過去ログ301-350

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date 2007/11/19(月)15:58
uname SLEEP

host 220-213-102-081.pool.fctv.ne.jp
subject re(1):農業への企業進出

medさま

北海道ではそうなっているのですか、たしかに農地が広いと機械も高価になりますよね。現金がなければ担保が必要でそれが農地というのはありそうな話です。

思うのですが、塩漬けされた農地というのは先日総建築費の十分の一で落札された郵政関連の施設と似てますよね。この先農協や国が差し押さえたり、物納される農地は増えるでしょうから、最終的には入札でがたんと目減りするんではないでしょうか。なにせ市場に出れば安くならざるおえないのですから・・・

国民新党に1000億円が100億円になったことの感想を聞いてみたいSLEEP

302

date 2007/11/19(月)21:50
uname だだえもん

subject re(2):農業への企業進出

med様 SLEEP様

農業への企業進出の最大の「障壁」は、農地法だと思います。
農地法第3条で、各都道府県の農業委員会が許可した人(法人含む)にしか、農地は売ることができません。
かつ、この許可がおりるのは事実上農家、もしくは農業法人に限られます。
2000年の改正で農業法人の中に株式会社も加わりましたから、普通の企業が農地を取得して農業ビジネスをやる道も開けました。
ですが、株式会社だったらなんでもいいわけではなく、いろいろな条件(耕作従事の実績が何年以上、とか)がくっついていたはずです。

農地の価格は農業委員会によって決められていますし、農地を競売で取得する場合でも「買受適格証明」というのを農業委員会からもらう必要がありますから、結局一緒です。
要するに、農地は自由市場で取引されているわけではない、というのが、最大の問題です。

かといって、いきなり「農地自由化」をやった日には、おそらくmed様が指摘されたような事態が起き、路頭に迷う人が続出するでしょう。
いずれ、農地の譲渡制限の規制は緩和の方向へ向かうべきだと私も思いますが(そうしなければいつまでたっても農地を集約できず、低い生産性にとどまらざるを得ないでしょうから)、それには十分なセーフティネットが確保されねばならないとも同時に思います。

とりあえず、買受適格要件を少しずつ緩めた上で、三ちゃん農業の担い手のお年寄りが自然減するのを(はっきり言えば死ぬのを)待って、次世代くらいのところで完全自由化、というシナリオが穏当ではないか、と思います。
この掲示板の方々からは「生温い」とか怒られるかもしれませんが。

303

date 2007/11/19(月)22:03
uname だだえもん

subject re(2):インパール作戦

軟体金属様

私のような素人がみても
「標高2000m級の山を3個師団で越える?」
とか
「インパールだけじゃなく何故コヒマも攻める? 行きがけの駄賃?」
とか
「仮にインパール攻め落としたとして、その後保持できるの?」
とか、いくらでも突っ込めるわけですので、おそらくそんなことは、陸軍のエリート参謀は皆さんご存知だったと思うのです。
それにもかかわらず、反対しなかった、というのは罪が重いでしょう。

よく、会議で、その場では何も言わないで、後になって居酒屋で
「いや、だから止めとけって思ったんだよ、俺は」
とか言ってる人がいますが、ああいう感じだったのか、とか邪推したくなります。

304

date 2007/11/19(月)22:20
uname だだえもん

subject 陸大教育

別宮様

結局は陸大教育の問題点、ということに行き着くのでしょうか。
花谷とか牟田口とかいった、どうみても人の上にたたせてはいけない人間を体系的に作り上げてしまい、出世させてしまったところが一番問題なのか、とも思います。

ただ、陸大を出た立派な軍人も多くいるわけですし、それだけに原因を帰するわけにもいかないのかもしれません。

船場吉兆の社長の息子のことでも思ったのですが、誰からも批判されない、誰の掣肘も受けない、という立場に置かれると、多くの人間は堕落します。
自分が絶対だと思い、他者を虫けらのように扱うようになります。

小才のある人間を、必要以上に甘やかしつづけてきた結果、といえるのかも知れません。

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307

date 2007/11/20(火)02:48
uname MUTI

subject インパール作戦の背景

 だだえもん様、皆様、MUTIです。

 陸軍がインパール作戦を実行に至らしめた理由についてですが、
インパール作戦を実施しなかった場合の戦況の見通し、
そして国家の全面敗北をなんとしても回避したいという動機からくる混乱が、
この決心に影響を与えているように思われます。

 あまり良くない「たとえ」で言えば、
経営に行き詰まった自営業者が、競馬狂の部下の口舌に乗っかってしまい、
高利の借金に手を出して手に入れた元手で、
一か八かの「大穴」に手を出したようなものかもしれません。

---------------------------------------------------------------
 ずいぶん昔、
「あの時、世界は… 磯村尚徳・戦後史の旅<1>」(NHK取材班)の中の、
「進め!デリーへ インド独立のかげに」を読んで強い衝撃を受けた私です。

308

date 2007/11/20(火)07:13
uname betsumiya

subject re(1):Englandの食糧事情、

medさま

じつに、膨大なコレクションです。感銘すると同時に、全部に同意します。でも、これで私が少数派とはとても思えませんが。

別宮

309

date 2007/11/20(火)07:28
uname betsumiya

subject re(1):インパール作戦の背景

MUTIさま

作戦を開始した与党は、東條英機とその子分、服部・辻でしょう。東條は軍人とすれば支作戦の男です。支那事変の察哈爾作戦、太平洋戦争緒戦の長沙第1戦だと思うんですよ。自分で企画したのは。そもそも、大東亜戦争戦争の前例の名づけとか、そのあとオープンカーで宮城に入ったこととか、変わった人ですよね。

太平洋方面では海軍中心ですから、イニシアチブをなんとかとりにいったんでしょう。この戦争は徹頭徹尾、陸海軍バラバラ・対立の戦いですから、そこから理解した方がいいでしょう。

料簡からいくと、陸幼・陸士・陸大のシステムが問題ですね。ただ、これとは違う海軍がどうかといえば、これもおかしいですよね。

あまり人はいいませんが、例えば条約について陸海軍人ともまったくわかっていません。頭は普仏戦争です。今と違って法制局や外務省条約局は何をやっていたのかと思いますが、軍人に勉強する積もりがないんですね。国際法が趣味の東郷平八郎と雲泥の差です。

別宮

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311

date 2007/11/20(火)09:34
uname med

subject re(2):Englandの食糧事情、

別宮様、

コメントありがとうございます。
ですが、あの、・・・書いた本人が3割がた誇張だろうと考えている冗談ネタの全てに同意されてしまうというのは、なんとも、・・・。

例えばお茶の話にしても『留学先』のお茶だけで全てを語れるわけではないでしょうから、あくまでも個人の経験範囲内の話だとは思います。

ただ、別宮様が少数派かどうかはわかりかねますが、私が聞いた範囲では、イギリスの長期滞在者は皆、何か深い怨念を抱えているように思えました。
食べ物のうらみは尾を引きますね。

個人的には「夕食のメイン料理のカスタードプディング」というものを一度味見してみたいのではありますが。

med

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313

date 2007/11/20(火)10:04
uname med

subject re(3):農業への企業進出

だだえもん様、SLEEP様、

農地の取引ですが、取得条件がいろいろと厳しいのは私も承知しています。
ですが、農地の取得条件が緩和されたとしてもそれで、農地の取引が活発化されるとは、思えません。

