過去ログ151-200

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date 2007/8/1(水)22:08
uname 一読者

subject Re:ロック氏

過去に実力をもって都合のよい「ケース」を作りあげてきて、
しかもそれを解釈するのも英米自身(というケースがほとんど)だというのですから、
「独占物」の呼び方もあながち大きく外してはいないかもしれません。

なお、日米開戦についての考察ですが、
「経済制裁くらいで」
のような楽な思考はしない方が良いと思われます。
米国の弁護士なら「加害者(日本)」が当時置かれた状況を(時に自らが被験者になって)再現し、
その実地の説得力をもって法廷を闘うでしょう。
日本人であればそのくらい我が国の立場に立って真剣に考える必要があります。

なお、この板で「それでは北鮮と同じ」みたいな反論を何度か見かけましたが、
北鮮が持つ強い「悪」のイメージを以って相手の主張を貶めようとする意図があるならば、
厳に慎むべきです。

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date 2007/8/1(水)22:17
uname 困ぺい糖

subject re(2):侵略の定義

c-ROMさま

国際法学会の重鎮であられた某氏の講座をとったことがある私の意見としては、あまり文言に引きずられないことをお勧めいたします。
この先生をはじめ、国家というものの権能を過少に見ます。したがって、相手の領土を冒し、政治独立を脅かすのが国家でなく任意団体だという定義も成り立ちます。つまり、戦争は革命集団やアルカイダのようなテロ団体も起こしうるという定義なのですね。

しかし、これはここでも何回も出ましたが、誤りです。任意団体の起こすテロとは殺人器物破損の大規模なものでしかなく、戦争行為ではなく鎮圧の対象です。そして、土地を占拠したりするなら、これは実力排除を四の五の言わずに遠慮なくやってしまえることになります。
つまり、結果として土地の占拠や相手政府の転覆に至ったとして、これはあくまで現象に過ぎず、行為を定義したものではありません。

さらにかいつまんで言えば、このような結果招来を望んで計画を立てて実行できるのは国家(国軍)だけとなります。その国家のそのような行為をAGGRESSION(=侵略)と呼ぶというのは、何も別宮氏に限らず、元々はこちらのほうが欧米では主流でした。

これが本邦初めいろんな国で転んだのは、ひとえにマルクス=レーニン主義の影響です。つまり、来るべき世界においては国家の桎梏はなくなるべきだというインターナショナリズムが底辺にあります。

したがってかの先生初め、国際法学会の皆さんはみんな国連万歳です。国連決議こそが国家の行為に優先するという考え方ですが、現実はどうかは、最近の体たらく見ればわかりますよね。

困ぺい糖

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date 2007/8/1(水)22:22
uname 次郎丸

subject re(4):侵略の定義

c-ROM様

 たしかにこの言葉に刷り込んでしまったイメージに、今日の日本人を難しくするポイントがあると思います。私は小学生の時から歴史が大好きで今日まで至っていますが、大学を卒業後にこちらのサイトを見てはじめて救われた思いをしております。「戦争を知らない子供たち」さえ知らない世代にとっては、たいへんな遺産であります。21世紀にイデオロギーに不自由となった言論は淘汰されていくのではないかとも思えます。少なくとも世論を見ればよりリベラルになりつつあるように感じられるのですが。

         次郎丸

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161

date 2007/8/1(水)23:26
uname 一読者

subject Re:困ぺい糖氏

別宮氏の見解を欧米の主流であるとし、
その上我が国の国際法学会にマルクス主義のレッテルを貼るのは一体いかなる根拠に基づいてのことでしょうか?

そもそも、相当の議論を重ねて考え抜かれて作られたであろう辞典の定義に対して
「あまり文言にひきずられないほうがいい」とはおかしくないですか?

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date 2007/8/2(木)02:02
uname ロック

subject re(1):Re:ロック氏

一読者さん

大きく他国とかかわらねばならない大国なら当然かかわる機会も多くなります
回数で英国は多いですが日本も相当判断をする立場にありましたし実際に行ってきました
ベルサイユ条約 ワシントン条約なども好例ですね
関わり無かったら呼ばれもしませんし参加も出来ません
独占物というのは英米以外に関われないという事ですが
日仏独も過去には関わっている事は事実です
この時点で独占物というのは否定されるべきことでしょう

経済制裁は真剣に重く十分以上時間をかけて考えても「そんな程度」のことです
何故ならまだ交渉は続くからです 開戦するまで戦争ではない
必ず交渉する機会はあります
戦争になったら交渉は停戦 降伏 降伏勧告くらいなものです
それと日本は勝てると思ったから交渉を打ち切って開戦したわけですね
普通に考えてみましょうよ
仲が悪い米屋が米を売ってくれないからといって 今なら勝てると暴力をふるいますか?
このままでは衰弱するからと自宅から包丁もってきて襲うのと大して変わりません
米屋が刃物を持ってきて攻撃態勢に入っているなら 逃げるか戦闘体勢をとるかを迫られるとは思いますけどね
米国は軍事的な挑発もしていないですし 日本を攻撃する必要も感じていなかった
それを日本は刺しちゃったわけです
貴方の主張を要約すると「被害妄想からの自己防衛拡大解釈攻撃は認められる」という事です
でもこれには賛同できませんね 少なくとも近代以降の世界では認められないでしょう

それと「日本人であれば」という言い方 これは気に入りませんね
日本国籍を持った人間ですから私は当然日本人です
しかしその言い様ですと
「同じ意見でなければ日本人ではない」という主張も見え隠れします
これ戦前の全体主義者が良く使った表現ですよね
あまり良い使い方ではないのでもう少し考えた方が良いですよ

北朝鮮の善悪は問題にしていないのですよ
貴方の主張では北朝鮮は日本を攻撃する正当性を持つ事になります
「それでも良いのですか?」ということです
それでも良いとするなら「本当に日本人として ルールとしてそれでも良いのですか?」と更に詰め寄る所存です
「北朝鮮は経済制裁を理由にして日本を先制攻撃しても本当に良いのですか?」と聞きます
ここで「はい」と答えたら もう話すべき事はありません

最後に
先進国の多数の賛同があれば先制攻撃も容認されるでしょう
英仏独露米の支持を北朝鮮が取り付け事が出来たのなら 日本への先制攻撃も考えられます
しかしどの国も賛同しないでしょう

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date 2007/8/2(木)02:11
uname ペルソナ・ングラータ

subject こりゃ、そろそろ終りですかね。

残念ですが、「北朝鮮と同じ」は、そのままでしょう。それが良い悪い、とか、印象操作、とかの問題では無くて、歴史的な定番事象だからですね。

当時の経済制裁は、私が見る限り「言うほどたいしたものではなかった」のも正しく、一方政治家にとっては「危機的状況」だったのも正しいでしょう。とくに作戦でアブラをたくさん食う某省にとってはねぇ。今でも日本の省庁は財務省が「消費税を今すぐ上げないと財政破綻だ」とか、同じような国民に対する情報操作をして喜ぶ体質は変っていないんですが。

つまらない感情論なんかでは、話は進みませんよ。上手くこの辺りの実例を挙げて真摯に書き込みをしてもらわないと、誰もあなたのご相手ができなくなるでしょう。

ペルソナングラータ

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date 2007/8/2(木)02:29
uname ペルソナ・ングラータ

subject re(4):侵略の定義

C−Romさま

定義が曖昧、というより、時間の流れなどの要因、イデオロギーからの影響等々で、毛色がまったく違った概念が混ざっていて、辞書の上では一つにまとめられない、という事でしょう。「侵略戦争」における「侵略」の定義と、その概念の存在前からあった戦争における「侵略」「侵略者(国)」の定義が一緒にはなりようがないので、ややこしいのでしょうね。

