過去ログ350-394

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date 2007/9/26(水)23:47
uname だだえもん

subject re(1):現代中国 >> 古代中国

別宮様

明代は「忠節を尽くした臣下が報われないまま非業の死を遂げる」という例が多いので、ついそっちに目がいってしまいますね。
でも、いつの時代でも多いのは忠臣よりも貪官汚吏だ、というのを私はすっかり忘れていました。
洪武帝は大粛清をやったということで評判が悪いですが、少なくとも記録を見る限り、誠心誠意邦家と民百姓のことを思った真面目な人物であったのは間違いなさそうです。そういう人物の目から見れば、士大夫が私利私欲しか目に入っていないように見えたでしょうし、実際にそういう人物が多数を占めていたのでしょう。
かといって大粛清が正当化されるとも思えませんが、理路としてはわからなくもないです。

「忠臣」がいわゆる日本的な意味での忠臣とは異なる、というのもご指摘のとおりだと思います。
先に挙げた于謙は、土木の変で捕虜になった英宗をある意味「見限って」、英宗の弟をたてて徹底抗戦したわけです。皇帝の一身より社稷のほうが大事、という判断に基づくもので、この判断に私利私欲があったとも思えませんが、動機はどうあれ英宗の側からすれば許しがたい裏切り者でしょう。(よく考えるとこのへんの「忠臣」のメンタリティ、「天皇陛下なんたるご失政でありますか、皇祖皇宗にお謝りなされませ」と昭和天皇を罵倒した226事件の青年将校と似ている感じも受けますが。)
ましてや、于謙のように高潔でない大半の士大夫についてはなおさらでしょう。

貪官汚吏をどうにかしようとすると、一方で例外的な「忠臣」の例を挙げて、こういう人まで粛清することになるから良くない、という反論が容易に予想されます。そんなことをいちいち聞いていたら何もできないから、「玉石共に砕く」という判断も場合によっては必要かもしれません。
現代日本なら殺す必要はないでしょうが、真面目に働いている職員には大迷惑になるとしても、社会保険庁に強権をふるう、ということも必要かと思います。

そうはいっても、明代というのはやっぱり暗い時代だとも思います。これはどちらかというと個人的な好みに属する事柄です。

med様

昔は資料が少ないから、いい時代だったように見えてしまう、というのはそうかもしれないと思いました。そういう意味では幻想であり神話でしょう。
ただ「正史は大本営発表である」というのはどうでしょう。正史は普通、ある王朝が亡びた後の次の王朝によって書かれますから、殊更に美化する必要はないようにも思えます。(むしろ自分達の正当性を主張するには、前の王朝のことはできる限り悪く書こうとするでしょう。)
それでもなお名君であり忠臣である、と記述されている人々は、贔屓目をできる限り排しても、やはり名君であり忠臣である、と認めざるをえなかったと解するほうが自然ではないでしょうか。

352

date 2007/9/27(木)05:38
uname 高城

subject re(7):戦利品

別宮さま

城もいろいろあるんですね・・・。教育委員会なんかより、軍事に詳しい人の方がよっぽどいい解説文を書いてくれそうですね。郷土史は今度帰ったら調べてみようと思います。変なドグマに侵された解説やら本ばかりでなければいいですけど。

秋山兄弟、白川大将に関して詳しいわけではないのですが、特に当時は大アジア主義が跋扈してたでしょうから、英米仏留学経験は大きかったと思います。西原借款関係者はすみません。西原借款でググってみると別宮さまの記事が最上位ですね。まぁググったら別宮さまの記事というのは良くある話なんですが。銅像は知りませんでした。大臣になればいいというものではなく、何を成したかだと思いますね。

以下、ここの人には耳タコでしょうが思うところあって、大アジア主義者・現代中国宥和主義者批判。

中国に関して言えば、彼らの世界観(華夷思想)・反日感情だけをとっても、警戒するに十分でしょう。投資して強くするなんてありえません。また、あのような疑わしい国で投資とか自己責任でやってくださいねという話です。豊かになれば戦争を引き起こさないなどと思ってはいけません。そもそも人口が多すぎて皆が豊かになるなんてことはありませんから。

わりにまともな人が中国・中国とうるさいのは習慣ではないかと思う時があります。日本の近くに中国が超大国として存在してきた頃から連綿と歴史的に続いてきた慣習から来る習慣。反射的に中国と言い続けてきて、そういった知識・考えで凝り固まってる為に何が悪いか分からなくなっているのではないかと。メディアの発達した今ではその手の思考停止はいつまでも通用しないと思いますが、脱却は早い方がいいですね。

アジアだって特別視する必要は何もありません。多少距離が近いだけです。人種なんかどうでもいい話でしょう。

高城

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date 2007/9/27(木)08:32
uname betsumiya

subject re(2):現代中国 >> 古代中国

だだえもんさま

中国人が人種的に優秀だったり劣等であったりすることはなく、同じ人類に属していると思います。その上でですが、例えばイギリスや日本で王が忠臣を殺すかといえば、殺した例は思い当たりません。ヘンリー8世のトーマス・モアの粛清は、離婚に反対され自分が"Vicarius Dei"すなわち「神の代理」になることに反対されたためです。でも、敬虔なカトリック教徒であれば反対しますよね。それでもモアを忠臣ということはありません。モアはカトリックに忠実であったかもしれませんが、ヘンリー8世には忠実でありませんでした。

「忠臣」という用語が、君主に対してでなく「国家」「儒教・三民主義・共産主義」に対して忠実なという意味で使われるのが中国的特徴ではないでしょうか?漢民族は遊牧民から何度も征服されましたから"Nation"の意識が早くからあったのでは?一般に君主は"international"です。君主は金や遼と妥協しても社稷が守れればいいんですね。中国的「忠臣」というのは領土でいっさい妥協するな、ただし軍隊増強は反対と主張しますよね。「民信」からはそうなります。古代、民衆のことなど考えたら国防は不可能です。ところが儒教は「民信」を重視せよと叫びます。この理由は戦時における民兵利用だと思いますが、中世だと専門兵は民兵など簡単に倒せます。

君主が忠臣を殺すというのは一種論理矛盾のはずです。「尊皇をいって朕が股肱を殺戮するか」というのが普通の君主の感覚ですよね。昭和天皇は国家=天皇家と考えていたようにみえますから、これは2・26反乱軍首脳は国家にも忠実でなかった、という意味になります。

そもそも国家に忠実な、または民衆に忠実な国策がいったい何かというのは難しいですよね。ヘンリー8世はイギリス国教会をつくり期せずして宗教改革を成し遂げました。この制度が現代イギリスにまでつながっていますが、これをもってしてもモアのカトリック忠実=ユートピアという当時の民衆の夢が正しいか、は疑問ですよね。

それでも宋代はいい時代でした。現代中国よりいいと思えます。絵でみる範囲では家が木造ですよね。明になると日干し煉瓦積みですから、大きな断絶です。個人的には宋の皇帝は絵など描かず、ヘンリー8世のようにビシビシ専門兵を訓練し、エリザベス1世のように巧みに軍事的均衡をはかる外交を展開すべきだったでしょう。こういったことは官僚には不可能です。

別宮

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date 2007/9/27(木)15:51
uname med

subject re(2):現代中国 >> 古代中国

ただえもん様、

中国の正史は時の王朝が書かず、次の王朝が書く、だから客観的である、というのがよく言われる建前です。
これ、なんの保障もありません。

以前にも同様のことを書きましたが、歴史というのは1つの事件でも複数の見方があり、解釈があります。
それを強制的に1つにしている時点でまずおかしいのです。
日本の小泉政権の郵政改革は、英断でしょうか、暴挙でしょうか。
田中角栄の日中友好は日本にとって良かったのでしょうか、悪かったのでしょうか。
それぞれの立場からいろいろな意見があることを強制的に1つにまとめて、それ以外の文書を抹殺するのが中国の歴史、正史です。

例えば明の鄭和の話があります。鄭和は長らく明で「いなかった」ことになっていました。
現在、鄭和の事跡が判るのは複数の資料が残っているためです。
では、元以前、「鄭和」はいなかったと断定できますか?

