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date 2007/9/6(木)06:03 どうするべきか、何を書いたらいいかと思っていましたが、 http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20070905 |
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date 2007/9/6(木)08:56 オルオセロさま 皆さま 瀬島龍三が黙して、山崎豊子が語って欲しいは、事態としては双方当然ですが、瀬島についてはそれだけでは終わらず、山崎については小説家じゃないの、あんたはというだけです。フィクション作家は取材元と小説がリンクしないように慮るのがルールです。 両者についていう手前に考えるべきなのはソ連(ロシア)でしょう。瀬島の自白がなければ、何も立証されないという姿勢は正しくありません。ソ連は瀬島に何か拷問のようなことをやったんでしょう。これにたいして瀬島はむしろ迎合したんだろうと思います。秀才・試験天才の最大の欠陥は権威あるソースや「自白」のみを尊重し、「定理」にあてはめて解釈しようとすることです。 ロシア(ソ連)政府は真実を語りません。独ソ戦・ノモンハン戦・日露戦についての被害の政府(公式発表)は全部虚偽です。 調べていて驚いたのは得利寺戦についてです。勝者の日本軍第3師団は自分の受け持ち戦場の掃除をやって、約1600体のロシア兵屍体を埋葬しました。「土民」はこれの他に自分たちで埋葬し、ロシア兵が屍体を鉄道で運んだ(ロシア軍は持ち帰り主義)といいました。クロパトキンは数日後、1万以上の損害があったと陸軍省に報告しています。どうみても戦死者は1万人を超えています。 ところがロシア政府の戦後公式発表は、戦死者489、負傷・失踪者3152です。そのうえ麗々しいことに、部隊別の表なるもの(縦横の計算が2合わないのはご愛嬌)まであります。明らかに、虚偽発表です。ところが日本人はどうしても、政府が虚偽を発表することが簡単に信じられないんですね。さらにいえば、独ソ戦は信じられるが、自分の係わったノモンハンは信じられないんですね。戦後、瀬島はノモンハンの惨敗をひどく強調していますが、五味川・山崎ら小説家と同じく、国民の感覚を狂わせたという点で、反省すべきではないでしょうか? 日露戦争についていえばもっと極端で、参謀本部発行になる『公刊戦史』には結語として、ロシア政府公式発表の数字が載せられています。自軍師団の報告は注記(本文中に小さい字で書いている)の扱いです。そして現在書かれている日露戦史の大半は、10万だか11万だかで両軍戦死者の数は拮抗している、というものです。潰走・敗走を続けた軍隊が勝利した軍隊と同数程度の死者で済むはずがないんです。あげく大江志乃夫という歴史家は「個々の戦闘力ではロシア兵が優っていた」と書いています。 それでもまだいいのですが、38式歩兵銃を7・5ミリの99式に改悪することまでしています。日露戦争におけるロシア軍戦死者が少ないので「威力不足」だと・・・。共著『技術戦としての第2次大戦』の中で兵頭師が強調していますが、何も撒布界との関係で7・5ミリの方がいい機関銃弾と反動を減らし・命中率をあげた方がいい小銃と同一口径にする必要はないんですね。ともかく、38式威力不足(参謀将校井口省吾によると不殺銃)<ロシア虚偽発表でとんでもないことになりました。 陸大出参謀将校第1期生が井口省吾ですから、その系譜を継いだ最後の参謀将校が瀬島龍三でしょう。ソ連の5ヵ年計画に幻惑され、独ソ戦に圧倒され社会主義の未来を信じ、ソ連軍との休戦については米軍を立ち会わせるべきだとする参本の意向を無視し、原爆の秘密をソ連に渡すことで迎合するという致命的な失策を犯したことは、本人の自白・公式発表をまたずとも明らかです。 中国・韓国が堂々と政府が虚偽を発表することは、流石に気づかれています(英米独仏はそういったことはしません。北朝鮮についてはいう必要ありませんよね)。モンゴル政府・モンゴル人も首を傾げます。ロシア人もねえでしょう。 別宮 |
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date 2007/9/6(木)10:14 別宮さま、みなさま 真相を語って欲しいというのはなんでしょうね?仮に語ったとしてそれが嘘でない保証もないし、どうも日本の検察の自白偏重に似た感じで嫌な気分がします。山崎豊子というのはたしか日航機墜落の小説で大嘘を書いた人ですよね?史実をどうこういう資格はないでしょう。 5日の産経抄を読んで失笑しました、「戦略なき国家は滅びる」が口癖だったんだそうです。いやあんたらが滅ぼしたんやがな!と誰かがツッコンで置くべきでしたよね。だいたいソ連側証人として出廷したというだけで売国奴と呼んで良いのでは?産経もどうかしてますよね。また中曽根内閣の時国鉄民営化に貢献したとアチコチに書かれてますけど、本当なんでしょうか? SLEEP |
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date 2007/9/6(木)12:55 別宮様 すみません しばらく投稿できませんでした 元帥のことは皆様が詳しく書かれているので将官の階級の事を少し書いてみます 米国みたいに戦功の他に合理的な階級を運用するならば可能だったかもしれませんが 一つのやり方として 平時階級と戦時階級を分けるのであったならば良かったかもしれません 日本ですと年功序列や官僚主義があって |
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date 2007/9/6(木)20:53 SLEEPさま みなさま 山崎の小説はあまりまじめに読まなかった(人が読め読めと薦めるやつは自分は天邪鬼だから駄目)のですが、一方は日航の組合サイドの意見の代弁、一方は抑留体験の描写で剽窃疑惑があったと記憶します。 一般に時代小説でもそうなんですが、歴史事実を記述する場合は、一歩下がったスタンスの書き方のほうがスッキリして好ましいものです。藤沢周平のチャンバラが今でも好ましく読まれるのも、そういったフィクション作者としてのスタイルと矜持が見られるからでしょう。当時の時代的な意匠や物事は表現の小道具の域を越させず、その場の心象や描写はあくまで自分の筆力で勝負してますよね、あの人は。 山崎や角田に共通するのは対象への肩入れが文字通り社会主義者みたいな定理的なものだという点です。瀬島や阿南が対象なら、事実はどうあれ、正しいと牽強付会しようとします。「一死大罪を謝し」たからといって、クーデタ首謀の罪は免責されませんよね。 むしろ女流なら、辺見まりの方がまだまともと言えましょう。 困ぺい糖 |