ただ、間違ってるかもしれませんが、法概念にまで「侵略戦争(他国の領土などを掠め取るために侵略する戦争)」云々の影響がでてきたのは、ベトナム戦争の辺りじゃないですかね。もう少し早い(遅い)かもしれませんが、間違っていたらすみません。

ペルソナングラータ

165

date 2007/8/2(木)02:38
uname SLEEP

subject re(1):こりゃ、そろそろ終りですかね。

ペルソナ・ングラータさま、ロックさま、みなさま

たいくつだ様には申し訳ないですが、たまにはこういうのも面白いですね。
もっとも、同じことを繰り返すなんてどんだけ暇人だよ?!という気もします。
ついでにCさんも相変わらずお元気なようでなによりですねw

読んでて思いますのは、なんと言うか自分の考えがない、或いは答えを出す気がない、ということです。
日本人が海外で拉致されたら?とか、戦勝国の一員として裁判を運営する立場になったら?というような心構えや気概がないようですね。
ただの無責任な外野の声、あるいは、話せばわかる射殺反対!の瑞穂レベルでしょうか。

でも逆に言えば、そうした責任を英米が中心になって担ってきたからこそ今の国際法があるんですよね。幾多の失敗が現在に繋がっているという現実を見ようともしないのが不思議です。近衛文麿と同じく英米中心の国際秩序にカンシャクする!!!!11!!ですかね?まあ永遠にこういう手合いは残るんでしょうが。田中メモランダムを信じ込んで「日本は一貫して侵略意図を・・・」とかぬかす中国人を笑えませんね。

SLEEP

166

date 2007/8/2(木)02:44
uname c-ROM

subject re(3):侵略の定義

困ぺい糖さま

なるほど、参考になります。
この国際関係法辞典の侵略の定義を書いたのは森脇庸太という人のようです。文章の最後に小さく名前が書いてありました。
侵略の定義はどんなふうにもできると書いた後、正戦論の破綻を述べて、後は、第一次大戦後から、国連で侵略の定義をどのように扱ってきたか、経緯を書いて終わっています。
辞典のため、字数が限られているとしても、やはり腑に落ちないですね。

c-ROM

167

date 2007/8/2(木)06:13
uname たいくつだ

subject re(3):侵略の定義

困ぺい糖さん

むかし、とある掲示板での左翼のアフォーな議論を追っていた時に、ある解釈が広辞苑に書いてあるのだから正しい筈だという主張をみて大笑いした事があります。
また岩波新書に書いてあるから正しいとの論もありました。

一読者のオツムのレベルと同様ですね。
もっとも彼の場合は苦しまぎれの何でもありですから。

以前と変っておりませんでしょ。彼ははなから議論する気はありません。

168

date 2007/8/2(木)08:23
uname betsumiya

subject re(1):「侵略」という言葉が誤解を招き易い

初心者さま

侵略"Aggression"は、戦争の方法も示します。相手に武力攻撃されたりテロをかけられたりしたときを除いて、紛争を武力で解決する、すなわち先制攻撃(奇襲)によって緒戦で戦争に有利にたって解決するというのが悪いとされたのは第一次大戦からでしょう。

シュリーフェンプランによる第一次大戦、ファルケンハウゼンプランによる支那事変、ヒトラーによるポーランド侵攻が先制攻撃の代表的手法です。特徴は全部ドイツ国防軍がつくっていることです。そして敵軍はみな混乱に陥ってますよね。フランス軍は霧のアルデンヌをウロウロしました。日本の第6師団は山東半島に上陸後、上海に転戦です。ポーランド軍は動員完了前に突破され一網打尽でした。

最後はドイツっぽいのは、みな負けていますから、侵略(先制攻撃)戦争やると、同盟国がなくなり世界中を敵に回しかねないとなったんでしょう。それにちょっとせこいでしょう。

宣伝で戦争に勝とうとするのは共産主義者ですが、朝鮮動乱の先制攻撃について、日共、中共、ソ共は李承晩とアメリカによる先制攻撃といったんですね。私の師匠にあたる先生が経済史学会で疑問を呈すると、怒鳴るは暴力を振るうはで、ひどい状態だったようです。大声で脱会をいってみたり除名をいってみたりで議論をせず、「印象批評」(南が悪いでしょう、の類)「党派批評」(まず党の言い分に忠実かどうかを基準とすべきだ)が横行したんですね。日本ではまだこのときの傷が治っていません。

荻原遼という元赤旗記者の方が3年間ワシントンの公文書館に通い、押収資料を調べ、たんねんに北朝鮮の先制攻撃作戦計画の文書を積み上げ、北朝鮮先制を立証しました。これは重要な業績ですが緒戦の戦闘推移でわかりますよね。そのあと、論争に敗れると戦場論とか出してくるんですよ。大概の学者は根性がありませんから、逆らわないんですね。准教授になりそこなったりもしますからね。

別宮

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date 2007/8/2(木)10:31
uname 一読者

subject 再度ロック氏に申し上げます。

「独占物」の件はどうやら平行線のようです。
日本やドイツも関わったというのはその通りです。
しかし、少なくとも大戦終結直後の場面では敗戦国として一方的に裁かれたのであり、
微塵も"関わっ"てなどいないことをご指摘いたします。

真珠湾の件については、あくまで深入りした議論を避けたいと思います。
ただ、頂戴した次のご批判、
(それでは)「被害妄想からの自己防衛拡大解釈攻撃は認められる」(という主張になる)
これはいかがでしょうか?

おそらく史上最高の情報収集および分析能力を誇るアメリカの戦争にすら今から見れば「被害妄想」と言えるような開戦理由はいくらでも見出すことができます。
まして、当時の日本はどうだったでしょうか?
やはりそこには、当時の日本人の視点でどう見えていたのか?それにはどんな背景(理由)があったのか?を考えて見る必要があるようです。
「経済制裁はたいしたことない」と客観的におっしゃいますが、当時の日本人に与えた焦燥感も大したことがないとお考えでしょうか?
また、「アメリカは日本を攻撃する必要を感じていなかった」と、これまた今だから分かる"歴史的事実"を述べられておりますが、当時の日本人はアメリカの悪意※をヒシヒシと感じており、そのことにはそれなりの根拠があったとはお考えになりませんか?