中国正史は後の王朝が書く、だから、悪口はあっても誉めているのは正しい、というのもまた良く言われます。
これまた、変な理屈です。
小説の技巧を知っていれば、「あえて誉める」のもまた必要なことです。

例えば、明は別として、中国の新王朝の創始者は前王朝の有力者の場合がしばしばでした。
新王朝創始者が、何故立ち上がったのか。中国風の論理では、単に武力で勝てそうだったから、ではなくて天命が味方したから、前王朝の為政者が非道だったから、ということになります。
ここで問題となるのが、新王朝創始者の父親などが、何故、立ち上がらなかったのか、という問題です。
現実としては、父親は単にその実力が無かったから、でしょうが、中国の論理では、相手が「非道」であれば勝てることになっています。
で、解決策として出てくるのが、「中興の祖」なのだそうです。
父親の時代の前王朝の為政者はけっこう良かった。あの、最後のまともな皇帝が死んでから、だめになった。
だから、父親は立ち上がらなかった。

周の文王の時代、殷の王はまだまともだった。だから文王は立たなかった。
でもその後、殷の政治が乱れたから、武王が立った、という話になります。
なんでも、中国の長期政権には必ず「中興の祖」がいるそうです。

ライバル関係、というのもあります。
強い相手に勝たないと、実績にならない、という話です。
先に孔明の例を挙げましたが、そのお相手として司馬仲達という人がいます。
この方、結構、軍隊を指揮していますが、あまり実績はありません。北方の公孫氏を制圧した程度でしょうか。
後は、地方軍閥「蜀」に対する防衛をしていただけです。
背景となる国力、現地での兵力など見てみれば、これは防衛できなかったらかなり無能でしょう。
仲達は結局、蜀に攻め入ることすらできなかったのですね。
でも、晋の司馬氏にとっては仲達が、優れた軍事指導者である必要があり、そのためにはお相手の孔明が「優秀」である方が得策でした。

また、軍事関係については、中国正史を書く人間は基本的に「文官」であり、軍事を知らないし軽蔑していたということも理解しておく必要があります。
とくに「数字」はすごい世界です。
秦は楚を攻めるのに60万の大軍を用意したと正史にあります。
日清戦争で清が投入した兵力も60万ほどとされています。
どう考えてもおかしいのです。

勿論、中国正史の具体的にどこが間違いかといわれるとさっぱりわかりません。
例えば、孔明は本当に軍事的にも優れていたのかもも知れません。

中国正史というのは比較検討のできない世界です。
ですから、「作られた」可能性を前提に読む必要があるでしょう。

そして、中国正史で、軍事を語るのは、ほどほどにすべきでしょう。
でないと、三国志の軍事を詳細に研究し、大きな失望を味わった私みたいなことになると思います。

med

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date 2007/9/27(木)20:31
uname ロック

subject re(14):真珠湾第三次攻撃は可能だったか!?

steinbrunner様

私の知る限りでは 日本は最先端では決して劣っていません
ただ最先端の物を一般的に使えるようにするのは問題で これは大きいことです
最先端技術を一般的な物にするには 製品の安定性や量産性などが大きく関わります
そして多様な技術を複合して一つの製品にする技術も必要になります
日本はこの辺が非常に甘かったと思います

レーダーも理論はわかる 各種技術もある
しかし何より海軍がやる気が無かったのでしょう 要するに需要が低かったわけです
何故やる気がないかというと電波を飛ばして進んでいたら「ここにいるぞー」といっているようなもので
相手がレーダーを使うなら逆探で十分(レーダーは電波の往復 逆探は片道)と思っていたのでしょう
また開戦時は性能の低いレーダーより訓練された肉眼の方が優秀でしたが
性能が急速に向上し逆転されます これはどうやら日本海軍にとって想定外だったようです
(それ以前に講和の予定だったのかも?)
当然 レーダーピケット艦の運用やレーダー統制射撃なども想定外だったようです
実戦で痛い目にあってやっとレーダーの性能向上(開発はなされている)を加速させたのですから
当然遅くなってしまいますね

356

date 2007/9/28(金)01:24
uname ペルソナ・ングラータ

subject 中国がかかわるとろくなことがない

皆々様

ビルマ(ミャンマー)情勢がかなり紛糾していて、第二の天安門のようになっているのを心配しております。まぁ、ビルマの場合、ここまで十数年持ったのが奇跡的で、起こるべくして起こったというべきでしょうか。(北朝鮮のように、もっとちゃんと粛清をやっておけばデモなど起こらなかった、というブラックな見方もできますけど…)

それにしても、ダルフール、北朝鮮、そしてビルマと、中国がかかわる国はろくなことになりませんね。ネパールも、共産主義者と毛沢東派が共和国宣言をしてますが、ペルーやアルバニアの出来損ないのようになる可能性があります。福田首相も、「アジア外交重視」なんて言い出したものはいいが、やめるなら今のうちだと思うんですけどね。日本は、どうもやはり外交における「人権」についての感覚で、欧米諸国と温度差があるのが気になります。

日本人カメラマンの方が撃たれて倒れている映像を海外サイトで見ました。この場で謹んでお悔やみ申し上げます。

ペルソナングラータ

357

date 2007/9/28(金)01:48
uname だだえもん

subject re(3):現代中国 >> 古代中国

med様

「正史」というのは「公認の歴史」というほどの意味で、「正しい歴史」ではないということは私も存じています。
それに、後の王朝によって書かれるからといって、客観的とは限らない、というのもそのとおりだと思います。
そもそも正史を編む際の資料は前の王朝の史官が残したものですから、その時点で隠蔽、歪曲されている可能性もあります。

そうだとしても、「ある程度の」客観性はある、と考えるべきで、それすら信用ならないというなら、そもそも歴史の研究など不可能でしょう。

たとえば、かの有名な「赤壁の戦い」というのがあります。
ご存知かとは思いますが、この戦いは有名な割には、あまり詳しいことはわかっていません。
でも少なくとも、赤壁の付近で曹操の軍と孫権、劉備の連合軍が激突して、前者が敗走した、というのは事実と言い切ってよいでしょう。
なぜなら、三国志の註に挙げられている書物の多くが、この戦いについて言及しており、戦いの経緯についての記述はそれぞれの資料で異なるものの、少なくとも「誰がどこ付近で戦って、誰が負けたのか」ということについては共通しているからです。
さらには、その後の経緯として曹操軍の南進が断念されている、ということを説明する場合、大きな軍事的衝突で負けたから、と説明するのが自然だからです。

そういう「前後左右からみて不自然ではない事実」を積み上げていけば、完全とは言わないまでもかなりのところはわかるでしょう。
というか、近代の歴史家とはそういう訓練を受けているはずの人々で、そういう人々が正史を批判的に解読することで、我々は恩恵を受けているのだといえます。

正史を鵜呑みにするのは愚かなことだと思いますが、所詮虚構に過ぎない、といって捨ててしまうのも惜しい話です。
ただ、この辺について深入りすると「そもそも事実とは何だ」とかいう話になって収拾がつかなくなるので、このへんで止めにします。

358

date 2007/9/28(金)09:13
uname betsumiya

subject re(1):中国がかかわるとろくなことがない

ペルソナングラータさま

軍事クーデターで得た政権は大体5年以上続きません。というのは軍隊の指揮権は参謀本部または野戦軍司令官にあって、通常どちらかがクーデターを引き起こします。新興国の場合は、参謀本部制度が確立していませんから、野戦軍司令官が決起するのが普通です。

この場合でも、普通の国であれば師団長・軍団長というのは参謀がついていますから、決起は困難で直接命令できる旅団長(少将)がたつのが普通です(とりわけ実弾支給がされがちな空挺部隊が危ない)。この例外が植民地部隊で、演習時以外でも実弾が支給されていますから危険な状態です。関東軍やスペインのフランコ、フランスのOASがこれに当ります。ビルマの場合は南部でカレン族が常に反乱を起こしていますから、一部野戦軍は即戦体制ができていたんでしょう。

それでもクーデターに成功した旅団長は次に全軍司令官・首相を選ばねばなりません。旅団長なり連隊長が若ければ、擁立すべき人物を準備し、自分は背後で糸を引きますが、こういうのは長続きしません。旅団長が自ら首相になる場合や革命評議会(首相以下閣僚の人事権を握る)議長に落ち着く場合もあります。この場合、全軍総司令官なり師団長は別にいますし、権力は安定しません。

権力の安定しない原因は「人間は年をとる」という事実によります。軍隊には「実役定年名簿」があって、ある年月がたつと昇進・退役させねばなりません。いつまでも全軍司令官・参謀総長をやられては、偉くなれない不満がたまります。クーデター首謀者がいつまでも同じ地位に止まっては人事が停滞し、「若手」が怒り出します。これで通常「任期」の5年を超えると、大体、カウンター・クーデターが発生し、民主化なりに落ち着きます。

ところがビルマでは17年間、タン・シュエ独裁が継続しています。最大の要因はタン・シュエが、首相・全軍司令官・陸相(軍人事権)・革命評議会議長(閣僚人事権)の4権を兼ねていることでしょう(東條英機殿と一緒)。しかも、中将になった軍人には民間会社他の天下り先を準備して押し込んでいます。そして、日本・中国から金が入りますから、これをハコモノ投資に振り向けて、官業受注土建屋を乱発しているんですね。極めて日本的ですが、タイでもタイエアーの社長は代々空軍司令官のポストで、タイ人は当然のことと受け止めていました。

フィリピンから南で民主主義国といえるのは、まあないですよね。最大の原因は残念ながら日本ではないでしょうか?大東亜共栄圏で東アジア解放は実現されたんですね。少なくともヨーロッパ諸国は出て行きました。ところが日本人は「心」に訴えることをしませんでした。自由も平等もなく、経済優先とそのための社会主義です。タン・シュエはアウンサンやネウィンと続く、ビルマ派遣軍の協力部隊の系譜です。日本人は善意であることは事実ですが、あまりにも政治を知らなさすぎ、また軍政や官僚・軍人天下りの危険を認識できなかったといえましょう。

一方、中国はビルマの資源をとってやれという悪意ですから、ビルマが中国共産化せねばそのうち嫌われるでしょう。タン・シュエ政権は戦前の日本の社会主義者軍人の影と気づく人は多いのではないでしょうか?日本も「アジアのリーダーになる」といったケチな路線を転換して「人権をいう外交」に出た方がいいですよね。