現状において農家に対する主な融資先は農協であり、破綻した農家の農地は農協の物になります。
この農協が農地の安売りをしないのが問題でしょう。

商業地などでは破綻した会社の不動産は銀行の物になり、不良債権の処理に困った銀行は不動産を安売り、別な言い方をすれば適正な値段で売り出すしかありませんでした。
対して、現在の農協はいまだにそれ程困ってはいないのです。
ですから、農地は塩漬けにされ、帳簿上は高い値段のままです。

農協の合併も多少は行われていますが、一般金融機関ほどの改革が行われているかははなはだ疑問です。
なんかよく判りませんが、いろいろと補助金貰ってるみたいですし、・・・。

やはり農協改革が先ではないでしょうか。

まあ、あんまし急激にやるととんでもない事になりそうなので、ただえもん様がご指摘のように、「死に絶える」のを待つ必要もあるのかもしれませんが、・・・。

med

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315

date 2007/11/20(火)12:38
uname 西山

subject re(4):農業への企業進出

med,だだえもん様,SLEEP様 
横レス失礼します。

いつも楽しくロムさせていただいております。

皆様のような大所高所からの見解は困難ですが,田舎にまだ1丁ほど(=1ヘクタール)ほどの農地があるので,少々感想を。

つい最近まで,うちの田舎では,田舎で生涯くらすことに腹を括った人は,自前で設備投資(1000万〜3000万の間ぐらいでしょうか)して,老齢で自前で耕す元気が亡くなった人の田んぼを借り,規模拡大をしていました。
(実際にやっている人は,建設工事が減って仕事がなくなった自営の建設業の方が多いようですが)
ところが,集団経営推奨などと,新しい補助制度ができて,営農組合(?正式名は不明です)をつくると,補助金で大型機械が買えて集団経営(コルホーズ?)できるようになりました。
コルホーズ?のほとんどは,農協を退職した人が理事?になって経営しているようです。草刈,稲刈りなどの手伝いをすると日当がもらえます。

他にもいろいろ理由をつけていままで補助金がでています。草刈機買うと補助がでるとのことなので,5万円程度の草刈機は,うちの田舎には3台もあります。おかげて,春・夏・秋と草刈に駆り出されて参っています。

うちの婆さん(母ですが)口癖は,田舎に若くて元気のあるやつは,ぜんぜんいないです。
田舎の荒廃は,皆様ご指摘の通り,農政の補助制度にあると思います。いくら,個人が努力して設備投資しても,となりで座っていても補助金がもらえるなら,無理せずお上の補助金をまちたくなりますよね。

それに,農業は,やはり科学の時代だと思うんですね。企業経営を入れて,設備投資,研究投資することで,高い付加価値をもつ,商品作物が開発できるんではないでしょうか。

農地は,売買せずとも,借地で十分だと思いました。企業側もリスクのある動産を抱えずすむという見方もあります。
法規制は,不勉強でしりませんが,とにかく,企業経営可能な方向で規制解除して,自営農家はそこへ就職すればよいと思います。もちろん収入はさがるかもしれませんが,もともと多くの農家は,兼業なのでインパクトはそれほど大きくないかもしれません。規制緩和で町工場や個人商店はかなり打撃があったようですが,農業もいつまで聖域とすることは,合理性に欠けるのではないかと思っております。

とにかく,田舎の荒廃の根本は,やる気ある人がチャレンジ可能な環境を作ることより,むしろ規制と補助金で社会主義経済状態としたことが原因と疑っています。

皆様のご意見は,いかがでしょうか。

316

date 2007/11/20(火)19:42
uname ペルソナ・ングラータ

subject 「アジア圏から訪れた観光客に…」

皆様

今晩、京都新聞の夕刊を見ていて、気になった記事をちょっと紹介いたしまする。舞妓は〜んも、大変どすなぁ、と言うお話です。

http://kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007112000095&genre=K1&area=K10

さて、「悪質な外国人観光客も…」と言うので、外人一般(日本人も含む)の話のようですが、話の本題はじつは「アジア圏から訪れた観光客にマナーのよくない団体が多い」、で、となると京都で中東人やインド人、東南アジア人の団体観光客なんか絶対的に見かけませんから、誰のこと事かといえば、察しもつくわけで…

取り囲んだり着物を引っ張ったり、走って追いかけて体を触ったり… だそうで。はっきり国籍を書けないのかねぇ、京都新聞。

ペルソナングラータ

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date 2007/11/20(火)20:00
uname ペルソナ・ングラータ

subject re(9):カトリックあれこれ

Sai夫様、別宮様、皆様

日曜日に、NHKの衛星放送で、TGVの世界新記録達成にまつわるドキュメントをやってました。再放送もある様子ですので、興味のある方は。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/071118b.html

官民一体で大バックアップ、警察が一斉に道路封鎖をするし、クルーはみんな「フランスの威信」と書かれたシャツ着てるし、ありゃすごいな、と思いました。しかも電車の窓ガラスが割れても原因究明お構いなしで、次の日に本番だ、ですから… 夜中に高速試験したら、次の日6時には、ちゃんと定刻どおりに一番列車を走らせなきゃならない新幹線とは、環境が違います。

無事故が第一の日本の宇宙開発と、ロケットの部品が散乱してもお構いなしの中国のロケットを比べてるようなもんかもしれませんね、ありゃ。

日本政府もちゃんと自国技術を宣伝すべし。
ペルソナングラータ

おまけ
遅くなりましたけど、イタリア戦前型の「ドアたくさん」三等車の画像。
http://www.railfaneurope.net/pix/it/car/historic/Centoporte/I_Varallo_Bz39144_12-6-05.jpg

318

date 2007/11/20(火)21:19
uname 古興歌

subject re(5):農業への企業進出

西山様,皆様

古興歌 と申します。普段はROMで,皆様の御見識の高さに敬服しております。
ずっと以前に,やはり農業の話題がこの掲示板で出た時等に,若干しゃしゃりでて,あるいはとんちんかんなことで,皆様の目耳を汚した者です。
首都に隣接した県で農業の公務で小さな暮らしを送っている者ですから,見識の低い,度量の小さいものながら,また若干のことを申し上げたく存じます。

西山様のお説
>田舎の荒廃の根本は,やる気ある人がチャレンジ可能な環境を作ることより,むしろ規制と補助金で社会主義経済状態としたことが原因と疑っています。

これについては,お説のとおりの部分があろうかと思っています。

ただ,以前にも申し上げたことですが,「補助金」というのは農業経営者の受け取る金額のうち,必ずしも大きなものではないと思います。
大きくなくても「心を腐らせる」部分はあろうかと思いますが。
また,農民の全員が受け取っているものでもありません。
補助金として何をカウントするかには色々な考え方があるようですが,例えば先だってのチコリの例のように,指定産地になるほどの品目ではなく,水田耕作せず,稲麦大豆畜産をやらない人の場合,いわゆる「公的助成」はほぼ縁のないものです。

ところで,農村は荒廃したのでしょうか?
荒れた農地が増え,「農業」後継者はいくらもいなくて,「自給率が低い」という面では確かにそうですが,シャッター通りが多くて,開発した工業団地やニュータウンが売れなくて,再建団体になる自治体が出てきて,という面を含めれば,「田舎」が低迷している,と言うべきものがあるかと思います。
モボ・モガなんてのは,自分の意識にもない古い言葉ですが,例えばこのような都会の「繁栄」の一方で,かつて田舎は「豊か」であったはずです。大根をかじる子供の写真が有名ですが,一般的には田舎は豊か,という意識は都市にあったと思っています。