北鮮の件も、「国際法上認められていれば何をしてもよい」、「今、北が攻めてくれば国際法違反だ」という程度の考えは現実への役立ちは少ないものと思われます。
とりあえず軍事的には我が国が優勢でも、北鮮にとっての死活問題を把握せず、むやみにそこに触れれば戦争が起こる可能性は現実としてあります。
そこでのルールの役立ちは、せいぜい終戦後に金正日を平壌で裁く時に便利であるくらいでしょう。

※ルーズベルトがサインして実行寸前だった「日本奇襲案」についてのドキュメンタリーです。
 もしお時間の都合がございましたら、「後半」の最後だけでもご視聴下さい。
 当時のアメリカの「悪意」に現代のアメリカ人があきれ返る様子が映っています。
 
(前半)http://www.youtube.com/watch?v=C1cX_Fr3qyQ
(後半)http://www.youtube.com/watch?v=2Uf_3E4pn3U

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date 2007/8/2(木)11:34
uname betsumiya

subject アクセス禁止について

一読者さま

あなたの論理は基礎から間違えている上、おそらく自身で誤りに気づいていると想像します。その場合は党派的確信であって、気づかなければ中学生以下の基礎学力ということになります。

まず「法」というのは、君主も従わねばならないもので、国際法について英国女王・首相も従う必要があります。米国大統領については、合衆国憲法が優先されます。ともあれ「法」や「法解釈」をどこかが独占することは、世界が中華皇帝に支配されることを望み「中華皇帝」ならできるというようなもので、今の世界からは失笑でしょう。あなたに三権分立といっても知らないか、ブルジョワ法で関係ないということでしょうか。日本国民が国際法違反(条約違反)をやると国内裁判所で裁かれますから気をつけてくださいね。

次に「被害妄想」とは、一体誰がなるんですか?戦争を始めるのは一握りの人々です。普通は5人以下です(首相・陸海相・外相・参謀総長)。大国のこういった地位につく人は、確かに愚か者もいますが、それでもあなたよりは「はるかに」知力は上です。もちろん私より上でしょう。開戦閣議で「妄想」にかられる閣僚などいません。冷静に判断して、この作戦計画をやれば勝てる、またはやらねば国家が滅びると思い込んで作戦計画を発動させます。

国民が戦争に熱心になるのは、それよりあとなのです。指導者が「悪意」を感じて戦争始めるというのはおかしいでしょう。あなたの熱心な「大義」「口実」「悪意感」で圧倒されるのは、あなたのレベル、国民のレベルです。ここの投稿者は、そういった「民俗学」のようなものに興味はなく、「指導者がなぜ」を考えているんです。

国際法について理解も根本から間違えています。ハーグ国際司法裁判所があって、小和田氏(アメリカ人は前述の事情で加わらない)が所長です。ですが、この裁判所も強制力はありません。ただ、どちらに国際法上の正義があると審決を下すことはでき、有利な判決をもらった国は、味方を得やすく、相手国と開戦したところで、非難をうけたりしないでしょう。

経済制裁とか通商摩擦など戦争となんの関係もありません。経済制裁を戦争の大義の中に含むことは希に起きますが、生死がかかる戦争をやるとき、モノ・カネの話をしても唯物論(物質主義)を信じる以外の国民は感動しませんよね。それと、if小説とか参謀本部の作戦計画、政治家の私的案というのは、いくら今の人々が感動しても、じっさいに起きた戦争とは何の関係もないことはわかりますよね。殺人計画書をつくっても、殺人に及ばねば関係ありませんよね。かつその種の文書・新聞記事はいくらでもあります。そのうちの一つを出して「参ったか」といわれても、普通の大人はキョトンとしておしまいです。

反論し尽していると思いますが、あなたのマメさには感動です。ただ北朝鮮やタリバンの議論は国内法違反を主張しているように聞こえます。大方の人は読むだけ迷惑すると思います。従って、あなたのHNの投稿は今後、無条件で削除します。

別宮

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date 2007/8/2(木)17:15
uname 国民自由主義者

subject 食料自給率の疑問

  皆様
 日本は食糧自給率が低い、これをあげなければならないという議論を耳にする。
安全保障上または他国が不作で日本に輸出する食糧がなくなる可能性があると。
 しかし、私の知り合いで有機無農薬をやっている、米国の薬着け農産物反対の
農家の話を聞くと、自給率はいみがないのではという。
 なぜなら、現代の農業は大量のエネルギ−が必要で、たとえ、日本人の供給をまかなう
すべての食料を生産できたとしても、エネルギーを海外に依存している以上、自給率を云々
していてもいみがいないのではというのです。肥料も海外から輸入している現状を考える
と、日本において自給率を云々するのは無意味ではというのです。
 疑問に思うのは、自給率が高いといわれるフランス、ドイツなどの国は、食料生産に使用
されるエネルギーは自国内で自給できているのでしょうか?風力、太陽熱発電でも利用して
いるのでしょうか?

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date 2007/8/2(木)19:23
uname とびいり

subject re(1):食料自給率の疑問

仰るとおりです。
食糧自給率200%を超えるフランスも石油などのエネルギーを海外に依存しています。
が、自給率という指標が意味がないかといえば決してそうではありません。
完全にエネルギーその他、供給を絶たれても効率は落ちるものの、食料の生産は可能です。
単純に収穫が0.5倍になるとして、その際ベースとなる食糧自給率が高いに超したことはありません。
フランスなら200*0.5=100%ですが、
日本だと40*0.5=20%となり、
結局江戸時代程度の人口しか賄うことは出来ません。
日本は食糧政策も人口政策も致命的に間違ってきたと思います。
また、戦後フランスの態度がやたらとでかいのも、核戦力と相まってこの食糧自給率の高さに依存していることは明らかでしょうw

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date 2007/8/2(木)20:05
uname 軟体金属

subject re(2):食料自給率の疑問

国民自由主義者さま、とびいりさま

横レス失礼します。軟体金属であります。

私もとびいりさまと同様、食糧自給率は意味のある指標だと考えます。
国民自由主義者さまが仰られるとおり、天災や戦争などで食糧輸入が困難ならば、石油や石炭の輸入も同様に困難であり、
食糧生産に使えるエネルギーがなくなってしまうというのはご指摘の通りと思います。

ただ、フランスなど元々自給率の高い国は、残ったエネルギー(人力含む)をすべて農業生産だけに費やせますが、日本はそれに加えて農地開墾の必要も出ます。
したがって、仮にエネルギー輸入が途絶えても、食糧自給率は意味ある指標だと考えます。

ちなみに日本ですが・・。
日本のエネルギー自給率は、原子力以外(水力、地熱)で4%、それに原子力を加えると16%となります。
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2006EnergyHTML/html/i2110000.html
原発フル稼働+石炭増産したとしても、一次エネルギー供給量は今の20〜25%程度に落ち込むでしょう。
と言いましても、1950年代まではその程度のエネルギー供給量で頑張ってきたのですから、十分な準備期間があれば餓死者続出という事態は避けられる・・と期待します。

それに比べ、フランスのエネルギー自給率は50%弱。食糧自給率も高いですので、鎖国をしても原発の燃料切れまではやっていけるでしょうね。
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2006EnergyHTML/html/i2210000.html

179

date 2007/8/2(木)20:30
uname Taquonoss

subject 大陸法と英米法

はじめまして、タコノスと読んでください。

大陸法と英米法に関しての話題になりましたが、その違いを書いてみます。
自分なりの解釈で自信がありません。おかしい所をご指摘下さい。

大陸法系は日本でも用いられている法体系で文章で法律を書いてあります。
この文章を解釈する事で法律を運用します。成文法という奴です。
悪法もまた法なり、とする考え方です。演繹的な法の考え方ですね。

さて、一方の英米法系は社会で営まれている慣習を以って法とします。
具体的には慣習は過去の判例で示されます。自然法とも言います。
この立場ですと、悪法は法ではない、となります。
物理法則が自然界の物の動きから抽出されるように法は歴史に見る人の動きから抽出されるわけであります。

国際社会を制する立法府は存在しませんから、国際法において大陸法系は適用できません。
過去の条約などから抽出された慣習こそが国際法の実体です。

言葉の定義は大陸法系において死活的な重要性を持ちますが、英米法には馴染まないと言ってよいでしょう。
極端な言い方をすると、慣習法には一定の善悪は無く、個々の事例を国際社会が認めたかどうかが重要になります。