別宮

359

date 2007/9/28(金)17:13
uname SLEEP

subject re(8):戦利品

高城さま、別宮さま

思いますに、日本人は中国の実情を知らず、自分達と同じような伝統を持った人たちだから無条件にスゴイと思ってしまうんじゃないでしょうか。中国に四千年の歴史があったってそんなもん文革やら大躍進でグチャグチャだろうと、とある方が言っておられましたがそれ以前にモンゴルやら匈奴やら満州人が何度も破壊したわけですよね。どういうわけか日本の作家は遊牧民を強大な帝国に対抗したとして英雄視しますけど、馬があるかなしかというのは兵力の集中を考えれば圧倒的なファクターでしょう。ましてモンゴルのやったことなんてただの虐殺ですし。

今のイラクやメキシコがかつてのバビロンやアステカと何の関連もないのと同じだといつになったら気付くのかね?と思います。遣唐使が復活しなかったのはなぜか、とかイザベラ・バードの書いてることを読めとか言いたいことはいくらでもありますけども。

SLEEP

360

date 2007/9/29(土)01:14
uname 困ぺい糖

subject re(2):中国がかかわるとろくなことがない

別宮様 ペルソナングラータ様

タイについて言うと、ピブン=ソンクラームの2度にわたる足掛け20年近くという記録があり、これが今のところ最長でしょう。
これまた、クーデタをやられて最後は神奈川県に隠遁ですが、待ちぼうけ組が我慢が出来なかったと言うことでしょうか。

ビルマの邦人殺害の件は、画像を見た限りでは、前後銃声はあの一発ですので、死亡したカメラマン氏を狙って撃ったが正解でしょう。
カメラが銃に見えたという理由もまだはっきり判断がつきかねる部分ですが、イタリアのTVチームがバクダッドで担いでいるTVカメラの望遠がロケランと間違われて米軍に砲撃されて全滅という事件を考えるとあながち否定も出来ない気もします。
しかし、至近距離ですよね。あれは繰り返しですみませんが、はじめから当てる気満々と見ていいのではないでしょうか。

困ぺい糖

361

date 2007/9/29(土)07:10
uname ペルソナ・ングラータ

subject re(3):中国がかかわるとろくなことがない

別宮様、困ぺい糖様

亡くなられた日本人ジャーナリストが、至近距離から撃たれたのはもはや間違いないでしょうし、映像を見る限り、手持ちの小型デジタルビデオカメラで取材中だったようですから、間違えたというよりも、私はジャーナリストを故意に狙った(上から命令が出ていた)のだと思います。「英米放送局の言ってることは嘘っぱちですよ〜」とかテレビで流しているようですが、これからも報道関係者に危害が及ばないか心配ですね。北朝鮮などと比べても行動が低レベルなのではありますが。

気になるのは、自国民であるジャーナリストが殺害されたのにもかかわらず、日本政府、とりわけ福田首相の言動と対応方針がどうもはっきりしないことですね。もちろん、昨日今日ですぐにすべてが決定できるものではありませんが、少なくとも「ビルマ軍政=悪」であるというポジションは、見る限り中露などを除いて各国は表明しているように見えます。(旧植民地ということか、英国が真っ先に出てきたのには驚きましたが)。日本の首相は「制裁は慎重に」とか、外務省が「中露が反対している以上、効果がない(からやらないほうがいい)」とか言ってるようですけどね。

所詮、政治家としては福田氏は官房長官の器に過ぎないのかもしれません。(今日、これから動きがあるかもしれませんし、これ以上は言いませんが、そんな気が…)

東南アジアのクーデター〜天下り保身の系譜(東南アジア的官僚軍人社会主義)が日本的だというのは驚きましたが、ビルマ軍政はゴソゴソと身分不相応な新首都建設、たしかに土建屋国家ですね。タイもクーデターが日常茶飯事ですが、インドネシアもスカルノなど、社会主義と民族主義をくっつけて八百代言、それで国民も軍部も懐柔するんですから…。(そういえば、アジア左翼国家連合による大東亜共栄圏みたいなことを、彼も言っていたような…)

ペルソナングラータ

362

date 2007/9/29(土)07:24
uname 高城

subject 支配者層の質

SLEEPさま

確かに異民族の征服によって失うものは大きいと思います。特にモンゴル支配による影響は大きいでしょう。他の異民族は中国に同化したとも言える中、モンゴルはかなりの独自性を保ってます。士大夫層が薄く中国人の役割は小さかったことが、次の支配者が貧農の出の盗賊になった原因とも思えます。354のmedさまの投稿にもあるように、王朝の交代といっても連続性があるのがしばしばで、ノウハウの蓄積はあるものだと思いますが、明は本当にどうしようもないと思います。必ずしも出自でバカにするつもりはありませんが、洪武帝の事跡は貧農出身の盗賊の頭目らしいと言われても仕方のないような最悪に近いものがあったと思います。平和によるプラスの効果はもちろんありましたが、ろくでもないスタートをきったことで、ろくでもない王朝になったように思えます。

モンゴル・元は圧倒的なスケールの大きさが人を惹きつけるんでしょうね。気持ちは分からなくもないです。もちろん、残虐性は仰る通りで、後世への悪影響は大きいとは思います。

ただ、中国の場合、漢字文化の連続性はありましたので、そういった意味で古い文化と何の関連もないとは言えないと思います。支配者層・士大夫が科挙で古典を暗記しまくりましたから、その影響は小さくなかったと思います。

雑談ですが、我が故郷松山では2004年に上海便が飛ぶようになりまして、どうやら中国ビジネスとか言ってるみたいなので、止せよ・・・と思っております。西の方では、近いとか言って、すぐ仲良くしようとする人達がでてきがちなので困ったものです。北陸はどうですか?

高城

363

date 2007/9/29(土)08:34
uname betsumiya

subject re(4):中国がかかわるとろくなことがない

ペルソナングラータさま 困ぺい糖さま

亡くなられた方を中傷しないのが日本の美徳ですが、雇用主が「いつも正義の側にたって取材すべき」、友人の方が「銃を構えている(兵士)のその醜い姿を暴くこそ使命」と語っているのには違和感を覚えました。

ジャーナリズムは本質的に営利事業であって、パパラッチを国営通信社や非営利団体・宗教団体・政治団体がやったとすれば、問題ですよね。バーナード・ショーも非営利の顔をして真摯にスターリンに騙されているんですね。現在のビルマは中国や北朝鮮より、まともでしょう。でも時に、『朝日新聞』は何か非営利のような顔をして反米・親中を説いていますよね。NHKに至っては、国営にもかかわらず、中国についてバーナード・ショー的虚偽報道を続けていますよね。

亡くなられた方の死亡したときの映像をみる範囲では、営利が本質であるパパラッチ的姿勢をとっています。すなわち、いずれの外国人記者ともタッグを組まず、外国人であるとの表示も、記者であるとの表示もつけていません。ビザも観光ビザで入ったとされます。パパラッチは失敗して事故にあったとき取材対象を責めるでしょうか?カメラマンとしてむしろ本望であったような気がします。彼は国家・大新聞社による保護を求めず、金銭目当てであって安っぽい正義感もなく、大体は現場で死ぬ運命にある戦場カメラマンとして死んでいったんではないでしょうか。

昨日、日中国交回復30周年記念パーティが北京日本大使館で開催され、デブ森と貧相村山が出たと報道されていました。ところが中国側は元首相級はいっさい出席していません。これが日中友好の本質で、中国人で日中友好・日支親善を願っている人間はまずいないでしょう。

先日、駐日インド大使の講演をききましたが、「一体日本はこれまで中国にいったいいくら援助して、どのくらい民間会社が進出したんだ?こちらの統計ではインドにはその5%もきていない」といっていました。ビルマ人で日本にきている人々は善良そうですよね。最近日本にきている中国人とは大分違う印象です。人口が減りつつある昨今、インバイトしたいくらいです。

外交でイデオロギーは重要で、軍政に組するわけにはいきません。ただ、貧しい人に渡るような方法を案出して人道支援は続けていいのではないでしょうか?福田外交というのはよくわかりませんが、たんなる媚中をやるんではないでしょうか?官房長官初め、いかに止められるかですね。

別宮

364

date 2007/9/29(土)12:20
uname 困ぺい糖

subject re(5):中国がかかわるとろくなことがない

別宮様 ペルソナングラータ様

インドシナ戦争で戦死したロバート=キャパが典型ですが、彼らは戦地に赴く時には常に自己責任です。これはUPと契約してベトナムに赴き、ピューリッツァ賞を取りながらカンボジアでクメールルージュに殺された沢田教一も同様でしょう。

今回、各社報道を見ていて、彼らの真の敵とは彼らから写真やネタを買い取っていた新聞、TVでないかと思えてきました。

報道、表現の自由とは、本来政治的党派性など拒絶しなければ得られないものです。しかし、昨今、あまりに酷いですね。国営放送を筆頭に。

そして、これは私たち自身が気をつけなくてはならないのは、逆に自己責任、あるいは営利だからといって、党派性の強いところを顧客にするのは憚るべきということでしょう。
たとえば困ぺい糖はときどきへぼ絵を描くのですが、サヨおば団体やら代々木のさるところのためにカットを描いてやったりと言うのは厳に避けるべきと思います。
だれもがその党派の与党と今後は看做すだろうからです。