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date 2007/9/6(木)22:35 別宮様 このサイトの「ワイマール共和国の選挙結果」を読んで思ったことです。 比例代表制、という制度は私も前からなんだか胡散臭い制度だと感じていました。だいたい人ではなく政党に投票する、というのが、候補者と選挙民の両方をバカにしている感じを受けますし、選挙のたびに「俺はお前に投票したわけじゃない」というような人物が、党の名簿の上位に位置するが故に当選する、というのも不愉快でした。 しかし、比例代表制を正面きって批判している人、というのは(単に私が知らないだけかもしれませんが)、見かけたことがありませんでした。 「少数諸派が適切に代表されるということは、民主主義の本質的部分である。それなしに可能なのは、真の民主主義ではなく、虚偽の見せかけの民主主義にほかならない。(「代議制統治論」岩波文庫)」 あのミルの書いた文章、しかも「少数派の保護」というなかなか反論しにくい大義名分を背景にしているので、私は上記のような思いを抱えつつも「でもそれも私の偏見というものか」と思いかけていました。 そんなところで「ワイマール共和国の選挙結果」を読んで、目からうろこが落ちました。 ちなみに上の論壇誌の文章では、ドイツの連邦議会のことについても述べられていました。 |
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date 2007/9/6(木)23:30 参議院の比例代表は候補個人にも投票できる非拘束名簿ですが、じゃあそれなら別にいいかというと、別の問題がある気がします。 少数意見を代表することは別に悪いことじゃありません、しかし、少数意見しか代表しようとしないのは誤りです。 |
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date 2007/9/7(金)08:39 別宮さま みなさま 若村でございます。 ちょいと訂正を。 大雑把に「律令」と書いてしまいましたが、近衛府は、平安初期の設置なので、厳密にいえば、「大将・中将・少将は律令に基づく」というのは誤りでした。 >「軍監二人・軍曹四人・録事四人」というのは、階級でしょうか、職掌でしょうか?「曹」とは、法曹のようなことで賞罰を取り扱うことですから、職掌のようにみえます。 よくわからないのですが、四等官でいえば、近衛府が 大将 → 長官 となっているので、「軍監」「軍曹」も、出征軍における、3等官、4等官ということだと思います。つまり職名というよりは官名(階級名)のようです。 若村 |
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date 2007/9/7(金)09:44 SLEEPさま 困ぺい糖さま 瀬島の本を2〜3読みましたが、この人は軍事の基本的知識を欠いているのではないかと思いました。SLEEPさまご指摘の「戦略なき・・・」というのは内容ではなく、国語違反です。 というのは戦略"Strategy"とは英語では、作戦の大掛かりなものを意味します。シュリーフェンの計画が戦略で、クルックの方針が戦術です(旧軍だと師団以下の作戦方針が戦術。それ以上が戦略。だから師団は「戦略単位」)。もちろん、今は戦術という言葉は経営方針にも使われます。ですがかつては純然たる軍事用語です。それゆえ「戦」略です。戦前では政戦両略などといわれ、外政方針と大規模な作戦方針、両方を合一させた方針をさしました。 瀬島は戦略を経営方針のようにいっているのは間違いありません。というのは政治家の2〜3円の領収書などどうでもいいといっています。細かなことですが、これがひっかかります。英語の本でヒトラーは"Statesman or Strategist"、または両方か?というのがありますが。これは瀬島のような用語法であると「政治家か作戦家か?」としか訳しようがなくなります。もちろん、アメリカでは投資方針を扱う人をストラテジストと呼ぶことはありますが、あくまでも語源はわかっており、本や演説のタイトルとしては使われません。 瀬島は陸大首席卒業といわれます。軍人であった人が軍事用語を無定義でキャッチコピーのように使う神経がわかりません。第1に、軍事において戦略・戦術がありますが、政治において、この分れは存在するでしょうか?ヒトラーは禁酒家でケーキ好きでしたが、「食べ過ぎて、腹が出れば、政治家として致命傷だ」といっています。政治家は有権者の支持を得る必要があり、その手段が「外政方針」なのか「ダイエット」なのか、大小区別はあるんでしょうか?2〜3円の領収書は刻下の国家重要問題となる可能性はあるんですね。 結論をいえば、中曽根時代の政治家や陸大卒業生というのはケチなのが多かったように思えます。現代のお友達政治家といわれる人の方が「識見」という範囲では上でしょう。困ぺい糖さまの指摘の通りで、ケチなヤツを感傷をもって語るのが女流「歴史」小説家かもしれません。本を買うのは年寄りが多いですからね。年寄りは「大言壮語」に感激しますが、瀬島言辞のように「用語ミスの情緒訴え」が多いんですね。 台風で群馬県内の荒川の水位が警戒水位の5メートルを突破したときき、一瞬青ざめ、そのあと堤防は9メートル20ありますときき、国土交通省水路課もやることはやっていると思いました。どうみてもこの台風は、狩野川台風より強烈でした。「昔の方がよかった」など簡単にいっちゃいけませんね。 別宮 |
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date 2007/9/7(金)11:42 困ぺい糖さま、別宮さま なるほど、なぜに陸大首席のようなエリート軍人が軍事用語を他に転用しようとしたのでしょうね。経営方針とか政治方針とでも言っておけば良いだけの話ですし。もしかしたら石原莞爾のような永久戦争論のようなもので、政治も民間企業も戦争のための装置にすぎないとでも思っていたんでしょうか。なんか自分で書いててそれはウソだろ?と思いたくなってきましたけど。 真相を語って欲しい作家の件ですが、別宮さま兵頭さまご共著の東京裁判の本の中で、人に銃をつきつける能力(経験?)という言葉がありましたよね。別宮さまがこの掲示板でヒトラーは毛沢東やスターリンよりだいぶマシとおっしゃられて、それを諌める(忠告する)書き込みがありましたけど、そういった価値判断を自分でせず取材対象に丸投げしてしまうのがこういう作家たちなのではないでしょうか。遠藤誠という亡くなった左翼バリバリの弁護士が、自分がその人を弁護するかどうかは自分の中で彼を無実と思えるかどうかだと語ってましたが、安田弁護士筆頭とするあの弁護団とはえらい違いですよね。また「医療崩壊」という本の中で、著者の医師が医療事故の無罪と有罪の線引きをしてくれと裁判官に言ったところ猛烈な反対にあったそうです。昭和天皇陛下の「敗戦の後も引き続き日本の国家権力の有力な立場にあって、指導的役割を果たし戦争責任の回避を行っている者」に共通すると言ったら言い過ぎでしょうか。 SLEEP |