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date 2007/8/2(木)20:35
uname SLEEP

subject re(3):食料自給率の疑問

国民自由主義者さま、とびいりさま、軟体金属さま

食料の(完全な)自給というのは(平時の)日本では難しいんですね、なんと言っても所得が高く世界中のおいしいものが日本市場目指してやってきます。以前シチリアのレモンの話をしましたが、あんな遠いところからでさえペイしてしまうわけです。大きな酒屋のワイン売り場にいけばチリ、豪州、ドイツの白と選び放題です。山梨産も相当にうまいのですが日本中の需要を全部賄えるか?はなんとなく想像がつくと思います。

結局、日本の根本として自由主義があります。小泉改革は外資に国の財産を売り渡したというのがいますが、トヨタがアメリカ人の財産を巻き上げたとは誰も言いませんよね。食料自給率を上げたいなら、農地解放は誤りでした、企業経営を全面的に認めます、とやればいいんでしょう。だいたいその他の産業には自由放任を貫きながら、なぜに農業だけ家庭内手工業を強制するのか?なんで一般の方々は誰も変だとは思わないのか、農地を持っている人間としてそう思います。

また国民自由主義者さまには失礼ですが、有機無農薬というのはきわめて特殊な農法です。健康にいいというお題目ですが、実際に無農薬をやると作物自体に毒性が出やすくなります。つまり野生化ですね。これを嫌って遺伝子改造をやってるんですが・・・鴨が雑草をついばむ様子はたしかに可愛らしいですけども。

それと平時と非常時の食糧事情を混同されませんように。たぶん今、一番穀物を食べているのは家畜でしょう。牛肉1kgが我々の目の前に出るまでにその数百倍の飼料が必要になります。もしいざとなれば栄養素を抽出してカロリーメイトやパワーバーのようにすればいいだけです。

アミノバイタル大好きです、SLEEP

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date 2007/8/2(木)20:48
uname 軟体金属

subject 士官学校では一体何をしていたのでしょうか

皆様

砂填弾のスレッドを読ませていただきましたが、ここで素朴な疑問があります。
戦前の昭和軍人は、士官学校で何を勉強していたのでしょうか。

第一の問題は、単純な中学レベルの力学の無理解です。
「対馬沖海戦でどのような弾種を使うべきか」という重要なテーマであれば、砲弾製造の技術と併せて1年間丸々講義すべきものでしょう。
まず信管の問題。当時の日本では触発信管(砲弾が装甲に当たった直後に爆発)を使っていましたが、これは信頼できる遅動信管(砲弾が装甲に当たった一瞬後=装甲貫通後に爆発)が作れなかったからです。
次に重量増加による悪影響。同じ砲を使って重い砲弾を発射すれば、初速は低下しますし、反動も大きくなります。
海戦では不安定な船舶から10000m先の敵艦と撃ち合うのです。反撃される恐れの無い地面に固定された陸上砲(+精密な弾着観測付き)からの射撃とは違います。

ただ、力学の無理解はあくまで表層的な問題です。

根本の問題は試行錯誤(演習や実験)に対する無理解でしょう。
「徹甲弾と榴弾のどちらを選ぶべきか」という結論への批判は、実はそれほど意味がありません。
仮に批難するならば、「徹甲弾と榴弾、どちらが良いか実験しなかった(もしくは実験方法が間違っていた)」を批判すべきでしょう。

試行錯誤への理解があるならば、古い世代と若い世代の関係もわかるはずです。
古い世代が試行錯誤を繰り返したその経験があるから、若い世代は古い世代を超えることができます。
非論理的に古い世代を否定するような若い世代に、戦術を含めた技術は理解できません。

士官学校とはこのようなことを教える場ではないのでしょうか。

182

date 2007/8/2(木)20:58
uname 初心者

subject 言いたくは無いですが…

 経済制裁を食らうと言うことは、それなりに顰蹙を買うような行動の結果でしょう。
1941年の日本にしても、自分で掘った墓穴で経済制裁となったわけで、それで「自
衛」とか言い出すのは、盗人猛々しいと言うヤツでは?

183

date 2007/8/2(木)21:32
uname betsumiya

subject re(3):食料自給率の疑問

軟体金属さま

食糧自給率は、農水省が計算しているんでしょうか?農業の土地生産性は普通の国は4倍になっているはずです。戦後、フランスの自給率が向上したのはこのためです。イギリス・ドイツに至っては、ついに自給を達成しました。そのうえ、イギリスなど羊いっぱいで、羊毛も輸出でしょうし、食べることもできますよね。

ロンドンでチューダー朝の食事店とかにいきましたが、客はドイツ人ばかりで、サーベルで雉を刻む料理とニシンの酢漬けでした。イギリスの昔というのは日本と米と麦が変わるだけで、同じようなことをやっていたのでは?日本人は山を森(木炭?)にして、イギリス人は羊放牧をしたようですが。いずれにせよ、牛や豚は肥料穀物がエサであって、これと食糧自給率の関係がよくわかりません。飼料を輸入のと牛肉を輸入するのとどう自給率に変わるのかという点です。カロリーベースというのはどうもヘンです。また、山間地農業などは、粗放農業をやって、採算とる方法はないのでしょうか?

これよりも現代的に重大なのはガソリンの方です。昔、三井鉱山の人と仲良しでしたが、この人がいうには、石炭液化、再精製によって、石炭と天然ガス(水素という意味)から、ガソリンなどいくらでもできる。微粉炭と天然ガスをある種触媒で反応させれば、液化は簡単、コストもたいしたことはなく、バーレル40ドルなら十分にペイするといってました。ヒトラーもこれらしいですが、石炭と天然ガスなら、三池と渋谷松涛と組み合わせればいいので、国内資源といえなくもない(冗談でありますが、農業に補助金・所得保障やるなら、天然ガス採掘会社に出せよという気がします)。

今のところ、他所の車はいざ知らず、我がハイブリッドは絶好調であります。多少はしのげますが、今後はどうなるかですよね。北京のタクシーは、客待ちのさいはエンジン止めて、人力で押してますが、これ明日はわが身ですかね。

別宮

184

date 2007/8/2(木)21:51
uname ロック

subject re(4):食料自給率の疑問

SLEEP様

以前 品種改良の話で病害虫に強い品種の話を教わった事があります
病害虫に強くなると たまに商品化するには毒性が強くなりすぎる事があるそうです
たまに 天然植物由来だから安心 などという人もいてびっくりする事があります

無農薬有機はブランドとして商品価値があり意味はありますが
その他ではほとんど趣味の領域でしょう
キャベツひとつにピンセットもって毎日数分ヨトウムシ ナメクジ 青虫退治
病気が出たら抜き取って焼却ですが 野焼きは法律違反ですよね
センチュウ対策もマリーゴールドでも植えておかないと何も育たなくなります
趣味なら楽しめますが商売だとつらいですね

日本の場合 穀物は様々に加工されていますから尚更かもしれませんね

185

date 2007/8/2(木)23:38
uname c-ROM

subject re(5):食料自給率の疑問

SLEEPさま、ロックさま

化学の研究室で時々、笑い話になるのが、天然物と人工合成物の違いです。
世間だと、天然物由来は安全で、化学合成は危険という思い込みが笑い話の種になっています。
当たり前なんですが、化学構造が同じなら、生化学的作用はは同じはずです。
日本の法律は、薬以外で、人の口に入る物に化学合成品を入れてはいけないことになっていたとどこかで聞きました。