ミャンマーでなくなられたカメラマンの方は自分のためにそのあたりの線は引いていたでしょう。TBSのリポートも請け負っていましたが、それ以外の部分でのかかわりは内容です。

もちろん全員国か党の人間がやっている中国にはこんなことはありえないでしょうが。

「皇国の守護者」が打ち切りだと〜!! 困ぺい糖

365

date 2007/9/29(土)12:57
uname はぐメタ=軟体金属

subject re(1):真珠湾第三次攻撃は可能だったか!?

steinbrunnerさま

時期を逸した感がありますが、軟体金属であります。

真珠湾第三次攻撃が可能だったかとの問いですが、
少なくとも、第二次攻撃終了後に南雲長官の判断で第三次攻撃が出来るかと言われれば、NOです。

問題はいくつもありますが、少なくとも、タンカーとの合流、ゼロ戦用20mm機銃弾の備蓄量の2点は致命的です。

真珠湾攻撃に参加した艦艇は、28ノット(加賀の最高速度)で空襲を警戒しながら移動していました。
故に、タンカーとの合流が遅れれば、燃料搭載量の少ない駆逐艦はハワイ近海で漂流する可能性が高いのです。
当初予定では、第二次攻撃終了後、ただちにタンカーとの合流地点に向かう手はずでした。
第三次攻撃を行えば、合流地点(少なくとも合流時間は)を変更しなければならず、南雲艦隊は無線封鎖を破ってタンカーに連絡するか、駆逐艦が漂流する覚悟で合流地点に遅れて到着するかの選択を迫られます。

また、ゼロ戦用20mm機銃弾の備蓄の問題もあります。
B17のような大型機を打ち落とすためには、7.7mmでは力不足ですので、どうしても20mmが必要です。
しかし、その20mm機銃弾の備蓄がほとんど無く、第三次攻撃を行うと20mm弾が枯渇する状況でした。
そうなった場合、ハワイやミッドウェイからB17が襲い掛かってきた時に、どうすることもできません。

他にも、第二次攻撃までの火災の煙により目標視認が困難であること、目ぼしい艦艇(少なくとも自走能力の残っている)はすでに港外に退避したこと・・etc
その他の事情を考慮しても、第三次攻撃は行うべきではなかったと考えます。

重油タンクは叩いても良かったかもしれませんが、やるならば第二次攻撃の最終段階でしょうね。
重油が着火する可能性は高くありませんが、運良く着火したら、大噴煙が巻き起こって、その後の攻撃は不可能になるでしょうから。

366

date 2007/9/29(土)16:40
uname はぐメタ=軟体金属

subject 中国史

別宮さま、だだえもんさま、medさま、ならびに皆様

軟体金属であります。

自分も正史についてはそれなりに信用しております。
なぜなら、隋以降の記録は日本でも保存されていると考えれるからです。さすがに(媚中はびこる現代はともかく)近代までの日本人に中国史を改竄する動機は無いでしょう。
明の鄭和のような人物の例もありますが、隋代までに記録が残っていれば、歴史に埋もれることは無いと見ています。
軍事面については誤りが多いと感じますが、現代の日本の新聞と同レベルなのかな・・と考え、いちいち古代ローマの記録と照らし合わせて修正をかけております。

>妃の選び方
科挙制度と妃の選び方・重臣の問題、気づきませんでしたが、別宮さまの仰るとおりと思います。
科挙の無かった、西晋以前においては重臣の娘や妹から妃を選ぶことが当然であったように思います。
特に三国時代、記録を見る限りでは、貴族や君主の婚姻のほとんどが政略結婚だったのではないかと。
流浪の生活をしていた劉備でさえ糜竺の妹や孫権の妹を妃にとっていますし、劉禅の妃は張飛の娘、陸遜の妻は孫策の娘、司馬師の妻も夏候氏の出です。

>(君主に対して忠実な)忠臣
春秋戦国から三国時代までは、様々な人物が多く、明以降の暗鬱とさせられる時代とは違って、興味を惹かれます。
孔子のように各国を転々とする自営業的な(君主に対して忠誠心皆無な)官僚もいれば、友を命がけで弁護した司馬遷もいます。
関羽、張飛、諸葛亮あたりは完全に劉備の子分と言うべきでしょう。彼らの行動原理を、国家や儒教で説明できるようには思えません。

科挙という制度は、多様な家臣団を無くすという意味で、君主にとっても悪い制度なのかもしれません。

>軍事上の事跡
>司馬仲達のライバルだから有能っぽく書く
それは無いでしょう。
正史でさえ、孔明について「応変の機略は、その長ずるところにあらざるか」と、酷評しております。
正史を書いた陳寿は蜀の出身で、孔明について政治面ではべた褒めをしております。その彼でさえこの書き方です。

>孔明の北伐
medさまの仰るとおり、北伐の全体を通して、通年で兵力を維持できるような食糧を蜀から運んで来れたようには見えません。
第一次北伐では魏の手薄な地域の町を取りに行っていますし、第二次北伐では最初の陳倉城を落とせず食糧不足でそのまま撤退。
第4次北伐では収穫期に敵地に乗り込み、敵地の食料でかなり長期間居座ったものの、結局、持久戦に持ち込まれて食糧不足で撤退。
最後の北伐では五丈原で屯田まで始めていますが、司馬仲達はまったりと蜀軍が食糧不足になるのを待ったわけです。

国力面の問題も資料には残っています。孔明がかなり無理をしていたのは確かで、「後・出師の表」(呉に送ったもの)にも、
「今、民衆は窮乏し、兵士は疲労しています」「蛮族から集めた兵も、一州が養うには過重でして、いずれ維持できなくなるでしょう」と愚痴を送っているぐらいです。
同盟国に対して送る文書としていかがなものかと思いますが・・。

というわけで、正史や同時代資料(後・出師の表は正史には無い)を見る限り、それほど大きな矛盾は感じません。

367

date 2007/9/29(土)18:04
uname SLEEP

subject re(1):支配者層の質

高城さま

モンゴル人はどうも敵の人命を家畜のそれのように考えていたんではないでしょうか。普通、降服しなけりゃ皆殺しだとは宣伝文句の一種でしょう。実際にやるバカはほとんどいないと思います。そして明の太祖ですが、中国の歴史において初めて南からの統一を成し遂げた点を重視すべきだと思います。つまりモンゴル支配によって何かが破壊され、パターンが変わったんじゃないでしょうか。またそのような人物をほとんど実像もわからぬまま批判するのはどうかと思います。むしろ宋朝の末路を考えると良くやった方だと評価したくなるのですが、どうですかね。

田中芳樹のように遊牧民を称揚するくせに、スケールの大きい米や英は嫌いとか言う人もいますよね。どうも何かロマンのようなものをかきたてられるんでしょうか?要はただの人殺しの野蛮人じゃないかと思うんですけどね。

10年ちょい前は冷戦崩壊で環日本海経済圏だと、アホが吠えてました。だいたい貧乏なとこが更に貧乏人と手を組んで何するつもりなのか、正気を疑いますけどね。良いものを作れば世界中どこにでも顧客がいるというのが自由経済でしょう。フェラーリのF1マシンに採用されている鍛造マグネシウムホイールは富山の高岡で作ってるんですからもうちょっとしっかりしろよ北陸、と言いたくなりますよ。

SLEEP

368

date 2007/9/30(日)00:30
uname だだえもん


subject 「東京裁判の謎を解く」を読んで

別宮様

「東京裁判の謎を解く」を読ませていただきました。こういう表現が適当かどうかわからないのですが、類書の中でも群を抜く「面白さ」であると感じました。
「謎を解く」のタイトルに違うことなく、今までよくわからないことがいくつか明瞭にわかるようにもなりました。

白眉なのは「東京裁判は蒋介石の復讐劇だった」というところです。確かにそう考えれば東京裁判における不自然さ(広田が死刑になったこと、重光が起訴され有罪になったこと、そもそも「15年戦争(この言葉は当時はまだなかったですが)」などというアメリカにとってはどうでもいいシナリオに基づいて裁判が進行したこと、など)にも納得できます。

ただ、個人的に一つだけ腑に落ちないことがあります。それは、
「なぜアメリカはそこまで蒋介石に遠慮する必要があったのだろう」
ということです。

もちろん、本に書かれていたように、アメリカという国が伝統的に中国の好感を求める傾向があること、戦後のことを考えると国民党中国を味方につけておく必要があったこと、などはよくわかります。
しかし、それにしても死刑判決7人のうちの4人までが大アジア主義者、特に広田、松井の死刑判決などはあのキーナンまでが「なんという馬鹿げた判決だ」といって非難しています。重光の有罪など、どう見ても横車を押しているようにしか見えません。
蒋介石にサービスする必要があったとしても「サービスしすぎ」だったのではないかと思われます。

これだけ過剰なサービスを受けた蒋介石ですが、戦前によばれた連合国首脳同士の会談といえばカイロ会談だけで、あのポツダム会談にも招かれていません。(会談後、ルーズベルトは電話で蒋介石と話したようですが。)
このいっけん疎略ともみえる戦前の扱いと、東京裁判におけるサービスの過剰ぶりが、どうにもつりあわない印象を受けるのです。