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date 2007/9/7(金)17:27 別宮様、SLEEP様、困ぺい糖様 "Statesman or Strategist"というのは、ごろがいいためか、よく使われますね。まぁ、普通はどっちにも至らないレベルの政治家のほうが多いんですが。 ちなみにStrategyですが、語源はギリシャ語のStratos(軍隊)、Strategos(軍指揮官)でございます。類語としてStratagemもありますね。ちなみに、戦術のTacticもギリシャ語源(Taktikos=整理する)です。軍事用語は、「動員」もそうですけど、結構民間に流用されますが、語感がかっこいいからでしょうね。ムッソリーニなども結構これでウケをとっていましたし。でも、普通は素人がやることですよね。 まぁ、語感がカッコイイというのは、たいていは要するにチンプンカンプンだからなんですが。漢字四文字熟語愛好の相撲取りの口上、漢文愛好の政治家、脳みそレベルは似たようなもので… ペルソナングラータ |
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date 2007/9/7(金)22:57 SLEEPさま ペルソナングラータさま ヒトラーは、統制派軍人、スターリン、毛沢東と違って選挙で指導者になりました。そして、1941年6月前までに突然死したらドイツの英雄だったように思えます。ヒトラーのドイツは、ホーエンツォレルン・ドイツとハプスブルグ帝国合計からハンガリーを落としたものですが、確かにビスマルクの解答よりよくできているように思えます。 やや欠けるのが、ポーランド回廊とダンチッヒですが、これの影響で、ビルマからガダルカナルまでの大戦争が起きたことは理解できるようでできず、訳がわからなくなりますよね。1941年6月にダンチッヒと回廊を除いてポーランドから撤退すれば、英独戦争は消滅し、イタリアのバルカン戦争だけ残りますよね。イタリアは北アフリカでは勝ち目ありませんが、バルカンではイギリスに勝てる気もします。第1に、イギリス国内がもたないでしょう。 それはさておき、ドイツとイタリアはそれでも「軍事戦略」をもってますよね。攻め込む国は大体「領土欲」が前提です。ヒトラーがウクライナを領土化としようとした、ムッソリーニがエジプトを領土化し、ローマ帝国をインド洋にまで拡張しようとしたところが、国家目標→軍事戦略→陥穽でしょう。 ところが日本の1941年12月からの戦争は「軍事戦略」がありませんよね。1942年10月南太平洋海戦(サンタクルーズ海戦)が終わると、連合艦隊は内地やトラックに戻って、寝てましたよね。「戦略なき国家は滅びる」はいいですが「戦争遂行中の国家が軍事戦略をもたない」は致命的失策であって、瀬島龍三はしかも大本営作戦課にいたんですよね。このアイロニーが日本らしいと思うときがあります。 間違いないのは、平時において「国家目標」「軍事戦略」など持たなくとも生きていけることです。 別宮 |
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date 2007/9/7(金)23:36 別宮様 ペルソナングラータ様 SLEEP様 平時において軍事戦略、国家戦略なるものを必要としていたのは、すべて社会主義国でした。 こういう視点からだと、どうしてもアメリカなどは一連の計画に基づく世界制覇戦略を保持していて、その方便として驚嘆すべき軍事戦略も準備しているに違いない、となります。少しこの間から考えたのは、吉田善吾を半狂乱にさせたビンソンプラントは、日本の海軍人をしてそんなことを想像させたかもしれないということです。 社会主義者にとって政治とは軍事の従属物という面があり、しかも彼らの一直線の進化論からすると、確固とした世界戦略(領土でも他民族絶滅でも)は必ず軍事戦略を要する達成目標と言うことになります。 したたかな国家戦略などとマスコミの褒める中国、北朝鮮の所業がどんなレベルのものか、一目してわかるはずですが、やはり今でもアメリカのおっかない世界戦略と言う見果てぬ夢を見る人士はあとを絶ちません。 イラク進駐の「国家戦略」のポイントが「石油」?言葉の割にはずいぶん安っぽい目標ですね。 困ぺい糖 |
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date 2007/9/8(土)01:17 別宮さま、困ぺい糖さま、ペルソナ・ングラータさま 中国は将来空母を配備する、これはアメリカがソ連を軍拡競争で破滅させた二匹目のドジョウを狙ってるんだ。 科学上の偶然の発見をセレンディピティーというそうですが、社会主義や唯物論ではそういったものは排除されますよね。統制経済をやった日本が大失敗をやったのも当然ですが、その後の日本が成功し続けているのも確かです。なぜかいまだに日本が負けたのは資源のせいだと考える人が多いのは奇観ですよね。 SLEEP |
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date 2007/9/8(土)03:33 別宮様、困ぺい糖様、SLEEP様 左(右)翼人士が偏愛してやまない「戦略」と「陰謀」はいい姉妹関係ですね。理屈をさかさまから組み立てると、どうしても細かいところに齟齬をきたしますから、最後はどうしても陰謀がついてまわります。アメリカも、中東に手を出せば石油、アフリカならば鉱物資源で、要するにどこにちょっかいを出しても何かあるんですよねぇ… もし日本を攻めたらたぶん「家電と自動車業界の覇権目当て」とか言われるんでしょうなぁ。 戦略ということで、私にとってとにかく不思議なのは、先のイクサで日独伊の三国、見事に三カ国がてんでバラバラに、好き勝手な方向にむかって戦争を始めたことでしょうか。個々の国ごとの戦略は一応あるんですが、相互不信というか、何も考えてないというべきか… ちなみに、ムッソリーニはポーランド戦のときに「裏切り者め」「準備万端の上で、ロシアと結託して、ワナにはめおった」「どうせ、不落のマジノ線で痛い目にあって、自分達の間違いに気づくだろうて」という、同盟者らしからぬ言辞をグランディが書き留めています。(「でも、マジノ線が越えられないと、古からのパターンで、独仏、伊ロンバルディア平原で対決となりかねないんだよねぇ」、とも) ムッソリーニ自体、もはや相当わけが判らなくなっていたのでしょうか。そもそも、ドイツがソ連と握手したら、背後にあるドイツの戦略はなんとなくわかるにしても、日伊にとっては開いた口がふさがりません。 そういえば、ムッソリーニは「食糧増産」で「小麦戦争」を企画、結果はイタリア人が強制的に高い国産小麦を買わされるだけでしたが、似たような事を言い出した中国ではウン千万人死にましたねぇ。出来の悪い国家戦略など、ないほうがマシよねぇ。 ペルソナングラータ |