植物やバクテリアなどは人間が作る化合物よりも比べ物にならないほど、猛毒な成分を平気で作ることがよくあります。

あまり投稿するとROMでなくなってしまうc-ROM 

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date 2007/8/3(金)01:31
uname ペルソナ・ングラータ

subject re(1):大陸法と英米法

Taquonossさま

私も全くもってタコノス様の書かれている通りだと理解しています。私は昔少しローマ法を勉強しただけで、国際法についてはおそらく別宮様のほうがずっと詳しいと思いますので、私などが口出しすべき事ではないかもしれませんが。

ローマ法、大陸法の体系では、誰が作った法律であれ(悪人が作った悪法でも)、文言があるかぎり有効性そのまま維持されるんですね。たしか12表法以来の決まりのはずです。反面、「法文は万人に対して平等」であるという鉄則もありますね。今日でも、伊の裁判所などでは入り口にこれがデーンと書かれています。

蛇足かもしれませんが、ルネサンスの最初期にローマ法がボローニャ大法学者の手で掘り起こされて、神性ローマ帝国からフランス、ドイツ法の法体系へとつながり、そして日本の近代法体系成立にまで至るのですね。私は学校で「大日本帝国憲法はプロイセン帝国の軍国主義憲法の真似だ」みたいな教育を受けたんですが、どこかでボタンをはめ違ったお馬鹿がいたんですかね。

ペルソナングラータ

187

date 2007/8/3(金)08:20
uname betsumiya

subject re(1):士官学校では一体何をしていたのでしょうか

軟体金属さま

陸軍は衆人監視の中で戦争をやりますが、海軍とは普通、外からみえないところでやります。そのうえ、海軍はより仲間意識が強く、極秘事項は本当に死ぬまで喋りません。加えて、分野別に専門が分かれていますから、余人は入れないんですね。

実験についてですが、砲術の実験=実弾砲術演習は年1回がいいところでしょう(予算と砲身が減る)。また、大半の砲術将校は1回も実戦に参加することなく、予備役になり一生を終えます。しかも、実戦に参加する前、普通戦争が始まりますから年中緊張などしていられません。仕事の多くは「女性との交際」です。十九世紀は外交官と同行することが多いですから、狙いは仮想敵国首脳の妻女となりますよね。

海軍(ライン・兵科)将校は道具について文句をいいません。与えられた道具で戦うのです。ビーティはユトランド海戦で、巡洋戦艦2隻を撃沈され発した言葉は「なんか今日のタマの具合は、おかしいんじゃないか?」でした。要は道具は、艦政家・造艦将校・メーカーの担当です。

対馬海戦・黄海海戦の結果ははっきりしており、徹甲弾は有効でなく、榴弾が効果的でした。ユトランド海戦ではこの逆で、徹甲弾有利でした。ただ、関係四国のうち間違えたのはロシアだけで、日本は幸運だったというべきでしょう。

そして関心の、どのように徹甲弾は進化したか?ですが、これについて明確な回答はまだ現れていません。海外のサイトでは今でも論争をやっています。遅効性信管とキャップ、尖頭の材料に帰する見解が多いのですが、これだけでは説明になりません。というのは信管は爆発威力に依存しますが、進行方向にはさほどの威力は発揮しません。

でもドイツの砲弾は、船底まで到達しています。隠されている何かがあるんでしょう。多くの人が、火薬の形状を工夫して、進行方向に爆発威力を向けるようにした、あるいはドイツの実験記録がある「みろ」といいますが、戦車砲で工夫されたことが、艦砲で実験されないはずはないと思いますが、歴史家が認めるような史料は出現していません。

別宮

188

date 2007/8/3(金)10:22
uname ロック

subject re(2):こりゃ、そろそろ終りですかね。

SLEEP様

ベルサイユ条約の件を出しても無反応でしたから
本当は何もしらないか 自説の為に見る事を拒否しているのかもしれません
この条約で一次大戦の戦勝国が敗戦国の戦争犯罪人を裁く事になりましたが
日本が敗戦国だと敏感に反応するのに戦勝国となると無頓着のようです
おかしなものですね

189

date 2007/8/3(金)16:47
uname med

subject パリ不戦条約による侵略、

皆様へ、

なにかもう話は終わっているみたいですが、・・・。
世間に付いていっていないですね、私。

ですが、一応纏めてみたのでアップします。
ちなみに、スレッドが判らなくなっていますので新たな項目にしました。

パリ不戦条約と侵略の定義に付いてです。
この分野に付いての私の意見はこのサイトでの別宮様の指摘によるところが大きく、その後自分でいろいろと勉強してみたものです。
まあ、間違っていたら、別宮様が訂正してくれるでしょう。

さて、侵略の定義に付いてですが、パリ不戦条約発効以前と以後で大きく異なっていると考えます。

パリ不戦条約以前の世界では、侵略は別に悪いことではなく、戦争・宣戦布告は国家の正当な権利と見なされていました。
ビスマルクのように勝てる戦争を適時遂行するのが優れた政治家とされていたわけです。
この時期の侵略の定義は明確な物ではなく、他国領土に入るという程度の意味のように思われます。そもそも戦争が悪いことではなかったのですから「侵略」を明確に定義する必要も無かったわけです。

「侵略」の定義が確定してきたのは、大国同士の相互防衛同盟が発展したことと関係が有るのでしょう。
要するに、同盟国が勝手に戦争を始めてそれに巻き込まれては適わない、からです。
注意すべきは、当時、戦争は国家の権利でしたから、国家が戦争を開始することを止めてはいないということです。問題は同盟国が開始した戦争が当該国の国益に適うのか、という事であり、事前に同盟が発動される範囲を制限する必要があったため、「侵略」の定義が必要になったのでしょう。

パリ不戦条約以前の世界での特徴としては、戦争に対する閾が低く、逆に、戦争以外の国家間の対立が重視されていたことでしょう。
ですから、一方の君主や国家が「侮辱された」というだけで、戦争になり、そしてそれが当たり前で、「正当」でした。戦争に負ければ賠償金なり領土割譲なりさせられましたが、戦争を引き起こしたこと自体は問題になりませんでした。

逆に言えば、戦争に善悪はなく、勝者と敗者があるだけで、賠償金は敗者が払う物でした。

例えば、日露戦争では、講和会議で「どちらが悪い」などという話は出ていません。

パリ不戦条約は、従来の戦争、侵略に対する概念を変更する物でした。
つまり第1次大戦の結果として、戦争が絶対的な悪と認定されたわけです。
それまで戦争は国家の正当な権利であり、宣戦布告の権利は国家の基本的人権みたいなものでした。これが、否定され、国家間の揉め事は全て平和的に解決することが求められました。
許容される戦争は、侵略された場合の自衛に限られました。これにより、侵略の定義が確定され、かつ、侵略は悪いことになりました。
また、戦争とそれ以外の手段は明確に区別され、それまで当たり前であった君主や国家に対する侮辱や貿易問題などの揉め事は戦争の理由としては否定されました。

この結果としてパリ不戦条約以前は、外交で相手国家や君主・政府首脳を侮辱することは厳禁で、民間人でも外国の国旗を焼くなどという行為はまず有りえませんでした。戦争の理由になったからとも言えます。
現在では、ある意味戦争以外は何でもありですから、星条旗や日の丸はしょっちゅう燃やされる事になりました。