そうはいっても、おそらく「蒋介石の復讐」とみるのが、今のところ考えられる説明としては、最も説得力がありそうな説明だとも思いますが。

それにしても、アメリカの首席検事が、よりによってキーナンのような低劣で、事実上マッカーサーのお使いに過ぎない人物(田中隆吉に女の世話までしてもらっていた)だった、というのは悲劇でした。
これが、ニュルンベルグ裁判でのアメリカの首席検事であるロバート・ジャクソンのような有能で高潔(学位は持っていないものの、古典に関する造詣の深い人物として知られていました)、かつ独立した権能を持った人物だったら、もう少しましな裁判になっていただろうと思うと、つくづく残念です。
結局、日本はそのくらい軽く見られていた、ということなのでしょうか。

369

date 2007/9/30(日)07:13
uname 高城

subject アンチ洪武帝は譲れません

SLEEPさま

洪武帝は身ひとつで皇帝まで成りあがったわけで英雄といえば英雄といえるでしょう。しかし、自分はこの人物は大嫌いです。彼は貧しい頃乞食坊主をやっていたのですが、終生このことにコンプレックスを持っており、皇帝になると、僧・禿・光などの単語を聞くだけ(読めない)で、その文章を書いた役人を死刑にしました。また、これらの単語に似た発音を聞いて、死刑にすることもありました。また、功臣達を大粛清しています。いいがかりばかりですし、一族皆殺しです。最低としかいいようがありません。

同じ群雄でも張士誠(紅巾ではない)なんかは、部下達と結束が固かったですから、モンゴルのせいとばかり言えないでしょう。また、この時代、元もたいした勢力とも思えず、朱元璋がいなくてもなんとかなったのでは? 必ずしも統一にこだわる必要もないと思いますし。

まぁ、ロマンは真面目に考えるとロマンにはならないでしょう。残虐や野蛮の肩を持つつもりはないです。

無駄な橋作ってすみません、四国。

高城

370

date 2007/9/30(日)09:07
uname betsumiya

subject re(1):「東京裁判の謎を解く」を読んで

だだえもんさま

解く鍵はキーナンにあるのは事実ですが、ご指摘のようにそれだけではないでしょう。

現在まで貫いている問題ですが、1950年までのアメリカの中国に対する方針は「『国民党』も『共産党』も仲良く日本に対抗して戦いましょうね」に尽きます。ライスがコソボ独立を画策しながら、なぜ台湾独立に反対するかという点です。台湾人口の85%は国民党がくる前から台湾にいた人々です。

じつは国民党も共産党もボルシェビキ(=コミンテルン)です。この両党にほとんど差はありません。アメリカが反中共になったのは朝鮮戦争からです。そうなるとマッカーシイズムが発生しベトナム戦争に入り、ところがニクソン・キッシンジャー外交に入り、また元の木阿弥で共産党・国民党は仲良くしてね、となりました。

さらにいえば、日本の革新官僚・軍官僚は社会主義者です。ライシャワーは大正時代と戦後は連続しており、中間には軍国主義者=帝国主義者の時代があったとします。ですが、日本軍国党という政党はなく、軍国主義なり帝国主義なりというイデオロギーはありません。アメリカ人はヒトラー・ドイツと日本を2大敵とみなしましたが、そこに社会主義という共通性があることを見落としていました。キーナンは日本軍閥党があるかのような論告をやりましたが、イデオロギーが共通すると似たような発想をすることに気づかなかったんでしょう。

日本人戦犯処罰は国共が一致できることで、アメリカには提供しやすいサービスだったということでしょう。それに加え、日本人も喝采を加えていたことを忘れてはならないでしょう。戦前の日本人は戦争が始まったあと義務として国家に協力したのは事実ですが、林銑十郎内閣など支持しませんでした。社会主義軍人は嫌っていたんですね。それの延長で、蒋介石は人気があったんですね。「以怨以徳」は戦後大分たって蒋介石が日本人向けの「世辞」としていったことですが、まだ日本人年寄りで感動しているのがいますよね。「以怨以徳」は『論語』にある言葉ですが、孔子はこれを否定、「感情のおもむくまま報復せよ」といっています。蒋介石も同様で、BC級戦犯として167人を処刑しています。

同じ東洋人だから蒋介石はこういった残酷なことをするはずがない、という日本人は当時も多かったんですね。でも処刑されたのが167人に達することは知られていないでしょう。「南京大虐殺派」の言い分は聞いていると、「まっとうな人間か」とも思いますが、反面、辛い事実を見逃してオブラートにくるもうとする人はいますよね。マッカーサーはこういった複雑なまたは物事を曖昧にする日本人の感情はわからなかったんでしょう。

アメリカ人も人の子で、能力に特別なことはありませんから、安易な結論に走ったということでしょう。「国共仲良く、日本人戦犯を一杯処刑しましょう」という甘い囁きに負けたんですね。これはさておき、日本人の中で、「東京裁判史観」というか、「日本人徒党が共謀して満州事変から支那事変・太平洋戦争と一貫して先制攻撃を展開した」という理論が信じられていることがむしろ異常でしょう。少なくとも支那事変については虚偽ですよね。支那事変で先制攻撃をやった蒋介石が必死になるのはわかるんですが。大東亜戦争の開戦原因と太平洋戦争のとは違うといってもキョトンとされます。

別宮

371

date 2007/9/30(日)09:39
uname betsumiya

subject re(6):中国がかかわるとろくなことがない

困ぺい糖さま

まあ、営利でやる分には絵を描いたり写真をとるのはいいんでしょう。問題は「無償の愛」といって頑張ることですよね。また資金提供者に簡単に迎合することも問題ですが・・・。

沢田もキャパも雇われであって、スペイン政府軍やベトコンへの「無償の愛」で活動したのではないと思います。そして新聞はいいのですが、TVというのは電波帯の独占使用権を得て放映する事業者で「政治的中立」を要求されています。これは厳密に解するべきであって、テレ朝の古館のように「アメリカの政策に従うばかりの」「自由競争は格差社会を生む」といいまくるニュース解説者は問題でしょう。

本当の事実報道は可能かはさておいて、古館を置くならば、それに反対の解説者なりもやはり置くべきでしょう。古舘は古いタイプの亀井静香的社会主義者ですから反対の人間はいくらでもみつかりますよね。また国営通信社というのは、外政が係われば、すぐさま偏向でニュース価値が疑われます。「無償の愛」で配信されるニュースというのは、平壌放送局のような感じですよね。

「IMPERIAL GUARDS 」というのは近衛師団のことですが、「皇国の守護者」か「皇帝の守護者」かといえば後者(複数形だから)でしょう。「IMEPERIAL ARMY」は帝国陸軍ですが、海外のサイトでこのように書くとブルブルする人が多いので「OLD」をつけるようにしています。でも世界唯一の「EMPIRE」が目立たぬようにするというのも、時代ですかね。ワシントンDCのワシントンモニュメントのところで、東京にもこのような緑地があるかときかれ「ウルヘーIMPERIAL SQUAREがあるわ」といったら、白い眼でみられました。

別宮

372

date 2007/9/30(日)11:00
uname med

subject 中国正史の問題

ただえもん様、軟体金属様、

えーと、一つ一つに反論されても、・・・。

根本的に私がいいたいのは、中国正史というのは比較検討ができない世界だということです。

そして中国正史が「信頼できる」という方がしばしば「論拠」として提出される理論は皆、何の論拠にもならない思い込みだということです。

先に書いたように、根本的な問題として、「1つの解釈」を強制するという点でまず問題があります。
また、どんなに「正しい」人が書いたとしてもしばしば間違いはあります。
例えば、坂井三郎氏は「ゼロ戦はF4Fよりはるかに強かった」と書きました。これは本人にとっては嘘ではありません。

中国正史を擁護される方の論拠としてはこれまで書いたように、

前王朝の歴史を書くから悪口を書くことはあっても誉めることは無いはず、
・・・誉めた方が良い場合がたくさんある。

個々の数字、特に住民数などの統計は信じられる、
・・・地方官にしろ、中央官にしろ、官僚が虚偽報告する理由は、現代中国の統計にも認められるように、単なる怠慢も含めて山のようにある。

中国の古代の歴史家、例えば司馬遷、は信頼できる、
・・・信頼できるという根拠が全く無い。更に信頼できる人でも間違いはある。
司馬遷自身、秦の始皇帝が「焚書坑儒」をやったのでそれ以前の資料の収集に苦労したと書いている。

中国正史は国家事業だから信頼できる。
・・・明が編纂した「元史」は露骨な情報操作が行われたとされる。それ以前の国家編纂正史が正しいという論拠は何処に。

中国正史は膨大な数の官僚が編纂した。相互チェックがしっかりされているはずだ。
・・・「集団」が嘘をつかないという根拠はどこに。官僚が国家よりも自分の組織の利害を優先する場合は多々ある。どこかの国の社会保険庁は?