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date 2007/9/8(土)05:04 ペルソナングラータ様 SLEEP様 別宮様 学生だった時分で対ソ脅威論なるものがはやった頃、ある先輩が、「日本をソ連が狙うのなら、そのハイテクなどの先端技術が目的だ。」と真顔で言ったので絶句したことがあります。 先端技術がほしければ、草の者のKGBやらにもぞもぞやらせたりする前に通商を完全自由化すれば済むこと、某漁業相のごとくウラジオ艦隊の威力で日本の外交官や水産役人を恫喝するなんぞという真似は間違ってもしてはならない、というのがまともな国のルールと言うものでしょう。 社会主義国を見ていて考えるのは、すでに戦争そのものが目的化してしまっているということなんですね。ソ連が崩壊したのは、多くの論者が並べるわかったようでわからないぼやけたポイント以上に、単純にアメリカとの戦争にどうあがいても勝てないということを認めざるをえないところから生起したパニックが原因と私は考えています。 そして、この「対米勝利」というのはWW1以降はこの手の唯物論者にとってキーワードになった感があります。大カトーほどの格調はないのですが、「アメリカに勝たねばならない」が日本の海軍人、陸軍政治屋、そしていまや中国人、朝鮮人から過激回教徒まで口癖と化していますよね。 困ぺい糖 |
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date 2007/9/8(土)09:51 SLEEPさま ペルソナングラータさま 困ぺい糖さま 社会主義経済ですが、日本の戦時統制経済とソ連型(便宜的に日ソ型)と第2次大戦直後のイギリスと中国型(便宜的に英中型)は大分違う気がします。 日ソ型の特徴は「物資動員・計画経済」です。一種貨幣経済をやめて役人が流通に介入し、配給をやろうとします。英中型は「おかずは2品・パンは一切れ」といった規制をやり、イギリスでは相互監視、中国は居住委員会で管理しようとします。日ソ型は各生産単位長は役人党員天下りですが、英中では主要企業を国営にして、社長を党員とするか公務員にします。日ソでは現場の自主性がなくなり、英中ではある程度残ります。 冷戦当時でも、東ドイツにいっても商店には本当に品物がおいてありませんでした。市民は行列です。英中ではそういったことがなく、「粗悪品」がならびます。イギリスの戦後はスヌーク時代といわれ、南ア産のカマスの缶詰しか動物性蛋白質がありませんでした。南部のサレーで葡萄酒製造にも乗り出し、味はハーブ酒といわれました。当時のイギリス人は独仏伊人が大戦の結果が面白くなくとも「ちゃんとした」ワインを飲んでいるのをみて、オーストラリアはなぜワインをアメリカに売るのかと怒ったといわれます。政府はワイン輸入に外貨を割り当てなかっただけですけれども。 あげく、イギリスは誇り高く自由貿易擁護といい、ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECの前身)から締め出されました。 日ソ型だと基礎的な食品はほぼタダで提供されます。ソ連の女性はパン・牛乳・砂糖がタダでしたから、全員デブでした。戦争直後の日本の餓死するしないのの問題は浮浪児問題でした。住所のある大人は配給制度で食べることはできたんですね。吉田茂がマッカーサーに「昭和21年度に200万トンの穀物援助がなければ、年を越せない」とすごみました。マッカーサーは「オーバーじゃないの」といいながら援助を開始しましたが60万トンで打ち切りになりました。マッカーサーが吉田に「あんまり、いい加減な数字をいうもんじゃないよ」といったところ、吉田は「日本の統計がしっかりしていたら、戦争に負けたりしない」と返事したそうです。現在の北朝鮮の食糧支援要求200万トンというのはベラボーですよね。 日本の農政はこのときからあまり変化はありません。昭和31年に米生産のピークを向かえ、あとは下降です。米の品種はかつては全国一律農林23号、全国一律水田優先、全国一律米価でした。食糧自給率が下がるのが当然のうえ、農家間の所得格差は拡大しました。農民は公務員扱いで農協に売っても事実上非課税です。農民・農水省出身の農林大臣が、ロクに記帳せず、ワイロは当然と思っているのは、理の当然です。何もなかった武部元農相・幹事長は、網走のラーメン屋の息子です。低所得者への政府援助となれば、対象は全員農業・自営業者になるのは目にみえています。 社会主義経済をやると国民が好戦的になるのは事実でしょう。日本はともかく、イギリスは国内で国民がおかず制限を受けていたのに、パレスチナやマレー・ビルマで軍事費を払いながら「植民地戦争」をやっていました。当時のイギリスの世界地図には大英帝国版図はピンク色で塗られ"Rule! Britanica"を小学校で歌わせていました。当時のイギリス人は外貨持ち出し制限でボロ宿に泊まりながら(これがためイギリス人は、宿のバス・トイレなしに文句をいわない)「なんという事だ」とヨーロッパに骨董品を売り歩いていました。日本も昭和43年まで、外国旅行禁止でした。戦前は女学校の修学旅行の行き先は上海でした(なんでも身近なヨーロッパとのこと)。 独仏伊というのは今でもなんか豊かですよね。社会主義を中途半端にしかやらなかったせいでしょう。 別宮 |
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date 2007/9/8(土)18:53 お返事ありがとうございます。瀬島氏またあとで、 <<昭和の参謀大往生。「あいつらの言う国家とは、 ちょっと、礼節を書き、他人のふんどしで相撲を取ろうとする しかもその手法がいかにも病的思考の「素粒子」らしく、卑劣です。 そう、朝日新聞夕刊コラムの「鼠瘤屍」(そりゅうし)です。」 と、書いてありました。私は瀬島氏に嫌悪感を持つ人間ですが、朝日にも同感です。 |
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date 2007/9/8(土)22:36 皆様,御教示の数々,ありがとうございました。 若村さき様,渡来sは『官制大観』のサイトを愛読しています。 昔の律令制は, 軍人の階級構成も,おおざっぱに言えば,四部構成になってますね。 兵−下士官−准士官−将校,または, 兵−下士官(准士官を含む)−尉官・佐官−将官。 …ちょっと,無理があるかな。 友人の結婚式と,その二次会で,ひさしぶりに騒ぎました。 ああ,疲れた。 明日は 家内が『天国と地獄』を録画しておいてくれた事を信じつつ,sai夫 |
