論」は正しいんでしょうか?銀行はそんなに
日本経済にゼロサム的な立場なんででしょうか?そこまで非難を受ける
筋合いのものなのでしょうか?

何か、「そんなもん銀行員になる前にしっとけ、馬鹿!」と怒鳴られてしまいそうな
物ばかりで恐縮ですが、
よろしければご教示いただけないでしょうか?

これだけではなんなので、、、別宮様の「韓国の妄言」購入して拝読いたしました。
実は自分は朝鮮半島専攻でして、、、
古代史、中世史には詳しくないもので、大変参考になりました。
ハングルが不合理な文字システムというのはその通りです。
一つ私見を述べさせていただくと、中国語もそうかもしれませんが、外来語と本来の言葉の
区別ができないんですよね。日本語で言うカタカナ、英語で言うイタリック体や大文字のようなものが
存在しないんです。前に韓国語の本を読んでいて、どうしてもわからない部分があって1時間ほど
唸っていたら「ツァラトゥストラ」だとわかって鬱火病を起こしそうになりました。
日本語でも、
「うぃんどうずがふりいずしたらこんとろうるきいとおるときいとでりいときいをおせ」
といわれてもわかりにくいですよね。

実は、ご著書の中でご批判なさった辛女史の授業を受講したことがあります。
彼女は徹底した左派、ジェンダーフリーのようなことを言っていて、
「あなたたち男は本当にかわいそうです」といわれ、これも頭にきました。
男女同権と、男を哀れみの目で見つめることは全然違うと思うんですが。
企業の研修の人権啓発って、こんなことをやるんでしょうか?不安です。

244

date 2006/11/29(水)18:04
uname 黒田長政

subject re(1):福岡の傾向。

別宮さま

以前、福岡出身の学者の塚本学さんが、Q大で「福岡はアジア交流を県是としているが、戦前は、
大東亜共栄圏の中心・福岡と主張していた事をお忘れなく」という言葉を紹介しました。福岡の
あり方について議論を深めるために紹介したのですが、某氏から塚本学という学者は問題のある
学者だ、とうスレでグチャグチャな議論となり、訳がわからなくなってしまいました。

中学生ぐらいで、世界地図帳を開きながら、「ほ〜ら、福岡県〜東京都までの距離と福岡県〜上海は同じ
くらいでしょう?韓国のソウルはもっと近い。中国、韓国とは仲良く交流しなければなりませんね〜」
と教師から言われると、生徒としては疑問に思いません。

同じ頃、鹿児島県の学校では「東京の一流大を目指せ!最低でも鹿児島大学を目指せ!」と生徒は叱咤されて
います。

この距離が近いから交流しなければ、という考えはある年代から下の人には耳に入りやすいようです。
なぜなら、福岡県が(中韓の)外国人犯罪に直面している、という現実はなかなか報道されなかった時代があったからです。
役所もその手のトラブルの蓄積があるのにおおやけにしない。

角川の地名大辞典の福岡県版の帯は「福岡の反骨精神」という言葉がおどっています。編者が佐賀県出身だから、
福岡県人を冷静に観察した上での評価でしょう。
(編者のQ大の一部では、郭沫若と向坂逸郎の「遺徳」を語り継ぐ「語り部」がいます)

福岡県は部落解放同盟の勢力隆盛地です。大学で教職課程を終えて卒業間際・教員免許取得前になると、
同盟から人が来て「特別講義」を行います(教職課程に入っていない)。私が掲示版を見落として出席しなかったら、
大学職員から「どうして来なかったんだ!(彼らの機嫌を損ねたくないんだ)」と怒られました。

私がクルマ販売業に就職すると、ヤクザの名刺そっくりの極太筆書体の部落解放同盟の名刺を出して常識外に値切ろうとする人がいました。
学校の同和教育は奇麗事だけでした。

「尊族あれば賎族あり」が彼らの天皇制批判の合言葉ですが、カースト制のインドに天皇がいない事を勘案すれば、真実ではない。

黒田                                謹言

245

date 2006/11/29(水)19:55
uname 改名志願

subject re(4):別宮師、「良書紹介」に登場。

高城さま初めまして改名志願です
地名は美しい方に変えるとはいっても、その土地の来歴とかもありますが特徴を表して(川筋、○潟など)いることが多く、地震などの危険度がわからなくなってしまいます(だから変えたいのだろうか?地価が下がるとか)。改名志願

246

date 2006/11/29(水)21:25
uname 軟体金属

subject re(2):福岡の傾向。

黒田様

横レス失礼します。軟体金属であります。

>「近いから交流すべき」
確かに、福岡県から見れば東京よりもソウルが近くにあります。
しかし福岡県で使われている言語は韓国語ではなく、完全な日本語(東京や青森、札幌でも使われている)です。
つまり、福岡人は距離的に遠い地域と同じ言語を使っていることになります。
人間関係においても、隣の家に住んでいる者より、趣味の合う友人と付き合った方が互いに楽しいということは良くあることです。

日教組に「近いのだから仲良くしなさい」と言われた中学生は、このような点を疑問に思わないのでしょうか?