前後のつじつまがあっていれば信じても良いはずだ。
・・・前後のつじつまがあっていない「小説」はむしろ珍しい。前後を併せて改竄されていたらどうするのか。

私は、中国古代史は「しろうと」が最も手を出しにくい歴史分野であると考えています。
日本史や西欧史は一般的な歴史書の上の段階で、数多くの資料・論文があり、基本的なところを一通り押さえるだけでも大変です。
対して、中国古代史は「正史」だけ押さえると、その上は、あまりありません。少なくとも一般人が手に入れられる範囲では。
このため、「正史」関連を読んだだけで一端の通気取りになってしまう方が少なくないように感じます。
ここが間違いでしょう。

中国古代史にも「正史」の上の資料はあります。ですが、それは発掘資料とか、絵画や武具の研究などいきなりかなり高度なレベルになります。ですから、一般人ではまず手が出せません。

現在の中国古代史研究家は、正史は当然把握していて、それを肯定し、かつ否定して研究を行っているようです。
例えば、昨今では、中国の、「隋」、「唐」王朝は、北方騎馬民族系である、というのが通説になりつつあると思います。この話、「正史」だけをいくら研究しても出てきません。「正史」にはそんな事は書かれていませんし、それでつじつまも合っています。
だだえもん様が書かれているように、正史を批判的に読んでも、この話は出てきません。
「正史」以外の研究が進んだから、この様な話が出てくるわけです。
中国正史ではこのように重大な出来事も「隠蔽」されているのです。

勿論、中国正史の全てが正しくない、というわけではないでしょう。
一つのまとまった資料としては優れた物でしょう。大筋では正しいのかもしれません。ですが、どこまで正しいかといわれるとさっぱりです。
そして、中国正史だけを材料に、どこからどこまでが虚偽で、何処からが正しい、と論ずるのは無意味でしょう。
軟体金属様が書かれたように「ローマ史」と比較するというのは正しい方向と思います。ですが、それだけではかなり苦しいとも考えます。

中国正史の真贋を見極められるのは、専門の発掘資料などを駆使できる専門家だけではないかと考えています。
「赤壁の戦い」は無かったという説も存在します。ですが、これを「正史」の知識だけで、前後のつじつまがどうだからといって批判しても笑われるだけでしょう。この様な説を主張する専門家は、正史を読み込んだ上でその様な主張をしていることを忘れてはならないでしょう。

一般人は、少なくとも「嘘がかかれているかもしれない」という前提で中国正史を読むべきであり、そして、・・・あまり語らない方がよいかと。
語るのであれば、「中国正史が正しいとするならば」という前提を入れておく必要があるでしょう。

個人的には、あと10年か20年ぐらいしたら、正史の間違いを網羅した一般人向けの本が出るのではないかと期待しています。
でも、・・・中国が民主化するまでは無理かもしれません。

med

373

date 2007/9/30(日)11:26
uname med

subject re(2):真珠湾第三次攻撃は可能だったか!?

軟体金属様、

えーと、蛇足みたいなつけたしですが、・・・。

まず、日本機動部隊の燃料についてですが、これは昔、詳しく計算されたものを読んだ記憶があります。
で、結論から言うと、厳しいが不可能ではない、という事のようです。
ただし、28ノットの維持は不可能で、少なくとも第3次攻撃隊の準備中は巡航経済速度に落とす必要があるようです。
ハワイ近海で、10ノットぐらいでのろのろしているのが有りか、という問題は残りますが(^^♪

それから、ゼロ戦の20mm機銃弾の話ですが、これは第3次攻撃隊を出すのであればそう大きな問題ではないようです。
つまり第3次攻撃隊で当然大きな損害が出るだろうから、稼動機数は大きく減少し、残った機には弾がいきわたるだろう、ということのようです。
そんな数で迎撃ができるのか、という話になりますが、第3次攻撃隊を出すという段階で、敵の攻撃がきたらあきらめるという話のようです。

まあ、ですから、第3次攻撃自体はできないわけではない、という事のようです。

結局、第3次攻撃隊を出した場合のこちらの損害をどう考えるか、という話に戻りますね。

med

374

date 2007/9/30(日)18:31
uname steinbrunner

subject re(15):真珠湾第三次攻撃は可能だったか!?

ロック様

仕事が忙しくなかなか返信できず申し訳ありません。

人材に関しては陸海軍共にいたとは思いますが、真空管やその他の部品の品質が悪くせっかく
生産した電波兵器などが故障する事があったと聞き及んでいます。

いいアイデアなどがあってもいい部品が無くて現実化できないという点がやはり電波兵器開発に
欧米列強に比べて遅れをとった原因の一つなんだと個人的には思います。あとは人材がいてもそれを
うまく能力を発揮できる組織に問題は無かったかとも思わず考えています。

375

date 2007/9/30(日)18:32
uname steinbrunner

subject re(1):真珠湾の目標

皆様

桜井よし子氏のblogで面白い記事がありましたので
更なる議論の糧になればと。

http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/2001/08/post_73.html

376

date 2007/9/30(日)22:19
uname 枯山

subject re(2):真珠湾の目標

steinbrunner様

横より割込み失礼致します。
枯山と申します。
この記事ですが、併せて奥菜秀次『陰謀論の罠』(光文社 pp.199〜204)だけでも
お読みになっていただけるとありがたいのですが、ステイネットという人物が
研究者として一番問題なのは、論点の要点になる出典を『著者のファイル』から
という曖昧な記述を頻繁に行い、出典の公開検証を避けるという我国の『武功夜話』と
非常に良く似ている、検証可能性に爆弾を抱えている説と言えます。

我国では、防研からして出典の公開検証を重んじておらず、日本海海戦では
検証されていない出典を持ってきて『新資料発掘により新たな光が』という
手法が大手を振るうので違和感がありませんが、外国の研究者でまともな場合
は論拠の出典の公開検証をすることで、出典の価値を高めるのを常態としているために、
我国のような出典を秘伝化して価値を高める手法は正直それだけで異常な目で見られます。

枯山

377

date 2007/9/30(日)23:25
uname 困ぺい糖

subject re(3):真珠湾の目標

steinbrunner様 枯山様

正直読んでいて背筋が寒くなったのは、太平洋艦隊情報部のアンダーソン少将のくだりで、住居をわざわざ軍港から遠いところに構えたというところです。
これも、住居をいつ変えたか、購入したいきさつといったプルーフをまったく交えずスティネット氏はさらりと言っていますが、どうもアンダーソン氏に個人的悪意を持った人間をソースにしているようにも思います。

これだと、下手をするとアンダーソン氏あるいはその家族にスティネット氏が名誉毀損で訴えられてもおかしくありません。特に彼は海軍少将ですから。

秘伝のタレ的資料扱いと言うのは如何に危険かというのは、このようなアクチュアルな問題をはらむのだと言うことをあまり認識する人は多くないですね。また、陰謀論(左右両方、南京、天皇メモ真贋含む)もよく検証せず批判に耐えるクロスチェック資料を用意せずに振り回すのは、現実に関係者にも多大の迷惑が及ぶと言うことは自身への戒めも含めてよく考えるべきことかと思います。

困ぺい糖

378

date 2007/10/1(月)00:22
uname はぐメタ=軟体金属

subject re(1):中国正史の問題

medさま

はぐメタ=軟体金属であります。

正史についてのスタンスはmedさまと似たようなものです。

元々、自分は中国古代史好きが高じて、発掘資料に手を出そうとして時間の限界を感じて挫折した一人です。
まがりなりにも政府があった時代に、なぜ人口推計を気候区分と農業生産性の推定値を出さねばならないのかと。
発掘資料を日本に持ってきてくれとは言わないが、きちんと写真を撮って見やすく整理してほしい・・と。愚痴ったことは一度ではありません。

>正史の間違いを網羅した一般人向けの本
自分は悲観的です。仮に中国が民主化したとしても、厳しいのではないかと考えます。
調べる上で感じたことですが、どうにも中国人自身が『漢民族は4000年もの間途切れることなく続いた』と考えたいようで、政体が変わっても、その志向は大きく変わらないのではないかと。
と言っても、10年近く前のことですから、今は変化しているのかもしれません。

(隋つながりということで)鮮卑がいかに漢化したか等は、学ぶべきことの多い貴重な事例だと思うのですが、そのようなことが歴史の闇に埋もれるのが残念でなりません。

379

date 2007/10/1(月)07:40
uname ペルソナ・ングラータ

subject つまらない独り言です。

別宮様、困ぺい糖様

インペリアルという単語をたくさん聞きまして、ちょっと一言。

今日から郵便局が民営化ですが、「日本郵便」の英訳を、英国郵便「Royal mail」のように、「Imperial mail」にしておけば、畏れ多くてひょっとすると民営化などということにはならなかったかも、などというつまらないことを考えてしまいました。

それにしても、郵貯が「世界最大の銀行である」とあらためて言われると、驚きますね。

古館〜朝日は酷いんですが、反対のポジションでのニュース番組ができないのは、やはり左翼が嫌がらせのように騒ぎ始めるのではないかと言う不安を各放送局が持ってるんでしょうね。沖縄での集会、あるいは九間発言に対する反応を見ても、彼らは発言に対してつねにヒステリックになりますから。バーナード・ショー的にのらりくらり、目先のものをテキトーに批判するのが一番楽で良いんでしょうね。

ペルソナングラータ

おまけ
ニュースで聞いたところによると、イングランド銀行の金庫に保管中の金塊320トン(!)の一部がどういうわけか劣化で裂けたりしだして、「経年劣化だ。純度は99,9で、うそはない」とあわててるとか… 大英帝国も堕ちたものよ。