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date 2007/9/8(土)23:20 ワルキューレさま 古森氏は私が尊敬するジャーナリストですが、(朝日新聞ではなく)古山高麗雄氏が礼節を欠いていたといっていると読むべきではないかと思います。 こういったことは同業者ですとすぐわかるのですが、古山高麗雄氏が瀬島龍三を標的にして「あいつら」「てめえ」といったのはまず疑いないでしょう。朝日が古山高麗雄氏から裏づけ取材しているのは間違いないからです。『朝日新聞』をプロとして力量が欠けるとして、真っ向勝負いく自信はまったくありません。 古山高麗雄氏は南方総軍に続し、間接的にインパール作戦に係わった方だと思います。また、どちらかといえば右系の人です。その人が「あいつら」「てめえ」といっていることの重みも感じる必要はあるでしょう。これだけの戦争大敗北について大本営作戦部が責任がないといえませんよね。これはいかなる形でも従軍した人はイエスというでしょう。 イギリスの歴史家アラン・バロックが、「第一次大戦を引き起こし、1千万に昇る死者とそれを悲しむ親・兄弟・妻を残した。彼らドイツ軍参謀将校は戦後、いったい如何なる迫害をうけただろうか?ドイツ民衆は彼らを、ドイツ最良の息子として扱った。しかるに彼らは戦争開始責任を認めず、敗北は民衆のせいだといい、彼らだけによる独裁をいまだに叫ぶ。これはいったい公平なことだろうか?」と書いています。 老兵が死なないことについて非難しようと思いません。ですが消え去らずに、自分のしたことを合理化し、国家「戦略」をもてと叫ぶ参謀将校にたいし、BC級戦犯として訴追された1兵士が「あいつら」「てめえ」ということはそれほどおかしいでしょうか? 別宮 |
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date 2007/9/9(日)00:36 困ぺい糖様、別宮様 ソ連は、私もアメリカとのガチンコ勝負についていけなくて空中分解しちゃったんだと思っております。そもそも最初から無理があったんですが、共産圏には「虚偽発表」というごまかしが使えるのが禍して、最悪の結果になったんでしょうね。(そう、まるで偽コンコルドことツポレフ144のように…) 「英国病」は、渡英したことがない私にはどうも実感がわきませんが、英国自動車産業は今日「壊滅」(あぁ、ジャガーよ、ロールスロイスよぉ…)、飛行機産業も、「流星号」ミーティア作ったグロースター等々は影形もなく(ホーカー・シドレーはまだあるのかな?)、ヘリはイタリアのアグスタ(フィンメッカニカ)が買い取って「アグスタ・ウェストランド」になっちゃいましたから、なんか暗澹たる感じですね。「(無駄な競争を省くための)大合併」「国有化」なんて、やるとろくでもない結果が出ますね。 イタリアやフランスは、フィアットもルノーも一応元気そうですし、何より市場に行けば美味しい野菜も、焼きたてのパンも手打ちパスタもありますから、人生は幸せですね。ワインは販売不振で困ってるようですが、東欧みたいにアル中の人間がほとんどいませんから、仕方ないでしょうか。(そういえば日本酒も、昔はまずい、アルコールと水で薄めたモノばかりでした… これじゃアル中にもなりますね) ビン・ラディンがいつもアメリカに対する呪詛を、コンピューターとインターネットでばかり流しつづけてるのはいい冗談だと思っている男 |
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date 2007/9/9(日)08:27 ペルソナングラータさま アンカレッジ便が廃止されたあと、一時ヨーロッパ便の半数がモスクワ経由になったとき、チェルメレツボ(?)空港というのに強制着陸させられていました。誰も乗り降りせず、空港の売店で「ルーブルは駄目」と絶叫しながら、キャビア一缶1万円で売っていました。 日航のスチュワーデスに「帰りはキャビア丼出さない?」とかからむ豪の者もいました。確かにワサビをきかせるとイクラ丼よりいける気がします。キャビアの他の名物がチョコレートで、これもけっこういけます。ところが包装が出鱈目です。というより包装する習慣がないと思わせます。箱が手でもっているに自動的に崩れていき、紙が破れて、竹篭みたくなるんですよ。 また、社会主義国の特徴はトイレの汚さとチップ強要でしょう。ソ連国民も嫌になっていたと思います。でも天邪鬼風ですが、ロシア独創というのはある気がします。あのバカバカしいスターリン風ネオクラッシック建築とかボルトが浮き出たスプートニク衛星、ミグ戦闘機とか評価してもいいのでは?ただよほど切羽詰らないと何もしませんけどね。 ゴルバチョフやエリツィンはいずれも共産党員で、社会主義をやめようと自らいいだしたんですね。きっかけはベルリンの壁崩壊ですが、背景はパリのバスチーユ解放のような気分が横溢し、漫画的でカラシニコフ乱射はどうみても狂気の沙汰と思い出したことはあるでしょう。米ソ軍事バランスの崩壊と「こりゃ駄目だ」意識とどちらか先かというと難しいですね。はっきりしていることは、社会主義体制を守ろうとする人間がほとんどいなかったことでしょう。 これが北朝鮮と中国にあてはまるかといえば、どうなんでしょうか?この両国は共産党員・軍・官僚が三位一体で、特権階級というか組織体をなしています。中国でこういった人達は「幹部」と呼ばれますが、一般人には恐怖の響きをもっていいます。また、中国語は構造からバイブルを必要とする言語で、主要な日常単語はほとんど戦前日共の革命用語で、社会の隅々まで行渡っています。こんなバカなことをいつまで続けるんでしょうか? ボルシェビキは、これをやれば社会はよくなると信じていたのでは?毛沢東もそうでしょう。ただ金日成は権力を握り自分一家の幸せを願っただけです。一番動機不純の金王朝がなにもせず確固としていますから、皮肉ですよね。動機不純でもわかりやすいので、支持されているのかもしれません。金正日は「アメリカのよきパートナーになりたい」と希望を述べているそうで、最早真のマルクスレーニン主義者は東京にしかいないのかもしれません。日共が「全小選挙区立候補を取りやめる」といい、民主党が「朗報だ」というのは、ブラックジョークですよね。 ビン・ラディンは生きているんですね。これは根性物語です。テロは政治的行為か芸術的行為か、いずれにせよ安重根よりまともですか? 別宮 |
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date 2007/9/9(日)08:28 ペルソナングラータ様 別宮様 英独伊共同開発のユーロファイタータイフーンの生産バッチの呼称で「トランシェ」なんぞという仏語を使っているのを見て、空を見上げました。 しかし、このタイフーンの呼称は最初ドイツ人がWW2のホーカー=タイフーンを連想してイヤな顔をしたそうです。 ところで、ロシア兵器もご他聞にもれず、異種との接近遭遇(戦争)のたびにブレークスルーがなされました。 それでも、爆弾を敵地に落とす、命中したら確実にタマが取れる、という単純目的に特化していたとはいえ、目的達成に成功できたのは、やはりロシア人が、基本欧人だからなのか、単に無能な働き者だったからか、考えさせるところです。 でも、中国人よりはましですね。Su-27を買ったがいいが、アビオニクスが古いとクレーマー化してるようですし。新兵器買っても勝てないのはご承知のとおりで、ラインメタル重砲、1号戦車を持っていた国府軍は38銃と38式15榴に圧倒されてますね。 困ぺい糖 |