「田舎」にも色々あります。
本当に「人が居ない」状況になってしまうような危機が目前のところもあれば,農業はそこそこやり,かつ「家」の後継者は「高給取りの固いところに勤めるサラリーマン」で農業なんか継ぐ気配がさらさら無いようで,でも家から通っていて,集落にはちゃんと人が残り,地域経済が成り立っているようなところもあります。
こんなところでも,大学院出で農業なんか継がないと思われていたせがれ・むすめが帰ってきて農業を始めるなんてこともあります。あくまで,「こともある」程度ですが。

ヨーロッパ大陸では,「日本は兼業農家というものがあるからいいよな」という農民の声もあるそうで(私の聞いたのは,確かスイスだかドイツだかに行った職場の仲間から)。

「生産性」という言葉も幅の広い言葉ですが,コスト競争の面で外国に劣後しているのは稲麦大豆飼料作物で,稲を除いてこの品目が「自給率」を下げています。
そして稲を除いてかつて「ほぼ捨てられた」(地域差が大きくて恐縮です)品目です。
稲は,これも随分と昔の話になってしまいましたが,政治的に価格が維持され,コスト競争の面が薄いまま,他の品目を押しのけ,余ってかつ足りない「高い農産物」の構造を作ってきました。
そして,生鮮流通の問題(広域流通できる品目は米)やら,経済規模の問題(どこの地域でも最大の売り上げは米)やら,技術革新による省力化の問題(3ちゃんでも兼業でも生産できるのは米)やら,決済の問題(換金に1年間かかるのは米)やらが色々積み重なって,水田・稲作が農地・農業の主たる部分となり,これに食管法やら何やらの規制と水田造成・維持という土木事業の側面も合わさって,なんだか「社会主義経済のような農業」を生んできたと考えています。
国家公務員が米の検査をする云々で批判のあった食糧検査も,米流通業者の希望で始まったと聞いています(情報のルートにバイアスがかかっている可能性はあります)。

政治,行政に誤りはなかった,しかたがなかったと言うのではありません。いずれにしろ「米」への公的力のかかり方が,現状の大きな原因になっていると思います。

>コルホーズ?
私の小さな経験では人民公社,といわれたこともありました。私の小さな「場」では嫌われています,明確に。
でも,なぜか国家施策に一定の位置を占めています。

見識が低いことを免責にしているようになって恐縮ですが,先ほど述べたように,田舎にも色々あるのですが,このような施策が何故か馴染む場所なり人なりタイミングなりがあるようで,「経済施策」を全国レベルでやると「成功体験」が「全国統一」の布例のようになりがちです。
だから,道州制には「おそれて」います。

農地の塩漬け
農協の財務の具体的なことは農協幹部でもないのでわかりませんが,農地が塩漬けになる原因のかなり多くは,畜産,施設園芸等の設備投資がうまくいかなかった場合があろうかと思われます。この場合,担保となった土地は,例えば山間地,傾斜地,廃墟施設の残った土地,であり,もともとの使用目的がうまく行かなければ農地として一般的には優良ではない,という評価のものがあろうと思われます。
もちろん,高くなれけばうらなきゃいい,という判断もあるかも知れません。

農地の値段・企業の参入
農地の値段は,売買者の相対です。農業委員会は個別の価格に介入しません(はず)。
高いか安いかは分かりませんが,例えば水田10a(300坪)で100万円とすると,10haで1億円です。水田10aの売り上げは,裏作を度外視すれば10万円/年(品種,ブランド,地味等で差あり)程度で,10haなら1,000万円/年。
企業といっても色々ありましょうが,例えば100haの水稲作(これが「生産性の話題の一方の主人公でしょうから」)であれば,1億円/年の売り上げです。
50ha規模を2世代の家族労働(+若干の季節労働者)で経営している例を知っていますから,100haなら10人程度の従業員で,従業員1人当たりの売り上げは1,000万円。
これが,外国産との競争に勝つとかなんとかの話になると,従業員1人当たりの売り上げは500万円とかのレベルになります。精米,配送等の付加価値を付けて700〜800万円?
個人経営の発展した企業であれば,個人の資産(生活基盤),個人の志向(地元の田舎で暮らしたい,先祖を受け継ぎたい・・・)で支えて可能と思われますが,大企業が参入するかと思えば,厳しいかと思われます。
農産物輸出国でも大きな企業が直接に農地を経営する例は少ないと思われます。

農地の価格が高い方が良いか低い方が良いか,これもよく分かりません。
以前,別宮様がおっしゃったように,積極的な利用・投機があって価格が上がった方が,農地を保持している者にとってもよかろうというのもうなずけます。担保価値も上がって,融資も受けやすくなり,結果として経済が拡大するでしょうから。
一方で,地価が上がれば規模拡大者にとってはあい路になります。
西山様がおっしゃるように,
>農地は,売買せずとも,借地で十分だと思いました。企業側もリスクのある動産を抱えずすむという見方もあります。
というのが現実的であり,また実態もそうだと思われます。
借地料の設定法には課題が色々あろうかと存じます。

規制
農業規制の代表は農地法でしょう。
私もよく分からないし,例えば遠くに行ってしまった農民の子孫が農地を持てても,資本ややる気のある人が参入しにくいというような,現実に現地で困っている課題もあります。

一方で,これが規制残置の理由かどうかは分かりませんが,無制限な土地流動は困るという面はあります。

日本は,農地解放の影響がどの程度か分かりませんが,細かな単位の筆で農地の所有・利用権が錯綜しています。
そのため,「自由意思」は農村でも尊重されますが,となりで妙なことが起こると困る,ということがあります。
例えば,水田の真ん中に畑ができると,水がもれる。
隣で違う作物を作られると,農薬の飛散が問題になる。
隣が荒れると,雑草,害虫が増える。
隣が宅地になると,耕作に苦情が出る・・・

農地規制の緩和,あるいはやる気のある人の参入を歓迎する声は,特に「やる気のある人」を中心に,よく聞かれますが,現実には色々ある,ということです。

以上,当方の答も何も無い状態ですが,申し上げる次第です。
長くて恐縮です。

古興歌

319

date 2007/11/20(火)22:08
uname はぐメタ=軟体金属

subject re(4):インパール作戦

だだえもんさま、別宮さま、皆様

はぐれメタル=軟体金属であります。

作戦方向としてインド洋方面に出ることは間違いとは思いません。
ハワイとセイロン島のどちらに戦略的価値があるかといわれれば後者でしょう。

牟田口の変な部分は、インドに出るためビルマの悪路を使うというあたりで、別宮さまが仰るとおり、インドに出るなら海路を使うしかありませんよね。
1942年、日本側優勢の頃に、日本側が上陸舟艇をかき集めベンガル湾のうち防備の弱いところを狙って上陸すれば、悪路を這いずり回るのは英印軍側の方だったかもしれません。

太平洋側の防備ですが、自分は絶対国防圏構想(小笠原諸島〜マリアナ諸島で迎撃)は、フィリピンやインドネシアのような多島海で戦うよりは良策であると考えます。
マリアナ諸島は島の数が少ないため、米軍の上陸地点(空港設置可能地点)が限られ、日本側にとっては防御しやすくなります。
それに比べ、フィリピンは空港を作れるような島がいくらでもありますから、米軍は一番防備の薄い地域を占領して空港を作って制空権を握り、あとは日本軍が飢えるのを待つだけでOKです。