さて、現在でも、パリ不戦条約の侵略の定義はおかしいと疑義を挟む方は少なくありません。しかし、これは基本的に意味が無いでしょう。
パリ不戦条約により戦争は悪、侵略は悪、とされました。これはそれまでの常識と異なる物であり、新しい定義といえます。そしてこの変更が正しいかどうかというのを個人が討論してもどうにもなりません。
重要なのは、当時の日本政府がパリ不戦条約を批准し、この新しい定義を受け入れ、宣戦布告の権利を放棄し、それで今後やっていくと宣言したことです。

パリ不戦条約は日本など15カ国の批准により発効されました。これは加盟国にとっては一種の法律と言ってよいでしょう。
また、国会で議論を行ったうえで批准した条約を、後から内容を理解していなかったとか、自国に不利だと言っても始まりません。

特定の個人が、「現在の殺人の定義はおかしい。昔の敵討ちのように明確な理由のある計画殺人は許容されるべきだ。」と主張したとしても、日本国内で殺人を犯せば、殺人罪で処罰されます。
同様に、パリ不戦条約の侵略の定義はおかしいと主張するのは勝手ですが、世界は、正確にはパリ不戦条約を締結した国、あるいはパリ不戦条約を受け継いだ規約を持つ国際連合に参加している国々はそれで動いています。
現在の日本の法律上の殺人の定義を変更したいのであれば国会でそのように法律を変更するしかありません。
同様に、現在の世界の侵略の定義を変更したいのであれば、国際連合に乗り込むしかないでしょう。

第二次大戦初期の外交の本(英文)を読むと、やたらと、「パリ不戦条約違反」という言葉が出てきます。そしてこれが「侵略」とほぼ同義に使用されています。
要するに、第2次大戦で日本首脳が追及された「侵略の罪」とは、「パリ不戦条約違反の罪」ということでしょう。

逆に言いますと、パリ不戦条約に調印していなければ、日本は「侵略の罪」で裁かれることも無かったのでしょう。
山本五十六が海軍軍縮条約脱退の時点で対米先制攻撃を考慮していたのであれば、軍縮条約脱退と同時にパリ不戦条約脱退を宣言すべきだったのかもしれません。そうであれば、「侵略の罪」には問われなかったでしょう。

まあ、パリ不戦条約を批准しなかったら日本の外交は破綻していたでしょうし、軍縮条約脱退と同時にパリ不戦条約脱退を宣言していたら、アメリカは直ちにより大規模な軍拡を開始していたのはまず間違いないでしょうが。

日本における「侵略」の定義の混乱、正確に言うと「パリ不戦条約」に関する意図的な無視があったのは残念ながら事実でしょう。これは政治的な背景が大きいと考えます。
いわゆる「左翼」の人々にとっては、「パリ不戦条約」は都合の悪い物でした。
過去に「パリ不戦条約違反」を犯した日本やドイツはそれなりの非難と罰を受けました。ところがこれに明確に違反したにも拘らず、正式には謝罪すらしていないのが、ソ連と中国です。左翼の人々にとっては、ソ連や中国が「正義の国」ではないとは受け入れ難かったのでしょう。
また、いわゆる右翼の人々にとっては真珠湾攻撃を正当化するためには、「パリ不戦条約」は鬼門だったと言えます。
この辺り、ソ連崩壊以降、徐々に変化し、別宮様などの努力により「パリ不戦条約」の存在が明確にされたのは意味あることだと考えます。
まあ、現在でも受け入れられない方がいますので道のりはまだ長いのかもしれません。

最後に、「パリ不戦条約」は別名、ケロッグ=ブリアン条約とも言われ、フランスとアメリカの主導で制定されました。
少なくとも最初の段階ではイギリスはあまり関与していませんでした。英米主導とは言い難いでしょう。

med

190

date 2007/8/3(金)16:51
uname med

subject 陰謀説というもの、

皆様へ、

過去において、また最近も、いわゆる陰謀説をマジメに主張される方がいましたので、ここで、私の「陰謀説」に付いての考えを纏めてみました。

「陰謀」は何時の世にもあります。特に政治、軍事の世界では少なくありません。
ですが、世界の大事件の裏に必ず陰謀がある、というのは間違いでしょう。逆は必ずしも真ではないのです。
日本人の過半は黄色人種に分類されるでしょう。ですが、世界という釣堀から一人の人間を吊り上げ、それが黄色人種だったとしても、その人が日本人である確率は高くありません。

勿論、史実で「陰謀」だったとされるものもあります。
例えば、中世イタリアのチューザレ・ボルジアが政治的手段の一つとして「毒殺」を採用していたのはかなり確からしいと考えます。また、ヒトラーは側近だったSA長官レームを謀殺しました。スターリン治下のソ連では密告が飛び交ったとされます。
ですが、「陰謀」で世界が動いたという話はほとんどありません。

少なくない方がまじめに陰謀説を唱えておられるわけですが、多くの場合、その根拠はあやふやです。まあ、唱えている本人はそうは思っていないようですが。

軍事に関して、「とんでも陰謀説」の根拠とされるのは以下の3種類が多いように思います。
1. スパイ、諜報機関の報告による物、
2. 特定の人物の存在を根拠にする物、
3. 特定の文書の存在を根拠とする物、
以下、解説していきます。

1. スパイ・諜報機関の報告による物、
元スパイとか、諜報関係者の証言から、話を始めているものは少なくありません。
「私はあの計画の存在を事前に報告していた。なのに上は採用しなかった。」
というのが多いでしょうか。
「真珠湾攻撃の計画はアメリカ人スパイにより探り当てられ報告されていた。だからルーズベルトは日本軍の真珠湾攻撃を知っていたはずであり、知っていたのに手を打たなかったのは日本に攻撃させるためだ。」
などというのが典型でしょうか。
スパイファンには残念ながら近世以降の国家政府が一人のスパイの報告だけで決断を下すことは有りえません。必ず、2重3重に裏づけが取られます。
近代の諜報機関では、情報分析官が配置され、スパイその他からの情報を分析するのが普通です。
スパイの報告というのは、そのスパイ自体の信頼性(二重スパイは珍しくない)や、情報の出自の問題(廃棄された対案とか試案を正規の物と勘違いするとか、作戦計画の一部だけ手に入れて間違った結論を得てしまうとか)がありそれだけではとても信用できないのです。

1944年の連合軍のノルマンディー上陸ではドイツの諜報機関が手に入れた連合軍上陸場所の情報は200件を越えたそうです。このぐらいになると個々の報告の真偽を精査するなどできず、集計をとったところ、カレー地区上陸という報告が最も多かったそうです。
当然のことながら史実の上陸場所を当てた報告もあったわけで、該当の人物(スパイ)は戦後、「俺の報告は無視された」と憤ることになりました。

個々のスパイは、自分の報告が国家を動かすと信じていたようで、確かにそのぐらいの気概が無いとスパイなんてやってられないとは思います。
でも、上から見れば、大量の情報の一部に過ぎません。スパイが報告していた、というのは結局何も証明してはいないのです。

2. 特定の人物の存在を根拠にする物、
第2次大戦当時のアメリカ政府には共産主義者でスターリンシンパの人間がいたとか、中国人から大金を受け取っていた人間がいたとか、いうのが典型でしょうか。彼らがアメリカ政府を裏から操り、ソ連なり中国なりに有利なようにしていた、というものです。

数多くの政府職員の中で、特定の人間が存在することを理由にその政府の政策を判断するのは不可能です。その特定の人物が、どんなに重要なポストにいても、重要会議に参加していても、です。近代国家の政府には実に多くの人間がいて、特に民主国家では様々な人間がいます。

その政府の政策は、その政府が行ったこと、あるいは行わなかったことで判断するしかありません。
日本の小泉純一郎氏首班の政権の外交政策を、河野洋平衆議院議長の存在を持って語ってよいでしょうか? あるいは、後継総裁戦においてアジア外交の立て直しを明言した谷垣禎一財務大臣の存在で定義して良いでしょうか?