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date 2007/9/9(日)09:50 別宮様、他皆様、 共産主義で技術が進歩しないか、といわれるとそんな事は決して無いと思います。 共産主義が最も良く機能していたのはスターリン統治下のソ連だったと考えます。 良く、共産主義は人の欲望を刺激しないから、進歩が無いなどと言われますが、スターリンの時代はそんな事はありませんでした。 「タイガー戦車に勝てる戦車を作れ、直ぐ作れ」 で、あっというまにスターリン戦車が完成してしまうのですから大した物です。 で、スターリンの遺産で、スプートニク辺りまではうまく社会が機能していたのでしょう。 その後のソ連が没落したのは、下手なブルジュア的人道主義の汚染により、「人民の敵」の粛清を減らし、強制収容所でも生きながらえるだけの食事を与えてしまうというような惰弱に陥り、結果として人民の「やる気」が低下したためと考えます。 中国が現在もある程度以上の共産主義的中央独裁政権を維持できているのは、現在も適切に「粛清」を行っているためではないでしょうか。 中国より更に適切に「人民の敵」の処罰を徹底している北朝鮮の国内基盤が強固なのは考えてみれば当たり前と考えます。 と、いうことで、対外戦争を継続し、適切な数の粛清を継続すれば、共産主義体制は強固となり、またかなりの技術的発展もみこめる物と考えます。 med 追伸、 |
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date 2007/9/9(日)15:50 ai 夫さま。 おひさしぶりでございます。 >長(かみ)−次官(すけ)−次官補(じょう)−その次(さかん)という四分に妙にこだわっているように見えますが,何か理由があったのでしょうか。 理由はよくわかりませんが、長が1人で、次官が2人…というように、定員がピラミッドでしたので、組織としては一般的ではないかと思います。なお、これは上から4番目までですので、その下の者たちもいました。 ですから、近代の軍人の階級構成にあてはめれば、4等官は「兵」は除いて、 将官…かみ あるいは、 大将・中将…かみ になるのではないでしょうか。 若村 |
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date 2007/9/9(日)23:26 補足として少々。 海軍の武官官等表の上でも、陸軍とおなじく最高階級は大元帥、一等官は元帥でした。 元帥、大元帥の階級が存在した明治6年までに、日本陸軍には陸軍中将が山縣有朋1人、陸軍少将は桐野利秋以下12人いました。 陸軍の場合は、明治5年の山城屋事件などでの軍の動揺を抑えるために、文官の参議(一等官)西郷隆盛を、陸軍を統率する武官にする必要から、同じ一等官の元帥に任じました。 大元帥、元帥ともに近代軍隊の草創期ということもあって、短期間にその意味が変遷している上に、陸軍の元帥と違い実体を伴わなかった海軍の元帥は官等表の上だけのものでした。 余談ですが、明治初めの陸海軍の官等表だと、軍人の階級は陸軍大将とか海軍少将ではなくて、一等陸軍将とか三等海軍将なんですね。 四等官は唐制の模倣です。唐の四部官(長官、通判官、判官、主典)をそのまま取り入れて、長官、次官、判官、主典としたのです。 明治の陸軍では、武官を将官、上長官(佐官)、士官(尉官)、下士官の四級にわけていました。兵は官吏ではないと言うことです。 |
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date 2007/9/10(月)00:26 medさま、別宮さま 緊張関係が続く限り、こと軍事や宇宙関連においてはそれなりに発展するというのはそうですね。 またもう一つの問題は学問の自由がないため、権威的な学者と党上層部が結びついた場合とてつもない害悪を周囲に与えかねないという点です。 東ドイツではトラバントで西ドイツではゴルフでしょう。国民にとってどちらがやりがいのある社会か明らかですよね。 今度はVWを買うSLEEP |
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date 2007/9/10(月)00:44 ワルキューレさま、別宮さま 私には古山氏とほぼ同世代の祖母がおりまして、その彼女の昔話は九割九分戦争と戦後の苦しさです。その気になれば神経症の一種だと病名をつけてもいいぐらいのものです。またお粥を食べません、いわくあの頃食べ過ぎてもうイヤになったんだそうです。 祖母は軍人嫌いです、ロシアや中国、朝鮮が嫌いです、口癖は「アメリカに負けてから日本は良くなった」です。無学な人ですがそれだけに重いものを感じます。 SLEEP |
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date 2007/9/10(月)01:37 皆様 昨日は幸いにも第1回陸風会に参加させていただき、レベルの高い方々に囲まれ冷や汗ものではありましたが、大変勉強になりました。 ところで、以前よりここの掲示板では批判的に捉えられてきた中国地名の仮名書きですが、ある出席者の方からむしろ仮名書きの方が良いという意見を伺いました。 |
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date 2007/9/10(月)02:23 med様、別宮様、皆様 社会主義経済下での技術・生産性の向上なのですが、社会主義の最大の問題は単にインセンティブが無いことではないのではないかと。 市場経済のメリットは、 (1) 多種多様な製品の生産に対して、市場を通じて需要に応じた概ね適切な資源配分が行われ、それに応じて適切なインセンティブの配分も行われること。 ではないかと思います。 品質もただ良ければ良いほどいいというわけではなくコストとバランスさせなければいけませんし、何の品質を優先的に改善すべきかといった問題もあります。 市場経済下では市場を指標にしてこうした判断が行われ得ますが、社会主義では幹部の判断(独断)しかありません。 逆に言えば、 @ 単純明快な少数の目標を設定できる。(タイガーに勝て! 宇宙まで衛星飛ばせ!) A 資源配分がコストや市場の需要と無関係に決まる。(1台でも多く! 一日でも早く!) ものであれば社会主義の下でも一定の成果を出せると思われます。 寧ろ市場に制約されないだけ有利な部分もあるかもしれません。 ご指摘のようなT-34やスプートニクはまさにこうした成功例ではないかと思います。 なので、おそらくスターリン以降も締め上げを続けていたとしても結果は変わらなかったのではないかと・・・ 皆さんはどう思われますか? 川上 追伸: > 「僕は、人間固有の自発的意欲と発展力を信じる。」 あれは宗教ですから別に良いのでは(笑) |
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date 2007/9/10(月)03:22 med様 恐怖と目標(戦争に勝利とか宇宙にロケットだとか)が共産主義体制化での発展の必須条項 スターリン時代が特に発展したのはその統治者の恐怖と冷戦前と言う事もあって外国から技術 スターリンが100歳まで元気にやったとしても史実よりもマシでしょうが、冷戦状態になって |