・・そもそも、私が中学生ぐらいの時は教師のアラを捜して喜んでいた記憶があるぐらいでして・・
日教組教員が洗脳を仕掛けてきたら、逆に反発する生徒も多いような・・・なんとなくですが・・

247

date 2006/11/29(水)21:56
uname 軟体金属

subject re(6):別宮師、「良書紹介」に登場。

二等兵さま

同郷人(生物?)軟体金属であります。

川口で拉致があったという話は、今は亡き大叔母から聞かされたことがあります。
ただ、聞かされた当時はネットも無く、朝日新聞や日教組が強烈に言論弾圧をしていましたので、話す方も聞く方も半信半疑でした。

自分の先祖は横曽根村の出で昔から川口市に居たのですが、
川口の鋳物工場は、人を雇う時に身分や出身を気にしなかったため、外国人や被差別部落出身者が多かったと聞きます。
大叔母が「元の出身がどこだろうが川口に来たら川口市民じゃ!!」と語っていたのが懐かしいです。
残念な事に、朝鮮人には恩を仇で返されました。

>地名の件
今でも東スポのあたりに弥平という地名は残っているのですが、昔はもっと広かったのでしょうか。
私の本拠地の東川口でも、戸塚地区に東川口の地名が割り込んできているので、戸塚の面積は以前より減っているようです。

248

date 2006/11/29(水)22:20
uname ウルトラザウルス

subject 井上戦略を実行した国

ロック> 井上構想が現実化したら面白かったとも思うのです
ロック> 私は時代を先取りしすぎてコケた感じを受けるのですよね

 超人ロック賛江>ソ連がその実例です。
 旧ソ連海軍では、主力を潜水艦と航空機に置き、水上艦は補助艦艇(巡洋艦や駆逐艦ですら)扱いでした。
 海軍なのに、水上艦艇が「補助」?理解できなくもありません。強大な空母機動部隊を有する米海軍に対抗するに、同じ機動部隊を保有できない(5軍種中最低の地位にあった海軍に、そんな資源は回って来ない)赤色海軍は、ハンターキラー潜水艦と空対艦ミサイル搭載の陸上攻撃機を重視せざるを得なかったでしょう。
 でも、これで実際に第三次世界大戦に突入したら、東西の海洋戦は、完全なワンサイドゲームだったでしょうね。

ロック> ですが日本海軍は潜水艦にかなり食われていますよねぇ

 分っちゃいるけど止められないのは、植木等ならぬ官僚主義の常でしょう。

249

date 2006/11/29(水)22:27
uname 困ぺい糖

subject re(3):福岡の傾向。

黒田長政様 軟体金属様

日教組教育の牙城、某県で教育を受けた経験ですが、団塊くず教師が既成権力への反抗をあまりに強く言いすぎたために、時代を先取りして一世代早く荒れる教室が実現しました。

今のいじめ云々なんか裸足で逃げ出すようなジャンクシティが県庁所在地の学校に出現したわけです。教師をぶん殴るなんざしょっちゅう。族に入るのはもう通過儀礼、バイク転倒で病院に担ぎこまれるのが数知れず、です。いや、麻宮サキみたいのもいたぜ。

今なら、「ここはベイルート?それともモガディシュ?」とつぶやきたくなるような。

子供と言うのはとにかく、自由にしなさい、なんていうと黒騎士中隊のバウアー大尉に行動の自由を与えるようなもんです。

外国との距離感ですか?中部地方でアカマル軍オタ教師にソ連赤軍の優越性を叩き込まれ、今でもT-34が世界最強だと思ってるフシが多少にじむことがありますが、それでも周囲の大人の薫陶よろしく、露助や支那人は悪い奴らで朝鮮人はズルイとしっかり染み付いておりますが。

ただ、東京=比島よりも東京=モンゴルのほうが近く、長距離重爆が1939年までに実用化していれば、ノモンハン反攻に間に合ったと気が付いたときの衝撃のすごかったこと。

困ぺい糖

250

date 2006/11/29(水)22:43
uname ウルトラザウルス

subject 辛子玉の正体

とある後輩> 実は、ご著書の中でご批判なさった辛女史の授業を受講したことがあります。
とある後輩> 彼女は徹底した左派、ジェンダーフリーのようなことを言っていて、
とある後輩> 「あなたたち男は本当にかわいそうです」といわれ、これも頭にきました。

 私なら、この言葉を聴いた時点で、「バカヤロウ、この男日照りの狐目不細工女!」と叫んでいますね。

とある後輩> 男女同権と、男を哀れみの目で見つめることは全然違うと思うんですが。

 辛子玉(あるいは、辛玉らん子)は、親から虐待された経験を語っているといいます。辛子の男性に対する憎悪の根源的な理由は、ここにあるのでしょう。
 実際、子供の頃はこんなに貧しかったという『せっちゃんのごちそう』という本まで出しています(NHK出版)。自分の不幸な生い立ちを隠す必要はないが、商売道具にするのはどやろか?(いっちゃなんだが、小作農だった折れの父方の実家は、昭和30年代まで白米が食えん買った。だからといって、それが本になるようなことではない。)
 辛子の差別意識は、在日韓国・朝鮮人が絶叫する「日本人の差別意識」の裏返しです。問答無用で、韓国・朝鮮人であれば日本人より優位にあると信じている。儒教体質が、在日二(?)世になっても抜けきらない腐った人格なのでしょう。
 辛子の名文句「自衛官は低学歴だから、治安維持を任せたら危険」。大卒の隊員は珍しくないご時世で、しかも高卒の警官だって仰山おるのに……
 こういう輩を沢山育ててしまったことは、戦後の日本の失敗の一つです。

とある後輩> 企業の研修の人権啓発って、こんなことをやるんでしょうか?不安です。

 人権啓発というより、完全な企業ゴロでしょうな。東京三菱銀行ですら、大阪では同和団体、飛鳥会の会長と裏で通じていて、それを同和対策にしていた。
 企業の中には、「人権問題」に過度に神経質になったところもあり、これに便乗する時流商売を繰り広げているのでしょう。