「21世紀初頭の日本はアメリカとの同盟を見直し、中国との同盟に傾斜していた。小泉政権は表面的には対米追従を貫き中国に対して強い態度に出たがこれはアメリカを油断させ中国との交渉の時間を稼ぐ手段に過ぎなかった。小泉は衆議院議長の河野を通じて秘密裏に中国との交渉を継続していた。これは現在では様々な証言で明らかである。河野は以前から親中国論者として知られ中国政府に知人が多かった。小泉が反中論者であると主張する人は小泉が河野を重用し続けたという事実を無視している。小泉が真にアメリカとの同盟継続を望み中国との距離を取ろうとしていたのであれば早急に河野を罷免していたはずである。河野の存在は日米間のトゲであったのだから。だが小泉は河野を衆議院議長として留め置いた。中国との交渉のためには河野に衆議院議長という肩書きが必要だったためである。三権の長という要職ながら内閣には所属しない衆議院議長という職は秘密交渉には打ってつけであった。」
陰謀論者の語るところは現代風に書くとこんな物です。

3. 特定の文書の存在を根拠とする物、
正式な文書だの書類が残っていて、それを基に、本当はこう考えていたとかいうものです。
「ソ連はドイツに対しての攻撃案を策定していたがこれはソ連がドイツを攻撃しようとしていた証拠でありドイツのソ連攻撃は防衛のためである。」
などという正当化の材料として使用されるものが多いでしょうか。

結論として言えば採用されなかった計画だの提言だの案などの存在は何も示してはいません。その当時、そういう文書を作った人が存在していたというだけです。
ソ連がドイツを攻撃する計画を持っていようといまいと、1941年6月22日のドイツの攻撃までソ連からの攻撃は行われなかったというのが史実です。

近代国家の政府には数多くの人間がいて驚くほど大量の文書を量産し続けています。
1つの事案に付いては複数の案が作成されるのが通常であり、つまり作成された案なり計画なりの過半はボツになります。
日本の小泉政権時代に政府の税制調査会が「消費税を10%に」という提言を出し読売新聞夕刊の1面を飾ったことがあります。
ですが、小泉首相が任期中の消費税アップを重ねて否定したため国会では取り上げられず新聞からも1日で消えました。恐らく、この文を読まれている方でも記憶されている方は少数派ではないかと。社民党はぶつぶつ言っていたと思いますが。

政府の税制調査会と言えば由緒正しい機関で委員はそうそうたる人ばかりです。それでも一つの案であり、時の政権から無視されればそれで終わりです。
この提言を理由に小泉政権は本音では消費税を上げたかったのだ、と主張されてもむなしい物があります。でも陰謀論者の方はこれをやるのです。

重要なことは、葬り去られた案や計画でも、作成した人々は本気であり、採用されると信じて作製していることが多いのです。まあ、そういう気持ちで作製してもらわないと困るのでもありますが。
で、現実にはあっさりボツになっても、「一歩手前まで行った」と回想する事になります。
政府の税制調査会の委員も自分たちの提言が正しいと考えて報告書を作成したわけで、あそこまで無視されるとは思ってもいなかったでしょう。10年ぐらい後になって「正しい提言だったが選挙対策でボツになった」などと壊走する人が出てくるのでは、と想像します。

また、使われなかった案・計画というものもあります。
平時の軍隊などは様々な国を仮想敵国に仕立てて作戦案を計画するのが仕事です。
1941年のアメリカは対日本、対ドイツは勿論、対イギリスの作戦案を持っていました。
アメリカは別にイギリスとの戦争を望んでいたわけではないのですが、それでも計画は作っていたのですね。対日本の計画案もその存在自体は何も意味してはいません。
テレビ局は有名人が死去した場合に直ぐに特番を組めるように事前に資料を纏めているとの事です。若くても著名な人間の場合はやはりリストに入るそうです。ですが、彼らがそれらの人々の死去を願っているわけではありません。単に仕事です。

以上、陰謀論について、なんとなくで纏めてみました。ご意見があればお願いします。

med

191 削除
192

date 2007/8/3(金)19:23
uname ロック

subject re(1):陰謀説というもの、

med様

陰謀は物語にすると面白いのでしょう
例を出された小泉の件も面白く読めました
前にアニメの件で投稿しましたが 十字軍の影に商人の陰謀 は面白くは無かったでしょうか?
(冗談です)
ただ面白い物語が「自分がそう思いたい」に合致すると新説? とは思いたくなりますし
信じたくなっちゃうわけでしょうね
こういう私も素で信じちゃっている事がありますので ここでお教えをもらって考える事が多いです

陰謀もテロも世の流れを変える事は出来ませんし 変えさせてはなりませんが留める事は出来ます
ラビンはテロに倒れましたしテロも頻発していますから停滞していますが
流れ自体は変わらないし変えさせない方が良い と考えます

193

date 2007/8/3(金)20:34
uname SLEEP

subject 省エネ心理
size 819

medさま、ロックさま

以前、再解釈原理という永瀬唯氏考案の概念について投稿しましたが、要は人間はめんどくさがりなのだと思います。
中東問題は米英の石油支配を狙った陰謀、というのも聞き飽きた話ですが、バルフォア宣言がどういった経緯から出されたものか、、アーサー・バルフォアとはどういったパーソナリティかを知っていれば、どこかヘンな話であることは理解できるでしょう。ですが、そういった細かいところを省いて手っ取り早く結論を得たいと考える人間は多いんですね。

もう少し言えば、わからないことをわからないままにしておく不安というのがあると思います。そして世の中には自分の理解できないことはない、という傲慢さがこういったトンデモを支えているのだと思います。それが歴史に向かえば陰謀論でしょうし、科学に向かえば反進化論、反相対論です。
陰謀論というのは詐欺に似てますよね、ただ詐欺と違うのは騙す側も本気で信じてることです。

SLEEP

194

date 2007/8/3(金)20:49
uname betsumiya

subject サラエボ事件と柳条溝事件

mesさま ロックさま

じつはテロ・陰謀は社会を動かすこともできるし、世の流れを決定的に変えることもできると思いますが、問題はテロと陰謀をどう定義するかです。

テロと陰謀は確かにに違いますが、陰謀でテロを引き起こし、それが本格的な戦争になった場合があります。これはルーズベルト陰謀説やブルジョワ陰謀説が虚偽なことに比べれば、歴史です。

サラエボ事件・第一次大戦と柳条溝事件・満州事変の関係です。サラエボ事件と柳条溝事件だけでは世の中を変えることはなかったでしょうが、第一次大戦と満州事変が相当程度変えたことは事実だと思います。やや癪なことにアピスと石原莞爾は、後者を予想していたと思います。当然ながらセルビアと日本で両者を賛美する人間は存在します。加藤紘一はテレビで石原莞爾を尊敬する人物と公言していました。ですが、柳条溝やサラエボとは一体、陰謀なのかという疑問も生じます。なぜかといえば、当時の日本・セルビアの世論は石原・アピスを支持していました。

ユーゴスラビアの90年代の30万人の死者にはアピスの影があります。石原莞爾についてはどうでしょうか?