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date 2007/9/10(月)03:37 別宮様、困ぺい糖様 この度は陸風会に参加させていただきありがとうございました。学生のころから溜まっていた 軟体金属様、ウルトラザウルス様、川上様、枯山様 色々お話できて楽しかったです。また機会があればよろしくお願いします。 |
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date 2007/9/10(月)07:38 別宮様、困ぺい糖様、皆様 はぐれメタル=軟体金属であります。 昨日は楽しいひと時を過ごさせていただきました。 はぐれメタルはレベルが上がった!! |
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date 2007/9/10(月)08:42 ROMさま 皆さま ご清聴を感謝します…、というところですが、テーブルの上が片付かなくて、話どころか杏仁豆腐をモゴモゴさせていて申し訳なく思う次第です。 中華料理はちょっと考え物だと思いました。かといってフランス料理は肩がこるし、和料理だと「おかん・おかん」と叫ぶようで、昼食会合は誰かがやっていたようにカレーかな、などと考えてしまいました。ご参会を感謝します。 別宮 |
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date 2007/9/10(月)09:19 川上さま 中国地名については、漢字・かな書き併用は避けられないでしょう。そして目的は「日本語」の中国地名ですから、日本人がある種の共通理解に達することが重要です。 これと日本の学界・官界・一部ジャーナリストの人の見解は違っていて、権威または権力によって自分の主張に、誤っている日本人の慣用表現を修正し、従わせようという考え方をとります。これ自体が(よほどのひどい誤り、または差別を招くような表現でない限り)考え違いじゃないでしょうか。とくに学者・ジャーナリストの場合は、自分の新種表現が広まった場合、それが勲章になりますから、より危険です。これが戦後の「左翼」文化人が熱心に言葉狩りをする裏の理由でしょう。 これの右代表が「支那」でしょう。支那は地名(+かつての英語国名の中国語表現)ですから国名とは違います。中国は字から差別意識を感じるといってますが、「支那字」追放を唱えた戦前の外務省支那通(馴撫工作とかで)や支那かぶれ文化人にたいする協力の積もりでしょう。少なくとも20年前の中国の全ての地図には、印度支那半島・東支那海と書いてあり証拠も今手元にあります。ところが今の中国政府は印度中国半島・東中国海と改称しています。東支鉄道を哈大線と今呼んでいるにもかかわらず、歴史書物では中東線・中東鉄道と呼ぶごとくです。中国人にとって「外政」とは「寝返り工作」のことです。 それゆえ、日本の文化人や支那通は工作対象第1になるんですね。靖国神社とかに気合が入るのはこのためです。俄かに信じられないと思いますが、軍閥戦争にしても支那事変(資本主義国家のうちアメリカの抱きこみに成功した)にしても国共内戦にしても、全部寝返り工作で最終的に勝利したと、現中共指導部は思い込んでいるんですね。日本人文化人が支那反対を叫び、それに中国政府が迎合して地名を次から次へと変更しているんです。中国人にとって本当は地名などどうでもいいんです。20世紀初頭の中国非有名地名はほとんど全部変更になっています。旧地名で追っても、現代中国地図では追求できません。 この事実に日本人の大多数とアメリカ人全員が気づきませんから、地名といっても侮ってはならないでしょう。日本政府がいくらいっても駄目ですが、日本の左翼マスコミ・NHKが騒ぐと、たちまち北京ディズニーランドは打壊しとなります。 別宮 |
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date 2007/9/11(火)00:11 別宮様、困ぺい糖様、皆様 昨日は楽しいひと時を過ごさせていただきました。 枯山(コサン) |
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date 2007/9/11(火)01:31 皆々様 第一回陸風塾、恙無く盛況のうちに終わられたとのこと、お喜び申し上げます。 私、今回どうしても私用で抜けられず、参加することが出来なかったのは本当に残念でなりません。ぜひとも次回こそは参加させてください、よろしくお願い致します。 困ぺい糖様、幹事の重責、まことにご苦労様でございました。不参加の身ながら敬意を表させていただきますです。 ペルソナングラータ |
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date 2007/9/11(火)03:07 別宮様、困ぺい糖様、ロック様、皆々様 ロシア人、武器を作らせたら結構いい線行きますね。質実剛健というか、開き直りというか。 それに引き換え、「トランシュ」って言うのは、ケーキやチーズの一切れ二切れみたいで、ちょっとねぇ… コンコルドのときも、最後にEをつけるかつけないかでもめた様子ですが(“コンコード”になるか“コンコルド”になるかの分かれ目でもあるし、気持ちはわかるけど…)、たいてい英国のほうが分が悪いんですよねぇ。(政治力の差もあるんでしょうがね…) まぁ、フランス人に偉そうな顔をさせると、コンコルドからA380に至るまで、毎度毎度ろくな結果になりませんのに。 私は東欧には、十数年前に、一度チェコを回った経験しかありませんが、とにかく日本人向けのお土産が見つからずに困りました。田舎町(タボル)でホテルを探すと、駅近くに、町と不釣合いな高層ビルがあり、中に入ると超無愛想なおねぇちゃんが受付で、超無愛想に対応しておりました。備え付けの石鹸があまりにもチャチなので、お土産に日本へもって帰って「なんじゃこりゃ」と見せびらかして回りましたが… ロシア人も、いちおう欧州人ですから、社会主義は、「実験完全失敗」で、理論上ダメだと理解するぐらいは出来たんでしょうね。日本の左翼は、いまだに「ちゃんと実験できなかった(スターリンが悪い、アメリカの横槍が悪い)」とか言い訳して、ごまかしている感じですよね。中国人や朝鮮人は結果だけ辻褄が合えば良いんで、これまた怖いですけどね。 日本酒は、大昔おとそ飲んで悪酔い、元日を棒に振ったので、それ以来ほとんど飲みません その後アルコール添加の話を聞いて納得。私はジン等々を一気飲みしても大丈夫なんですがねぇ… いつもいつも、くだらぬ話ばかり、失礼をば。 P.S. |