380

date 2007/10/1(月)08:47
uname betsumiya

subject re(1):つまらない独り言です。

ペルソナングラータさま

イギリスは労働者階級かつ公共住宅発祥の地でもありますから、「無産」が本当に貯金無しを意味します。

大体、今潰れかかっているビルディングソサイエティというのは、5年貯金すれば住宅ローンが借りられるという「協同組合」です。昔、日本でもあった「冠婚葬祭互助会」の住宅版です。時代名をとったと思しき「平安閣」というのがありましたが、いつの間にかなくなりましたね。

ところが持ち家志向が強く、大学卒業生であれば資格を生かし家をもとうと結婚すると5年以内に大借金します。じっさいには、大学(文字通り大学。士官学校・花嫁学校不可でダイアナ妃も含めて英王室にもいないのでは?)進学率が15%程度ですから、大半は資格がなく金を借りられず自治体住宅ですが。大卒資格かつ大企業オフィサーでないと住宅ローンや長期金融はまったくといっていいほど借りられません。企業金融でも、銀行は3カ月未満の短期金融しかやりません。最近は当座貸し越しが増えて、枠をとられるとすぐ終わりで、訴訟の山です。

ここがアメリカや日本と大違いです。とりわけアメリカの住宅ローン残高は2000兆円(日本は250兆円程度か)に達し、消費者金融も半額はあるのでは?アメリカの刹那主義、イギリスの貸し借り禁止主義も病膏盲ですよね。日本人がアングロサクソンなどと一緒していうと皮肉っぽく笑いますけれども。またロイヤル・メールですが給料が安いので有名です。それでか知りませんが郵便料金は封書40円程度です。郵便配達は住所にとにかく放り込むだけで、十年以上前の居住者への税金督促状がきます。

日本の郵貯の滅びる原因に封書80円というのがあるのでは?電力・ガスもそうですが、公共料金が日本は高すぎますよね。東京電力は品質がいいといいますが、質は前提でその上でコストダウン努力しないと駄目でしょう。町の電力会社・町の民営郵便局の方が安いでは、潰すしかないでしょう。帝国陸海軍も潰れましたから、名前だけでもたせるのも無理かも。帝室博物館も国立になりましたし帝国赤十字も変えましたね。民営の帝国ホテルと帝都タクシー、帝京大学くらいですか?公営では帝都地下鉄が最後でしたか?日本初、世界で8番目の地下鉄は浅草=上野間で、昭和帝が「浅草がさびれたようだ。なんとかしてやれ」というので建設が決まったんですけれども。

"Imperial Museum of Art"と"National Museum of Art"では後者の方が好戦的に聞こえますけれども。沖縄11万人集会というのはテレビをみた範囲では、こんな数はとてもいないと思いました。大体、日本の手榴弾は着発式ですからただ民間人にただ配っても不発続出のはずです。護身用に配ることはあったかもしれませんが。それと女子高校生を演壇にたててますが、沖縄左翼・菅直人と広島市長はこういうの平気ですね。結婚に差し支えなければいいですが・・・。小学生をやり始めたら児童福祉法違反で検挙ですけれども。

別宮

381

date 2007/10/1(月)14:02
uname だだえもん

subject re(2):つまらない独り言です。

ペルソナ・ングラータ様 別宮様

例の「集団自決」教科書記述削除反対決起集会のことが、昨日の新聞朝刊にも載っていました。
それをみた私の妻が「やっぱりこれ(教科書からの削除)っておかしいよねえ」と言いました。

「なんで?」「だってこれだけたくさんの人がおかしいって言ってるんだったら、やっぱり本当に(集団自決強制は)あったんじゃないの」「…そう信じている人の数が多いからといって、真実だとは限らないと思うけど」「でも、昔からの言い伝えでもそう言われてたから、これだけ多くの人が来たんじゃ」

「そしたら、近所の淵に河童が出たという言い伝えさえあれば、河童は本当にいるとお前は主張するのか」と言い返したくなりましたが、こんなことで夫婦喧嘩するのも嫌なので、「事実関係に争いのあることについては、高校生くらいを対象にした教科書には載せない、という判断がそう間違っているとは思わない」とだけ言って、私はこの話を打ち切りました。

「11万人が集まった」というのはあくまで主催者発表なんでまるであてになりません(この手の数字は水増しされるのが普通ですし)が、それでも写真を見る限りかなりの人が集まったのは確かです。大抵の人は私の妻のように考えるんじゃないでしょうか。
集団自決強制が事実であってもなくてもどちらでも私は構わないのですが、こういう史実を「論証」によってではなく「数の圧力」によって決しようという姿勢には、明確におかしいと思うのです。
かつ、他の人もおかしいと言わねばならない筈です、たとえ「集団自決強制はあった」という立場にくみする人であっても。

382

date 2007/10/1(月)20:33
uname 渡来s

subject re(2):つまらない独り言です。

 別宮様,わりこみ,失礼します。

 浅草がパッとしなくなった原因を「決まってらぁ。山手線の駅を持ってこなかった
からだ」と言った老人を知っています。 東京に住んでいたころ,わたし(静)が
聞いた話でございます。

 本日のお題は,別に項をあらためまして。

383

date 2007/10/1(月)20:38
uname 渡来s

subject re(3):つまらない独り言です。

 だだえもん様,御意見に賛成します。

 しかし。 旧軍が護民の義務を充分に果たしたか,と問われると,渡来sでさえ,
口ごもってしまうのです。

 満洲なんか,その最たるものでしょう。 ついでに申しますと,故・瀬島を嫌って
います。 理由は,あらためて書くまでもありますまい。

 ただ,件の集団自決云々の話,これは,反軍すなわち反自衛隊・反安保に持っていこう
とする連中の姿を感じていますので,「11万人」の方々には失礼ですが,支持できません。

384

date 2007/10/1(月)20:43
uname 渡来s

subject ドイツは,第1次で蘭の中立を侵さず,第2次ではナゼ侵したのか?

 別宮様,皆様,こんばんは。 涼しくなりましたね。 この気候が続いてくれる
と電気代が助かるのになぁ,と考えている渡来sです。

 単刀直入にお尋ねします。 第2次大戦で,ドイツがオランダの中立を破った理由が,
いまだによくわかりません。 ベルギーだけではダメだったのでしょうか。

 もうすこし詳しく御教示くださいませ。 よろしくお願いします。

385

date 2007/10/1(月)21:03
uname 渡来s

subject 液冷「飛燕」は,どうやってもダメだったのだろうか?

 福田新首相の事なんか話題にしたくもないので,現実逃避な話をしたい渡来sです。

 両親は「離島と山村の切捨てが加速される」と嘆いています。 渡来sも,年寄り
の杞憂と笑い飛ばすことが出来ません。

 さて。 給料が出て1週間もたたないので,本を買いました。 学研のヤツを2冊と,
宝島社から出たパトレイバーの本を1冊。 …レイバー,何処にも見当たりませんね。
でも,そろそろ出てくるでしょう。 たぶん,最初は,火事その他の救難活動に用い
られるでしょう。

 学研の本は『世界の銃パーフェクトバイブルB』と『三式戦飛燕・五式戦』です。
前者を見て,フェデロフM1916が曲銃床だったことを知りました。 ああ恥ずかし。

 長い前置き,失礼しました。 渡来sは,飛行機が大好きです。 特に,第2次大戦
の戦闘機が。 皆様は,第2次大戦の日本機の中で,何が一番お好きですか。 渡来s
は,もちろん,ゼロ戦です。 だって,武勲が有りますもの。

 さぁ,問題は,飛燕だ。 渡来sは,ゼロ戦の後継機は「金星」装備の機体であるべき
だったと信じているのです。 たしか,ゼロ戦の末期型に金星装備のものがあったはず
ですが,影がうすいですね。 要するに,史実では五式戦として知られる戦闘機は,
あれこそ1942年(せめて1943年)に飛んでいるべきだった,と想っているのです。

 液冷エンジン機をモノにしようと苦闘なさった土井技師を始めとする川崎の方々に
敬意を表するにやぶさかではありませんが,DBの倒立V型を断念して,普通のV型12気筒
にしていれば何とかなったのではないか?という気がするのです。 皆様は,どのように
お考えになりますか? 御意見をお聞かせください。

 頭の中では(正立)V型12気筒のメカニカルスーパーチャージャー付きエンジンの飛燕
が飛び回っているのです(笑)。 

    インタークーラーもお忘れなく,渡来s

386

date 2007/10/1(月)21:57
uname 困ぺい糖

subject re(1):液冷「飛燕」は,どうやってもダメだったのだろうか?

渡来様

川崎P-Xの初飛行にウルウルきてる困ぺい糖が来ましたよ。

実は、川崎にとって、液冷エンジンとは当時の国内他社の中でも同社のみが自慢できるステータスでした。もともと、ここの航空用エンジンはドイツのドルニエ飛行艇が積んでたBMWが始まりでした。以後、順調に(?)液冷に関する技術を積み上げていったわけです。

陸軍の95式戦もそうですし、96戦との競作になった海軍向け艦戦試作も液冷でした。そして、その頃の液冷エンジンについて、クランク軸がどうたらといった泣き節は聞かれません。

エンジンがダイムラー系DB601に変わったところが大きいのではないでしょうか。このエンジンは流体クラッチを使い、全高度でスムーズな回転アップが可能なように調整されており、それはそれはドイツの技術は世界一みたいなエンジンでした。

ただし、この小難しいエンジンをイタリアのアルファロメオはちゃんと動かし、日本は旨く行かなかったという点は考えねばなりません。そして、それまでの川崎の蓄積が生かされなかったという点も。

やはり、どうしても統制、という語に行き着いてしまいます。DB601を国産化し日本でも馴染むようにスムーズに動かすということは、やはり創意工夫が要ります。ところがこれは統制の最も好まぬところです。したがってドイツ語青写真直訳式の製造にならざるをえなかったのでは?