硫黄島のような地獄を5、6個作れば、米軍も日本本土進行を諦めたのではないでしょうか。

320

date 2007/11/21(水)00:51
uname SLEEP

subject re(6):農業への企業進出

皆様

個人的には西山さまのお意見に100%賛同しています。問題なのはやはり自由主義、市場の否定でしょう。現状買い手がそんなにいないというのはたしかにそうですが、そもそも買う資格を国が規制しているのでは売る方だって農地を売りたい側だって困っているのです。はっきり言えば事実上の身分制をやってるんですね。

そして気に食わないのが兼業農家、農協です。普通会社員なら副業は禁止ですよね、でもなぜか農業に関してはOKということになってます。原因は現在の水田がほぼ労働力を必要としないことでしょう。農薬や機械、種籾の仕入れや売却も農協に任せておけばいい、ですがこの農協というのはそもそも何なのか?株式会社ではありませんがお役所でもありませんよね。独占禁止法違反じゃないのか?金融からガソリンまで売ってることに誰も疑問を持たないのが不思議なのです。まあともかくこういう兼業(はっきり言えば趣味道楽)で競争に勝てると思う方がどうかしてるんじゃないでしょうか。
ちなみに言えば、手間暇かけて作る畑と水田はまったく違うものなんですが、どうも自給率どうこう言う時はこの辺を無視してる気がします。

ボージョレーヌーボー?2000円出すなら甲府にきまってるYO!と思うSLEEP

321

date 2007/11/21(水)01:32
uname 亀太郎

subject イギリスは遠い国

med様、別宮様、皆様、

テキサスの田舎町に大陸流しの身の上の亀太郎でございます。この田舎町の周りは
隆起さんご礁の土地で一面牧場として利用されています。、あまり地味はよくない
ようですが、あちこちの家庭菜園を見る限り何でも出来ておりましてアメリカの
余力を感じます。水は農地より芝に撒きたいようです。

会社の中は、東部中西部出身のアメリカ人が半分と、中韓印パキを筆頭にユーラシア
連合半分くらいの構成で、ドイツにも事業所があって毎日電話会議しております。

とある日、隣に座っている1st line manager(私と同じペーペーです)に、
粗暴な英語をイギリス人に注意されたことは無いのかと聞いてみたら固まりました。
怒っているのかと思ったのですが、、、

 「イギリス人と仕事をしたことが無い、、、、、」

そうです。考えてみると3年間イギリス人に私も会っておりません。特殊な例かと
は思いますが、イギリスは遠い国でございます。

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324

date 2007/11/21(水)07:08
uname だだえもん

subject re(7):農業への企業進出

皆さま

なんだかこの話題が盛り上がっていて、不謹慎かもしれませんが面白く感じています。
興味深く読んでいて、特に西山様、古興歌様の「現場の意見」はとても参考になります。

時間がないので今は軽くとどめます。

med様の仰るように、農地法をどうにかしたところでそれですぐ農地の値段が下がるというものでもありませんが、まずはそこからはじめないとしょうがないと思うわけです。
そもそも自由市場ではないのですから。
また、農協の土地塩漬けの話も道理ではありますが、これもmed様が指摘されるように、そこまで農協は「追い詰められていない」以上、そのまま塩漬けにしつづけるでしょう。
農協を「追い詰める」手法の一つとして、外部との競争にさらす、というのはあるかと思います。それだけでは足りないかもしれませんが。

私も大体皆様の意見に同調するのですが、ただ、いきなり完全自由化してしまうと、現在の零細農家の相当数はオチこぼれるだろうことが予測されるわけで、これをどう救済するのか、ということも同時に考えねばならないと思います。
甘いでしょうか?

ちなみに補足ですが「農業委員会が農地の価格を決めている」というのは、誤解を招く表現でした。
たとえば、農地売買の斡旋事業というのが各地方にあって、その場合の推奨価格を提示したり、売買の当事者を仲介して価格調整したり、ということを農業委員会がやる場合があるらしいです。
(もちろん、実際は当事者の合意により最終的に価格は決まるのですが、推奨価格とそう甚だしく乖離することはないでしょう。)
そういう意味で、農業委員会は少なからず農地の価格に影響力をもっていると思いますが、不正確な表現であったかもしれません。

325

date 2007/11/21(水)08:09
uname betsumiya

subject re(1):イギリスは遠い国

medさま 亀太郎さま

何かの因縁でイギリス人女性とボストンにいき、スーパーにいったら"Up Martet"にいき服を買いたいとぬかしおりました。すると店員にサラダといわれ、「あたしが買いたいのは野菜じゃない」ときいてくるので、ソリッドじゃないかといったら納得してました。野菜でもトマトなどと叫んでました。わかるアメリカ人はいませんよね。そのうえ、アメリカ人にランドンなんかいわれて、ロンドンと言い返す気力もないようです。

ニューイングランドでこれですから、普通のイギリス人はアメリカの空港おりたとたんは、かなり困難を感じるようです。でも平均的なアメリカ人はイギリス英語を"British English"といいますよね。これ言い過ぎでしょう。

でもテキサス英語について言えば、あるスイス人がなんで子音をはっきり発音しないんだと怒っていました。とにかく英語の標準語はありませんから、「日本ではこういう」と言ったところで、ニコリとされますよね。インド英語も苦しいものありますよね。もっとゆっくり発音すればいいと思うんですが。

別宮
 

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327

date 2007/11/21(水)08:34
uname betsumiya

subject re(5):インパール作戦

はぐメタ=軟体金属

マリアナ・小笠原絶対防衛圏は、真珠湾決戦派が現れるまでは海軍の基本的な考え方でした。山本五十六は西園寺の情報係原田熊雄のこういっています。原田が記録しているもので、海軍人がきいたものではないので、こういったことは確実です。会話は1940年11月車中です。

「聯合艦隊の艦の数は、どうしてもこの倍にしてもらはなければならないし、飛行機の数も無論倍にしてもらはなければならん。さういう大きな艦隊がいよいよ編成された場合に、たとへばもし戦争が始まつて、東京がアメリカの空軍のために非常に爆撃されて火事になるといふやうな場合に、作戦上、なほ聯合艦隊は瀬戸内海等に引込んで、或る時機まで待機してゐなくちやあならないといふやうな余裕は、自分には到底ない。東京に非常な火災が起つて、三度も四度もまる焼けになるやうな時に、それを見ながら作戦上の或る時期まで黙つてゐるといふやうなことは、到底自分のよくするところでない。さういふ時に、どうしても米内大将が最も適任で、あの人に優る提督はないと思ふ。今日、かういふ人物沸底の時に、たとへ一度豫備になつても、とにかくまた一年、経たず、海軍の知識には少しも欠けてをらないのだから、いま自分は、大臣や次官に、米内大将をぜひ現役に復帰させてくれと要望してをるんだ。今日も、発つ前に催促に行つたけれども、お客があつて会へなかつた。」

直接の主旨は、米内光政を現役復帰させ自分に代わって連合艦隊司令長官に任命しろといっているんですね。小笠原・マリアナの漸減邀撃をやっていたら、東京を空襲されると警告しています。そのさい退嬰的に瀬戸内海にいるわけにはいかない、というわけです。つまり、従来の漸減邀撃論を航空時代に合わないものとして否定します。

これの裏側には(原田にはいわなかったでしょうが)、真珠湾攻撃部隊の司令官になりたい、それほど真珠湾をやりたいんだ、というのがあるんですね。

それに加えて、漸減邀撃というのは自衛戦ですよね。真珠湾攻撃は奇襲開戦です。山本の論理のおかしさは、この両者を並べて論じることです。少なくとも、ケロッグ・ブリアン条約はわかっていませんよね。山本はこのときNO1の軍政家ですかた。他の海軍人は反論する術がなかったのでしょう。東郷平八郎は国際法の大家ですが、山本五十六はケロッグ・ブリアン条約の成立経緯も含めて、読んでいなかったのでは?