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date 2007/9/11(火)08:10 SLEEPさま 奇遇の逆かもしれませんが、私の母も絶対に粥はつくらず、子供にも食べさせようとしませんでした。理由はまったく同じで、おかげで中国国鉄の食堂車では朝飯に難渋しました。日本中に同種の人も多いのかもしれませんね。私の同行者もそうでした。 ただ、空襲など怖くないが、2・26事件のさい女学校に登校する途中、剣付鉄砲で反乱軍将校に追いかけられた記憶は抜けないといっておりました。裏から学校に入ると教師が震えて、休校にして全員集まって帰ろうということになったようです。そのあと、1中(現日比谷高校)の生徒が反乱軍に呼応しようとして騒ぎ、怒られたとか流言蜚語が飛び交ったそうです。 そのころ、三宅坂の省部に通う参謀将校は通勤中、制服を着なかったそうです(もちろん近歩1,2や野砲兵、騎兵は制服で、ラッパばかりでうるさいということでしたが、凛々しく格好よい、という女学生も多かったようです)。今でも六本木に通う自衛隊員は制服を着ませんが、昔からなんですね。 ノモンハン、中国大陸、インパールで大敗北は喫していない帝国陸軍がなぜガダルカナルで陸戦素人の米海兵隊に負けたのが、不思議ではあります。アメリカ人の魔術でしょうか? 別宮 |
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date 2007/9/11(火)09:02 med様 本気で厚生労働省とかのお役人が同じような事を言っているので、冗談にならないですがw |
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date 2007/9/11(火)23:18 皆様 地政学を個人的に勉強したいと思っているのですが、いい入門書がありましたらご教示いただけないでしょうか? 日本だと「地政学」というと遠い昔に亡び去った学問のようなイメージがどうしてもつきまとうのですが、実際のところどうなのでしょう? |
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date 2007/9/12(水)00:08 以下、地政学に関する著作・翻訳作のある方のブログです。 http://geopoli.exblog.jp/ 過去記事を読まれるだけで相当勉強になるかと思います。 上記ページ、右上には、ブログ作者の関連書籍紹介へのリンクもあります。 |
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date 2007/9/12(水)01:18 別宮さま 自分らを守ってくれる頼もしい兵隊さんにある日突然追い掛け回されたら、それはたしかに恐しいですよね。まるで自分らの住む世界そのものが崩壊したようなそんな恐怖を味わいそうです。 クーデターに賛同するつもりは毛頭ないのですが、タイやパキスタンなどの場合はどうなんでしょうか。タイのクーデター軍人は国王を幽閉しようとか考えてませんよね、むしろ自分達こそ国王にもっとも忠誠だと思ってる節があるような気がします、ケマル・アタチュルクの理想を守ろうとするトルコ軍にも似てますね。またパキスタンだと元々の政治家が無能すぎたのか、けっこううまくやってるじゃないかという気がします。アルジェリアになると血生臭すぎて評価しようもない感じですが。 ガダルカナルに関してはさっぱり・・・兵頭氏のおっしゃる、熱帯で薄闇にまぎれることができなかったはたしかに説得力がありますが、なにかこう粘りというかエランがありませんよね。現場で新機軸の作戦を考えることすら否定しているような気がします。 SLEEP |
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date 2007/9/12(水)08:36 だだえもんさま MUTIさま 地政学がいわゆる学問かといえば、疑問を呈せざるを得ません。ただ世間に力があるかといえば、その通りでしょう。 地政学の本来の趣旨は、世界地図から、国家・人種・宗教の勢力変転を説明することだと思いますが、あらゆる社会科学同様、過去からの説明が未来に有効かはやはりわからないんでしょう。 一般的には外政上の国策について過去の戦争から説明(合理化)をはかるもので、マハンのシーパワー(海軍を強化せよ)、ハウスホッファーの生存圏(ウクライナを征服せよ)、ハンチントンの文明の衝突論(手始めにイスラムをたたけ)など、いい加減なものが多いといっていいでしょう。 国家間の戦争の原因は、勝利できる作戦計画の発見と緩衝国の喪失によるものが大部分であって、根本は軍事バランスの喪失です。内乱的な戦争の原因は治安維持の失敗です。いわば、文明や経済、宗教と係わりありません。日本を中心に考えれば、朝鮮半島または台湾が中国またはロシアの支配下に入ったとき、戦争の危険性は増大します。日本が朝鮮を支配下においても同様だったですね。根本は朝鮮が属国慣れしていることが問題です。これが地政学かといえばそうでもないでしょう。 今、世界柔道協会で山下が理事から落選したときいて「国技としての柔道が失われる」といった意見が大部分です。でも、理事になったらば日本や日本の柔道界の意見を代表しては嫌われますよね。外観だけでも全体に利益があることを主張せねば駄目でしょう。「白の柔道着こそ柔道の象徴」というのは過去慣れていることを変えられるのは嫌だという保守的心情だけのものでしょう。大体の日本人はわかっているんですが、国内派で気合入れにしか興味がないようなのが、神がかって頑張るんですね。この国内派の理屈が地政学じゃないでしょうか? 別宮 |
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date 2007/9/12(水)15:00 別宮さま みなさま 勤務先の高校で、最近、日本史担当の同僚が印刷をしているプリントをひょいと見たところ、「豊臣秀吉が朝鮮を侵略した」云々という文章があったので、雑談として、さりげなく、こんなことを言ってみました。 1 「侵略」ということばは、現代では、ある国家が別の国家に国策として先制攻撃を仕掛けることを意味するので、形式的には秀吉の私兵による出兵である、文禄の役、慶長の役を「侵略」と称するのは不適切ではないか。 2 仮に、豊臣秀吉は実質的には日本の独裁者だと拡大解釈したとしても、16世紀末の地球上には、ある国家が他国を武力攻撃してはいけないという協約や合意などは存在していなかったので、現代では否定的な価値判断をともなった「侵略」という語は、誤解を招くのではないか。 以上のような考え方は、偏っているのでしょうか。 件の同僚には、「どう見たって侵略としか言いようがないですよ」と言われましたが。 もちろん、秀吉の出兵は国益を損ね、多くの無辜に被害をもたらしということでいえば、愚行であり、当時においても反対した者もいたと思います。ただ、すべて現代の価値観でみてしまうのではなく、当時においてはどういう意味を持っていたのか、という点をまず教えるのが歴史の第一歩ではないかと思うのです。 若村 |