空冷と液冷はどちらが有利かは議論が多いところですが、戦闘高度が飛躍的に上がった第2次大戦では液冷のほうが有利だったと思います。

それに空冷だって、誉の低稼働に泣かされているわけですし、一概に液冷のみのせいには出来ないと思います。だいたい、成増の47戦隊では、支給どおりのオイルを自家調合のものに切り替え、こまめにデータとりをやって、疾風で80%の稼働率です。
首都防空隊だから恵まれていたのは確かですが、裏返すと、やはり戦力とは兵站なりという言葉の証明みたいな話ですな。

困ぺい糖

387

date 2007/10/1(月)22:20
uname 困ぺい糖

subject re(3):つまらない独り言です。

だだえもん様

以前、この板にも、「多くの人が支持すればそれが歴史上の定説になる」と嘯いて去った人がいました。
もちろんこれは間違いですが、マスコミ左翼に限らず、右も含めてこの考えに組する人が後を絶ちません。

南京マボロシ派は典型ですが、百人切り裁判で司法まで親の仇のようにして食って掛かります。
まあ、声が大きいのが勝つと筋肉脳で思ってるんでしょう。

今回の沖縄の騒ぎは別の意味でもがっかりさせられました。菅直人の動きなど、とても政権担当を任せられないと多くの国民に思わせたのではないでしょうか?

そして、集団自決の有無はプルーフをたてて検証さるべきですし、これは当事者(軍人)がもし民間人の殺害命令や自決強要をやれば、陸軍刑法にもひっかかる行為のはずです。つまり、教科書一行で歴史が動いたなどと他人事のように主催者たちが言っているなら、その平和ボケと無責任さを糾弾すべきです。本当になすべきことは政治活動ではなく、事実の検証のはずですから。

ですから、教科書の記述云々に事態を矮小化することは、左翼も本気で反戦なぞ考えておらんのだなと読み取れます。海兵隊がいなくなりつつあって、反戦利権減少に慌てていると深読みされてもおかしくないですな。

困ぺい糖

388

date 2007/10/1(月)22:53
uname betsumiya

subject re(1):ドイツは,第1次で蘭の中立を侵さず,第2次ではナゼ侵したのか?

渡来'sさま

ヒトラーは驚くほどオランダに注意を払っていません。オランダについて有名な発言は、

「ムッサート(オランダの国家社会主義者)がこういったときジーンときた。「総統は私の気持ちを分かってくださるでしょう。我々の過去三百年にわたる努力が水の泡と消えようとしているんです』」

でもジーンときただけでオランダや蘭印のために何かせよとはいいませんでした。軍事的なことでは、マーストリクトについていっています。マーストリクトはオランダのもつ突起部で、これをとらないとリエージュやエベンエミル要塞をとりにくいという軍事技術的な要請はあったのでしょう。黄色の作戦は古いシュリーフェンプランをもう一度やろうとみせかけることがポイントです。

あとは北欧4国とベネルクス3国の国民はウクライナに移民させよくらいです。支那事変初期、石原莞爾とか参謀本部若手が日満支3国提携などとオダをあげたときがありました。でも朝鮮とかは入れてもらえないんですよね。やはり地図をみて国家の大小を判断する人は多いのでは?どうでもいいとか・・・。

別宮

389

date 2007/10/2(火)02:32
uname ペルソナ・ングラータ

subject re(4):つまらない独り言です。

皆様

11万人動員、という数字ですが、甲子園球場が満員でやっと48000人ですから、その二倍以上ですね。ですから写真を見る限り、どうしても疑問がわいてきます。

ちなみに新幹線一本(16両)でたしか定員1300人ぐらいですから、90本弱運行(山手線の電車なら70本ぐらい?)で運びきれる人数です。(動員令と鉄道の話題がよく出ますから、おまけでございます。)沖縄は公共交通機関が未発達この上ないですから、まぁ、あれだけ集められただけでもたいしたものですねぇ。(もちろん皮肉です)

皮肉ついでにもうひとつ、ものすご〜く性格の悪い見方ですが、沖縄の人たちは、満州で赤軍に追い詰められた人たちと比べると、それこそ英米に屈したシチリア島のイタリア人とソ連兵に襲われた東プロイセンのドイツ人ぐらい、その後の境遇の過酷度に差がありますから、なんか少し甘えがあるような気がします。まぁいずれにせよ、双方とも鬼畜米英で中ソ万歳、「戦陣訓」のレベルの頭の軍官僚たちが引き起こした悲劇であります。個人的には、おばか左翼も、「軍の命令の有無」より、「社会集団内の暗黙の了解≒半ば強制になった」のほうを掘り下げたほうが、もっと怖い(有効な)気がするんですけどね。

それを言っちゃうと、周りが皆そう信じてるから、考えずに「そうだ」と、集会で断言する高校生と、ひめゆり部隊の女学生がオーバーラップして、それこそやるせなくなりますが… 

ペルソナングラータ

390

date 2007/10/2(火)02:52
uname MUTI

subject re(3):つまらない独り言です。

だだえもん様

 とりあえずのURL紹介だけですみません。

http://koyamay.iza.ne.jp/blog/entry/320696/
http://koyamay.iza.ne.jp/blog/entry/321392/
http://koyamay.iza.ne.jp/blog/entry/321442/
http://koyamay.iza.ne.jp/blog/entry/321476/

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200710011300_05.html
http://koyamay.iza.ne.jp/blog/entry/320650/

http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/2c0869fca89b26b4806ed423c84206c8
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/ce4f75b7098f0b6139b52794e20ca1ca
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/c63e51902e4e34006794d50e9122d32e

いろいろ想像させてくれる物があると思います。

391

date 2007/10/2(火)04:42
uname ロック

subject re(2):液冷「飛燕」は,どうやってもダメだったのだろうか?

困ぺい糖様 渡来s様

液冷エンジンと空冷エンジンは一長一短はありますが 総じて液冷の方が高性能でしょう
ただ問題なのは ガスケットなどの部品やオイル クーラントなどの交換用品が多い事
そしてその製品の精度が要求される事です
倒立はオイルの消費量が比較的多いようですから運用面で問題がありそうですが
エンジンの上部にプロペラを持ってきやすいですから 条件としてはずせなかったのでしょう
問題は困ぺい糖様の言うとおり問題は「統制」だと思うのですが
それに伴って生産場における量産性 公差の精度もはずせないと思われるのです

クランクの材質でニッケルが使えなかったという問題はあったようですが
それより軸受けなどの精度の方が問題かもしれません
滑らかに動き部品へのストレスが少なければそれだけでもかなり寿命は変わります
(当然程度問題はありますが)
要するにベアリングなどの精度が高ければ良いわけですが
高精度製品の大量生産は難しい状況だったようです

ドイツは工作機械の精度を上げて量産しました
しかしそれだけに工作機械操作の熟練が必要になります
米国は熟練していなくても精度を比較的高く出来る工作機械で
大量に部品を作り各種の工作中に製品検査をして精度を高めました
要するに不良品もばかすか出るわけですが検査ではねても十分な量を作ってきました
(推定2割程度の不良品か?)
日本にも高精度工作機械はありましたが 最先端の物はドイツからの輸入が多かったようですし
数も少なかったようです(これはエンジンの直噴装置の加工でも問題があったようです)

昔にフライス盤を見学する事があったのですがキサゲ加工が非常に綺麗でした
日本にもこういう技術があるのだから と思うのですけど
工作機械を作るにも 高い工作技術の他に創意工夫が必要なわけでして
統制の中では自由に行えなかったのかもしれません

日本の場合 飛燕とその後継機を運用するならば
各工場共通の工作精度と公差精度の向上 部品管理(製品検査なども含む)
要するに工場の量産体制下における工作精度から変えねばならないと思われます
(単品なら2000馬力級空冷エンジンなども職人技で作れますが兵器にはなれません)
時間的にどうにもならない事ですし 統制というものの弊害は非常に恐ろしいと思われます

392 削除
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394

date 2007/10/2(火)05:26
uname ロック

subject re(5):つまらない独り言です。

皆様

一つだけ良い点があるとすれば
日本においてはもう軍人(?)が民間人に死を迫る(例え善意であっても)事はないでしょう
久米島事件をみると無かったとは断言できないですしね
(この事件は軍規違反なのか 混乱時の不幸な事件なのか すぐに判断が出来ませんが
当事者の元兵曹長に良心の呵責が無いのはアイヒマンに似ているな とは思います)
軽くさらっても「軍人の俺達が指導してやらねば」みたいな面がかなり臭うのですよね
しかし ペルソナ・ングラータ様の言うように
多くの人がそうだと思うから 集団自殺をした面と
多くの人がそうだと思うからあったんだ とするのは同じだと思います
これで多くの人がこの件に興味を持ち
そのうちの幾人かが深く調べてみようと思えば騒ぎも無駄ではなくなるのですが