別宮

328

date 2007/11/21(水)09:18
uname betsumiya

subject re(10):カトリックあれこれ

ペルソナングラータさま

多ドア型の車両は、確かにイギリスでのったのと同じです。リーズ城かなんか遊びでいったときと思ったんですが、スペイン人と一緒でした。そのスペイン人は父親がアルゼンチン人でしたが、経済悪化に耐えられず、200年ぶりか帰国したそうです。いい判断だったといってました。その子供の顔がなんともインディオで、日本人と並びペーソスが漂う雰囲気でした。でも危険ですよね、この車両。

先日、同窓会でJR西日本の関係者と話しましたが、従来、国鉄の技術屋はリニアでなければ、摩擦推進の関係で350キロ以上は不可能だといっていたけれども、最近は400キロは普通に出るようで、摩訶不思議だといってました。

運行技術とか線路とか関係あるかといったら、そうではないというので、技術屋の頭はわからんよ、で話は終わりました。風力摩擦はスピードあげると逓増的ですから、流線型が鍵なんでしょうかね。電池電車にして、パンタグラフをなくすという手がありますよね。TGVの単純速度上げもなかなかですが、モーターの馬力をあげればブンブン走るというものでしょうか?窓ガラス割れであれば単線にすればいいというほどの問題ですよね。

別宮

329

date 2007/11/21(水)22:24
uname MUTI

subject re(1):「アジア圏から訪れた観光客に…」

ペルソナ・ングラータ様、皆様。

以下、チャイナのごく一部の富裕層の影響なんでしょうが、分母が大ですから…
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/post_929f.html

 以下、全然違う話題ですが、上記と同じブログです。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/post_a250.html
たしかに、「イタリア畏るべし。」であります。

 更にまた違う話題ですが、三度同じブログです。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/post_1585.html
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2007/11/2_5707.html

ブッシュだけでなく、カトリック教会も喜びそうな話です。

330

date 2007/11/21(水)23:19
uname MUTI

subject re(2):中国系カトリック

だだえもん様、皆様。

 以下、昔、私が学生だった頃知った話なので、現在では違っているのかもしれませんが。

チャイナでキリスト教を布教しようとした時にぶつかる問題は、
イエスに子供が存在せず(おそらく性行為もしていない?)、貧乏で、早死にしている点にあるのだそうです。

これ、チャイナの人々の人生目標「福・録・寿(子宝、財産、長生き)」に完全に反しているわけで、
「そんな貧相で、苦しんで死んだ人を、どうして神とあがめねばならないのだ?」
という気持ちを引き起こしてしまうそうなのです。

(釈迦も、出家して現世の利益を捨てましたが、釈迦の場合、
出家以前に現世利益を堪能できる恵まれた環境にあったことになっており、
結果、道教的な教えと結びつくことが出来たようです。)

というわけで、チャイナにおけるキリスト教は、太平天国の乱の洪秀全の考えのように
「それって、キリスト教?」と言いたくなる状態に変質したものになるか、
もしくは、この世界でキリスト教を信じる欧米諸国が栄えていることをしめし、
そこから十分な利益がキリストにはあるのだ、とあやしげな論法を振りかざすものになるか、
商売・政治力・コネの面でキリスト教徒であることが有利とおもうような状況におくか、
これらのミックスによってようやく布教(?)されている、とのことでした。

331

date 2007/11/21(水)23:34
uname MUTI

subject スペイン VS. ベネズエラ

皆様。

以下のような話が発生していたとのこと。

http://malicieuse.exblog.jp/7697705/
http://malicieuse.exblog.jp/7710556/
http://malicieuse.exblog.jp/7729489/

対岸ならぬ、大西洋両岸の火事というところでありましょうか。

332

date 2007/11/22(木)01:41
uname ペルソナ・ングラータ

subject re(11):カトリックあれこれ

別宮様

鉄道の限界速度が300〜350キロ、というのは、フランスが大昔に実験したときに、331キロを出したものの、線路と架線はボロボロ、機関車は脱線寸前、パンタグラフが火を噴きながら走った、ので、「こりゃだめだ」とフランス人が吹聴していたことが原因で信じられていたことのようです。(鉄道ジャーナル連載の斉藤雅男氏のコラムに書かれていた記憶があります) フランスがトラウマから覚めて、再びやる気を出したのが今日の日仏(独)の競争の再開につながったんでしょうね。(中韓がそれに便乗して漁夫の利を得ようとしてますけど…) 

技術的には、交流モーターの開発云々、と言うのもあるようです。パンタグラフもすごく減らせることが出来るようになりました。TGVは、最初ガスタービンでやろうとして、石油ショックで頓挫して方針転換、今日につながりました。イギリスはそのまま突っ走っちゃって、なおかつ「新しい線路作るのはもったいない」でしたから、ディーゼルばっかり、脱線ばっかりでもっと悲惨ですが。

京都の北部に、加悦鉄道と言うのが昔あったんですが、廃線後、ふるい客車等を、博物館にして飾っています。イギリス式の客車もあるようです。
http://www.kyt-net.ne.jp/kayaslhiroba/image/pic017.jpg

蝶番が外についてるところを見ると、これも外開きなんでしょうが、危ないですよね〜ぇ。イギリスは、いまだに手動ドアもたくさん残ってるそうですし、どうも20世紀の後半五十年を冬眠してしまったような感がありますね。料理も、1950年の東京はどうだったんだ、といわれれば、ミシュランの3つ星も見つからないでしょうから、ロンドン状態になるかもしれません。

「比叡」「金剛」を作った国が、その鉄道博物館に新幹線を飾って喜んでるようでは、悲しい…
ペルソナングラータ

333

date 2007/11/22(木)10:11
uname betsumiya

subject re(12):カトリックあれこれ

ペルソナングラータさま

新幹線とは名前の通りで、従来の狭軌の鉄道にたいして広軌の新しい鉄道線路をつくったというのが特色です。でも広軌は必ずしも必要ではなかった気がします。戦後、G5諸国でこれをやった国は日本だけでしょう。これの対抗案は在来線に高速車両を走らせることですが、日本でこれをやると在来線を新幹線化すると途中駅が怒るんでしょうか?