石原莞爾の夢は日蓮革命(≒社会主義革命)を目指し、橋本欣五郎と共同して昭和天皇を幽閉して玉となし錦の御旗を確保して全国に号令することでした(名目は錦旗革命)。これについてはまったく支持をうけず、日本による満州占領だけを国民は支持しました。あまりの熱狂に犬養・斉藤内閣は抑えがきかなくなりました。問題は「戦争だ!」となると国民は無条件で支持することです。そのあげく原因をつくったテロも是認することになってしまいます。

満州事変についても、あまり教科書はふれませんが、犬養・斉藤内閣以降は関東軍の戦争でなく、日本の戦争になったのも事実です。東三省と旧興安省だけならともかく、熱河省はどうでしょうか?そのあとの関内作戦・察哈爾と綏遠の独立工作、北支分離工作となれば話はビックリで、ここまでで日本の面積の8倍、人口で3倍です。陸軍は天皇陛下北京御動座なんかいってますよね。端的なことで軽忽な石原莞爾も「やりすぎ」と感じていました。石原も中国人が南無妙法蓮華経に帰依するとは思っていなかったんですから。スパイ・階級・書類・女・新聞記者は軍隊もってませんから、戦争・テロはなかなか起こせませんが、軍人の陰謀、公開演説は簡単にテロリストを決起させますし、次に軍隊そのものを動かすこともできます。

そして軍隊が植民地にいるときはとくに危ないですよね。打倒する相手が中央ではなくて現地政権ですから。二十世紀の先進国クーデター(未遂含む)が、イギリス・キュラッハ(アイルランド)、フランス・OAS(アルジェリア)、スペイン・フランコ(モロッコ)そして満州事変ですから、植民地軍は危険な存在ですが、国民からみれば「我が子」ですよね。ドイツのゼークトは腰抜けてフライコール利用ですが、これもワイマール中央政府でも重い壁なんでしょうね。この種のクーデターはおのおの事情が違い、一緒にすることすらおかしいですが、偶然にしては出来すぎてますし、これは一体「陰謀」なのかという疑問は生じます。

別宮

195

date 2007/8/3(金)23:14
uname 困ぺい糖

subject あつうおすなあ。

自分やあるいは自分の属する党派の意見を正当化できる知識や常識以外は知らない、知る必要もない、というのがここで書き込み禁止になったわけです。
ここは政治宣伝の板じゃないですし、ましてや粘着やら書き逃げ御免はちゃんとした議論の資格無しです。

私は相手した経験から出てくるたびに削除が妥当と考えますので、今回の措置はこれでよいと思います。

「今度マルチとかで涌いたら機動百式で…いや、暑さのせいだ、忘れてくれたまえ」困ぺい糖

196

date 2007/8/3(金)23:32
uname 軟体金属

subject re(4):食料自給率の疑問

別宮さま

軟体金属であります。

>食糧自給率の計算方法
食糧自給率の統計を取る第一の目的は、日本国民が飢餓に陥いることを避けることでしょうから、その目的に対しては金額ベースよりカロリーベースの方が適していると考えます。
(日本国民の健康まで考えるなら、タンパク質ベースの統計も必要と思いますが)
また、家畜の飼料問題ですが、今の統計の取り方では、輸入した飼料で家畜を育てた場合、その家畜の肉が国産扱いになります。
自分も違和感を感じますが、飼料の輸入比率を一つ一つ計算するわけには行かないでしょうから、これも止むを得ないと思います。

>最近の日本の食糧生産の減少の原因
日本の戦後の食糧生産が伸び悩んだ原因は複数あります。
一つは、日本は戦前から単位あたりの収量が他国と比べて良かったため、伸び代が少なかったという点。
2つめは耕地面積が減少したこと、1960年と比べると、日本の耕地面積そのものが20%減少したという点です。

ただ、最大の要因は耕作放棄地の問題と思います。
作付け面積の減少スピードは耕地面積の減少よりも激しく、最近10年間でも10%減少しています。

>英国と日本の違い
結局、日本の場合、傾斜地が多いということが農業を難しくしているのではないかと推定します。
土地が平らならば機械化も容易ですが、峻険な山では土砂崩れを避けるため、木を伐採するわけにも行きません。

http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/200prob/210envi/212food/212food.html

>エネルギー関連
天然ガス採掘会社に投資せよは私も賛成です。
結局、エネルギーさえあれば、その他の物資は代替できます。(効率は悪くなりますが)
最悪の場合、原発で得た電力を使って、工場内で作物を育てるという手も使えるわけですから。

石炭と天然ガスからガソリンを作れるはまさにその通りなので、石油が無くとも石炭、天然ガスがあれば代替可能です。
現在の問題は、石油に釣られて石炭、天然ガス、ウラン価格も上昇しているという点です。特にウランは3年前の数十倍まで価格が上昇しています。

なぜか日本のマスコミは馬鹿の一つ覚えのように石油、ガソリンと騒ぎ立てますが、注目すべきは石油だけではありませぬ。

197

date 2007/8/3(金)23:39
uname 軟体金属

subject re(6):食料自給率の疑問

SLEEPさま、ロックさま、c-ROMさま

軟体金属であります。

自分も化学系出身ですが、一般人類の「天然なら安全」の思い込みは本当に笑い話にしかなりません。
一般人はふぐ、ヘビ、蜂の毒の存在を知らないのでしょうか。
また、石油や石炭はもちろんウランでさえ地球上から産出する物質であり、決して人工物ではありません。
故にそれらから合成した薬品も天然物であるとさえ言い切ることも可能です。

日本人全体とは言いませんが、マスコミ人士は思考という行為自体を苦手とし、かつ嫌っていますから、仕方ないのかもしれませんが・・。

198

date 2007/8/4(土)02:00
uname 弩

subject re(1):あつうおすなあ。

あなたの考えはと聞かれて「それが分かりかねています」
他人の意見を聞いて「その考えはおかしい」

つまり「ずっと俺のターン」ですか。
そりゃ荒しと認識されますよね。
書込み禁止は妥当と考えます。

199 削除
200

date 2007/8/4(土)07:12
uname さきちゃん

subject re(1):あつうおすなあ。

困ぺい糖さん

今回の件では、ペルソナさんとともに獅子奮迅のご活躍、厚く御礼申し上げます。

見ておりますと大体以下のやうに纏められるかと思ひます。
1. 最初から議論は目的外でアラシに特化
2. 別働隊を準備してマッチポンプ工作

2.は幸ひ此方の掲示板では出現の余地がありませんでしたが、依然として他の掲示板では苦し紛れの蠢動を続けているやうです。
古典的な趣のイヤガラセですが、それだけに日本のプロ市民的独善性、執拗さ、愚かさを強く感じましたね。
ただ最も滑稽だつたのはマッチポンプ工作に出現された別働隊さん達の主張で、正に朝日新聞トーンの受け売り、やはりお里は隠せないものだわいと楽しく拝見させて頂きました。

奴等、平日の昼間から投稿づくめで何やつて食つてんでせうかね?(大笑)