新しい線路の上に高馬力のモーターをもった電車を走らせれば成功間違いないということでしょうか。東京・大阪間とか混みあったところに新しい線路とか道路をつくりますから根性物語ですよね。今でも、第2東名つくってます。現状の東名でも厚木すぎるとすいてますけどね。

イギリスについていうと、イギリス国鉄は1921年、第一次大戦が終わった直後に5つに分割して民営化しています。このときに従来電化しようとした区間がいっせいに取り止めになりました。その後、全部経営不振になりアトリーの手で再度完全国営、サッチャーで分割(国営化)、現在に到っています。ともあれ、電化にたいするインセンティブがなかったんでしょうね。

イギリス人にとっては、自家薬籠の技術であるガス・タービンで乗り切ろうとしたんでしょうか?根本的路線の失敗ですよね。今また規格化型電化に乗り出そうとしています。ロンドン近郊だと電化地区とそうでない場所では不動産価格に差があります。電化はたんにスピード・アップではなくて、ATSだとか運行管制装置だとかにも影響しますよね。先日、間違えて湘南電車の先頭車両にのってしまい、運転席を後ろのガラスからみましたが、まるで飛行機のコックピットのようで若い女性が運転してました。

ストの映像で、フランス国鉄の運転席や運転手のデモをみましたが、日本の昭和50年代ですね。最近の雑誌社編集員は女性が多いのですが、以前は「女性の深夜労働禁止」とかで、いなかったんですよね。なんと愚かな規則をやっていたのか、と思う反面、これで順法闘争はやらなくなるな、とも思いました。看護婦は順法闘争やりませんよね。もっとも最近は小さな事故でもこまめに電車停めます。これも、コンピューターで可能になったんでしょうね。

『金剛』は第一次大戦の前、ビッカースで造られたもので日本製ではありません。エンジンはガス・タービンで余裕のある30ノットを実現させました。これ以後の日本製の戦艦で、この高速を実現させた艦は長門型・大和型を含めてありません。それゆえ高速の空母に随伴でき、太平洋戦争でもっとも活躍できました。戦間期の日本の技術進歩というのは、今からみると無力の一言に尽きます。急に進歩が止まりました。研究の自由がなかったんでしょうね。鉄道でも、国鉄幹線電化・新幹線、全部戦後ですもんね。

別宮

334

date 2007/11/22(木)15:44
uname ペルソナ・ングラータ

subject re(13):カトリックあれこれ

別宮様

第二名神は、滋賀県大津と三重県亀山(田舎区間)の間だけ、来年早々にも開通すると今日のニュースで発表されていました。大事なのはいつも渋滞する大阪近郊なんですが、ここが一番時間がかかるでしょうね。お金はもっとかかるでしょう。それに本来の趣旨である「140〜150キロで飛ばせる高速道路」、本当に実現するのか疑問ですし…。トラックばっかり走っている現状を見ると、危なっかしいものです。イタリアの鉄道高速新線の計画は、「高速化」の文言が不人気のためか(10分20分時間短縮しても、電車が遅れるから無意味)、最近は「大容量化」がキーワードになりました。東京大阪間は、キャパシティーアップを言い出したらキリがなくなりますよね。新幹線が走り出したら、熱海や三島から東京に毎朝通勤する人が発生しちゃうわけで、いたちごっこです。

新幹線が広い軌間を採用した理由のひとつは、車輪の間の、モーターをつけるための場所を広く取れるからのようです。在来線だとキチキチで、ギアやシャフトの構造がかなり複雑になるようです。車体まででっかくして、横5列シートにしたのは日本的ですけどね。他の国とつながっていないから、企画の共通化とかまで考えなくていいんですね。最近は電車が、ブレーキをかけながら発電して再利用するとか、ハイブリッド車両つくるとか、電池でうごく路面電車をつくる、とか、ヨーロッパ人には思いつかないようなことばかりやっている感じですね。

さて、件のヨーク博物館の鉄道博物館のシンカンセン(古い、昔の0型)ですが、英国の誇り、マラード号(世界最高速の蒸気機関車)の横に並べて飾ってあるそうで、大人気だとか
http://acela.way-nifty.com/acela/2005/03/0_1.html
http://www.h5.dion.ne.jp/~bond7743/justfunsight-NRMyork3.html

「イギリス人が幹線用蒸気機関車を作るのをやめたわずか4年後に、日本人はこんなものを…」と自虐コメント付きだそうで… 

それでも、一度英国へ行って、「帝国戦争博物館」とここだけは行ってみたいと思っているペルソナングラータでした。「国立(National)」鉄道博物館も、「帝国」にしないと自虐は治らないですかね。

335

date 2007/11/22(木)16:18
uname ペルソナ・ングラータ

subject フランスのスト

一言追加で…

フランスのストですが、どうやら国鉄のほうでも、労使会合で、かなり「こりゃダメだ」と言う空気になってるようですね。フランスの場合、国鉄よりもパリ市交通局(RATP)という東京メトロと都バスを一緒にしたのが、ほぼ独占企業的に首都の交通を牛耳ってますから、Greviste(ストライキ派、グレーヴ広場に集まる人、と言う原義)が少数でも、大混乱、麻痺、ということになるんですが。

フランスの労使がこんなに早々「KY」とやってるのは、サルコジ効果かもしれませんね。今までと比べて、停滞閉塞感に対する危機感がかなりある、と言う感じでしょうか。普通は、「労働者の権利」で、みんなあきらめムードになるんですが、今回はちょっと違いますね。

日本は「福田効果」ですかね。日米会談も、アジア外交も、のらりくらりと… 
失礼しました
ペルソナングラータ 

336

date 2007/11/23(金)09:34
uname betsumiya

subject re(1):フランスのスト

ペルソナングラータさま

第2名神が開通とはこちらではほとんど報道されませんが、朗報ですよね。これまでも、大阪にいくときには、東名阪・名古屋湾岸を通っていたのですが、関が原通過の名神より便利な印象でした。

統計によると、日本の車1万台当りの殺人率は6人程度のようですが、イギリスでは4人を切ります。日英はこの点で世界最高クラスで、ヨーロッパやアメリカは10人を超え(このためアメリカ人は1台当りではなく、走行距離を持ち出す)ています。中国に到っては、70人程度と発表してますが、じっさいにはその10倍とか。

一説では、左側通行の方が右利きの多い人類には都合がいいといわれます(流言蜚語?)。方向指示器は日本では右につきますが、片手運転では便利です。イギリスではそれを防ぐためか左にあります。これで日英の差が生じたのかもしれません(多分いい加減)。

フランスの運輸労組の言い分は、重労働ゆえの若年年金支給の取り止めに抗議してとのことのようです。ちょっと時代遅れの言い分ですよね。女子の深夜労働禁止と一緒の十九世紀立法ですよね。サルコジはとことんやって「強い指導者」を演出するでしょう。まあ、我国では「弱い首相」を演出してますね。「弱い首相」で自民党は人気回復しますかね?

消費税上げをいうご仁も多いですが、財政赤字だからといえばわかりますが、金に色はないのに福祉目的税というのが嫌ですね。大体、増税というのは挙国一致内閣が選挙で大勝直後しかできません。

別宮

337

date 2007/11/23(金)16:22
uname SLEEP

subject re(3):別冊宝島「南京大虐殺」という陰謀

熱烈読者さま よしくんさま 別宮さま

戦争が起きれば多かれ少なかれ人が死ぬ、これは真実でしょう。だからこそ先制攻撃やテロを我々は非難し、阻止し続けねばならない、どういうわけかこの程度のことすら認識せず南京、広島と大声で叫ぶ連中のメンタリティに辟易していまして、あまり近づかないようにしていたのですが。

本書を読んでこういった方々のうっとうしい「熱苦しさ」がなんとなく理解できたのですが、大虐殺派もまぼろし派も虐殺という言葉にえらく敏感なのですね。戦間期という時代においては実はありふれた事件にすぎないという認識がない、本来はそういった冷静さがないといけないのに中国に政治的に利用されていることじゃないでしょうか。そして個人的に盲点だったのは国民党ですね、彼らにこそ責任がありますよね。

以前NHKの番組で、原爆投下は間違っているという主張がアメリカの若い層に受け入れられてきたという番組がありました。本当かどうかはわかりませんが、恐ろしい話ですよね。やるかやられるかのガチンコの戦争となれば多少の後ろ暗い面が出てくるのは当然でしょう。飛行機で落ちてくる爆弾で即死するほうが塹壕でシラミや病気に悩まされ狙撃や野砲におびえる日々よりマシじゃないでしょうか。

SLEEP

338

date 2007/11/24(土)09:02
uname betsumiya

subject re(4):別冊宝島「南京大虐殺」という陰謀

SLEEPさま

ご指摘の通りで、大虐殺派もまぼろし派も現在の日本の論理で過去を裁いているんですね。加えて、中共ですが国民党の功績(日本と徹底的に戦ったこと)は自分のもの、戦後の貧困は国民党の責任という「愚者の哲学」ですから、噛み合うはずがありません。

それと日本軍が係わった支那事変以降の戦闘は、大体ですが、現場が正しく、省部が誤ってるんですね。「ベンチが阿呆で、野球やってらんない」じゃないでしょうか?陸海大試験と外交官試験を通った連中が日本を出鱈目にしたんですね。それがいなくなった戦後、日本は急速に発展しましたよね。

『別冊宝島』の最後の方で、戦略的・戦術的に書いている方が、「上海決戦では国府軍に逃げられた」と書いてます。これは誤りです。75万人のうち25万人戦死すれば、その軍隊は全滅です。南京論争とはこれについての事実の検証が鍵です。

国府軍は25万戦死したと発表し、蒋介石は「屍山血河」といってます。そして、南京周辺に成人男子の屍体が20万以上あったことは、日本軍の同時代書類から明らかです。下関附近には戦死者が積み重なった上に木っ端を置いた橋があったというくらいです(この種の話はいくらでもありますが、日本軍にしても建軍以来の大勝利=大殺戮ですから、大半の軍人が圧倒され、あらぬことを書いているので、割引く必要もあります)。

戦後になり参謀将校が、「捕虜をトルナ」と命令した事実を隠蔽してますし、上海決戦の細部については、朝雲の『公刊戦史』にも触れられておらず、『支那事変戦史』という予定稿に至っては、梗概の一部、地図しかなく、それも青焼きだけの状態です。さらに地図の配置もおかしく、省部将校の言い訳のようです。『別冊宝島』につけた大場鎮の地図は、改めて創作したものです。

省部将校が責任逃れ、証拠隠滅をやった内容が「俗流マボロシ」派の主張で、中共そのままが「大虐殺」派のいいたいことなんですね。両方とも現場にいなかった連中です。

別宮

339

date 2007/11/24(土)13:07
uname はぐメタ=軟体金属

subject re(6):環境問題

別宮さま

はぐれメタル=軟体金属であります。

お返事遅れて申し訳ありません。
自動車や資源は、自分の本業のはずなのですが、情報源が極めて偏っており、常に不安を感じております。
多くの角度から見た情報を教えていただき、とても助かります。

>石炭採掘
華北の石炭資源が当分枯渇しないということは、当分、硫黄による大気汚染が続くということで、残念に思います。

以下は単なる思い付きですが、1000メートルを超えると地熱で採掘が難しいということですが、
それを逆用し、地熱を利用して、石炭を石炭層内で直接ガス化ができないものかと、ふと考えてしまいました。
地上に噴出するガスを回収するのであれば、手掘りより遥かに人件費も安いでしょう。
・・・ということで、文献調査に入ってみます。

>石油輸入量と自動車生産台数の齟齬
現在、中国ではガソリン・軽油等の燃料が配給制となっているため、トラック等も満足に走れないようです。
私の出稼ぎ先が行っている調査(市場で走っていた車を回収し、分解調査する)でも、年間平均走行距離は日本の半分にも満たないと推定されています。
使用条件も、荒地を徐行し続けるような運転が多いようです。中国で販売された高級乗用車の大半は、庭の飾りになっているのでしょう。
しかし、走行距離が少ないという点と、交通事故死者が極めて多いという点は矛盾します。
よほど道路が整備されていないのか、ペーパードライバーが多いのか、歩行者のマナーが悪いのか、組織的な当たり屋が居るのか、原因は不明です。

>中国での自動車生産
日本の自動車メーカーが中国で自動車生産する場合は鋼材どころかプレス型、プレス油、作業員まで日本から送り込みます。
日本人作業員(工場の近所に宿泊し見張りも兼ねる)の比率が多ければ盗難も防げるようですが・・。
これでは日本国内に工場を作って、外国人労働者を雇い入れるのと差がありません。

中国政府に工場を奪われる危険を考えると、日本国内で生産した方が圧倒的に有利と思うのですが・・。

340

date 2007/11/24(土)15:30
uname SLEEP

subject re(5):別冊宝島「南京大虐殺」という陰謀

別宮さま

たしかに現場の人間としては、戦えというなら戦うがケツはそっちがもってくれと言いたくなりますよね。ましてや相手は中国人です、なんでこんな連中を相手に命を貼らなくてはいけないのか疑問に思った人は多いでしょうね。そういう意味で日中戦争は誤りで日米戦争に快感を覚えるのかもしれませんね。

マボロシ派はまったく日本に非がないといい、大虐殺派は日本人の特殊なメンタリティが、とか言い出しますからマトモな人ならなんかコイツらどっちも変だと思うんじゃないでしょうか?まあだいたい厚生省やNHKを見てるとエリート官僚のやりそうなことは理解できますよね。軍人の「戦争に負ければ国家の終わり、国際法も何もあったものか」というのが根本的に間違いなんでしょうね。吉田茂という人も毀誉褒貶がありますが、誰が本当の敵かわかっていたということでしょうね。
本日の読売に官僚にも能力主義を、というのが掲載されてましたが、人事権を政治家が握れるようなんとかがんばってほしいものです。

戦後の貧困は国民党のせいですか・・・うーん、大躍進で餓死したのはあんたらが統一してからの話でしょ、と言っても無駄なんでしょうね。じゃあ、台湾が豊かになったのは民進党政権からか・・・

SLEEP

341

date 2007/11/24(土)16:46
uname sai 夫

subject おさらい:第1次大戦のドイツ海軍

 別宮様,皆様,いつもお世話になっております。 親子三人,風邪を
ひいてしまった渡来sです。 家内の両親は旅行中…。 そこで,いちばん軽症の私
が買い物と調理を担当するハメになってしまいました。 ぐすっ,くしゅん。

 失礼しました。 さて,最近,思うところあって,また第1次大戦のおさらいを始めて
みました。 もし,過去に出たネタだったら,御容赦ください。

 第1次大戦では,世界第2位のドイツ海軍は,おおむね退嬰的な行動に終始しました。
大海艦隊の名前が泣こうってもんです。 私,ふっと思ったのですが,英国が大陸に
派遣している軍隊への人・物の補給を,ドイツがその水上艦隊でもって直に攻撃する
という方法は,ダメだったのでしょうか? これをやっていれば,英国のグランドフリート
を決戦の場に引きずり出せたかもしれないのに。

 この思いつきを家内に語ったところ,第2次大戦の時と違って北フランスを占領していない
状況では成算が低すぎる,と一蹴されてしまいました。

 で,しおしおと買い物に出てきたわけですが,艦隊法までつくって整えた大艦隊,
他の使い方があったような気がするんですよ。 皆様の御意見をお聞かせくださいませ。

   困ぺい糖様,風邪にはやっぱり粥ですかね?の渡来s

342

date 2007/11/24(土)20:23
uname 困ぺい糖

subject re(1):おさらい:第1次大戦のドイツ海軍

渡来's様

お風邪でしたら、まず水分補給を考えましょう。インフルエンザだと脱水も酷いはずですから。
おかゆも弱った胃腸にはいいんですが、まず、親子スープなどいかが?私はササミと残ったウィンナーと玉ねぎ、キャベツ、にんじん、ジャガイモ他あまり野菜を炒めてから煮込み、鶏がらスープで調味したのちかきタマゴを入れたのを啜っております。
柔らかく炊いたご飯にもあいます。汁が残ったら醤油や胡麻油で調味して、インスタントラーメン入れて食べると言うのは独り者の特権。

あと、お茶をたくさん沸かしましょう。大薬缶や大なべにウーロン茶を放り込んで沸かし、ペットに小分けして飲めるようにしておきましょう。このとき、羅漢果ののど飴を一個だけ煮るとき放り込むのは秘伝。

お題のドイツ海軍ですが、北フランスがシュリーフェンプランが上手く行って制圧できても、つらかったのでは?たとえば、そうなった場合、大陸反抗のときを除くと英海軍は無理に北仏に接近する必要がなくなります。むしろ、ドイツ艦隊が英艦隊を求めてバルト海からロリアン目指して南下した場合、ジャージー諸島の北側が日露における対馬東航路になる公算が高かったのではないでしょうか。
汽船が発達し、装甲艦の艦隊運用が流暢になった19世紀末以降、規模の大きい島国を海軍力で封鎖すると言うのははなはだ困難になったと思います。

刺激物と脂肪の取りすぎはNG 困ぺい糖

343

date 2007/11/25(日)09:39
uname betsumiya

subject re(6):別冊宝島「南京大虐殺」という陰謀

SLEEPさま

第101師団にいた日比野さんという方が『呉淞クリーク』という大場鎮攻防戦について名作を書いています。日比野氏に、なぜ戦ったのかと問われれば「義務感」と答えるでしょう。高揚感はありません。第101は東京出身者で編成されてましたから、都市生活者の感覚ですよね。

といっても特設師団ですから30歳前後の応召兵ばかりで、ある参謀将校は「すね毛を出して歩いているような部隊で、とても戦力にはならないとみた」と書いています。この参謀将校と兵士のギャップは埋められなかったでしょう。田舎出の小説家が真珠湾攻撃の知らせを聞き、高揚感をもったといいますが、どんなもんでしょうかね?

読売の官僚にも能力主義を、はわかるんですが、役所界における能力主義というのは「試験主義」になりますよね。国家公務員上級試験合格者(名前はまた変わった?)に再度試験をやって選抜すれば、陸大化必至でしょうね。ご指摘の通りで、政治家がまず次官の人事権を掌握できなければ駄目でしょう。噂では、小池防衛相が守屋をクビにしようとしたところ、塩崎書記官長ドノが反対、安倍首相が仲裁したといわれます。これじゃ駄目ですよね。ただ田中真紀子みたいのもいますから、根本を理解したうえでの歯止めはいります。

戦前、宮中の侍従武官長は陸海軍省が選んでいました。ある武官長は支那事変当初の配置の失敗を昭和天皇に説明を求められ「あれは石原莞爾が失敗したんで、参謀本部が失敗したんではない」と言いぬけようとしました。天皇の秘書に選ばれて出身官庁の下僕ですから、日本の役所は相当に思い切らないと駄目でしょうね。

台湾で自由化=経済発展が成り立ったのは、1970年代、蒋経国総統時代からでしょう。日本では知られていませんが、蒋介石は1920年代共産主義者でした。それで、蒋介石は息子蒋経国をソ連で教育させたんですね。ところが、スターリンはラーゲリにぶち込み拷問に再三かけたんですね。経国は支那事変直後帰国していますが、反ソ・反共の鬼となり、国家の発展は自由しかないと信念をもつようになりました。国民党李登輝派や民進党はその直接の衣鉢であって、今の馬英九国民党というのは、「愚者の親共派」でしょう。

別宮

344

date 2007/11/25(日)10:24
uname betsumiya

subject re(1):おさらい:第1次大戦のドイツ海軍

sai夫さま

第一次大戦初頭のBEFの兵員はアミアンへ、装備・糧食などはブーローニュ・シェルブールに上陸させています。ドーバー海峡はイギリス側は文字通り白亜の壁ですが、フランス側は砂浜です。昔のフランス映画『男と女』のままです(古い!)。

このため外航船が入港できる港湾は限られます。第一次大戦のBEFは基本的にはブライトンまたはフォークストンから大陸に向かいました。ですから、始発駅は(カンタベリーに向かうビクトリア駅ではなく)ウォータールー駅(ワーテルローで、フランス人への嫌がらせか?)で、『哀愁』の舞台になりました。

いずれにせよ、カレー=テムズ河口より西側で、イギリス海軍の戦時マニュアルに沿ったものです。スカパから南下してもヘリゴランドバイトのドイツ海軍の来着に間に合わせることができると踏んだのでしょう。イギリス海軍は機械水雷の研究に遅れていたようで、海岸砲(陸軍の所管)もあったんでしょうか?

一方、ドイツの方は戦時をまったく研究していませんでした。陸軍も含めて、イギリス参戦に半信半疑だったんですね。一応、ドーバー河口に機雷でも設置しようかとノコノコ敷設船を出した程度です。

そもそも、真珠湾攻撃のような事前計画というのは、海軍はどうなんでしょうか?ドイツはイギリスの参戦がわかりませんから、日本については、もっとわかりませんよね。日本はもっともトリッキー(想定不能の)な動きを伝統的に示します。日本に参戦され、シュペー艦隊を本国に向かわせると、その収容のため大海戦に備えねばならないといのが、ドイツ海軍の強いられた戦略でした。シュペーがフォークランドで全滅したので目算が狂ったんですね。

ともあれドイツにとれば、その隙にやったスカボロー艦砲射撃というのは、バイキング以来の快感でしょう。被害大したことありませんでしたが・・・。

別宮

345

date 2007/11/25(日)20:49
uname SLEEP

subject re(7):別冊宝島「南京大虐殺」という陰謀

別宮さま

思うに、現代人の多くが勘違いしてそうなとこは「義務感のために戦った」ということでしょうね。先日火事の際両親の落とした赤ん坊を近隣の人がナイスキャッチしたというニュースがありましたが、別に恩賞や名声目当てでやったわけじゃありませんよね。イラク戦争でも米政府の言うことを信じず「石油目当て」というのが大勢いますよね。アメリカがそんな他国の資源を強奪したようなことが一度でもあったか、少し考えてほしいものですが。

参謀将校の30代の兵士についてのくだりは興味深いですね、裾をまくるな半ズボンは論外ということでしょうか、でも上海や南京は暑いですよね。小銃持って走れれば30代でも構わない、むしろ落ち着いてて慎重だしいいんじゃないかと思えますが。高揚感については何かで読みましたが、なにか新しい時代が始まるような錯覚があったんでしょうか?

たしかに官僚は試験になりますよね、アメリカ式に政権が変わったら総入れ替えが結局一番なのでしょうか。だいたい大臣がクビにしようとしたのを身内であるはずの内閣が反対というのが狂ってますよね。塩崎とセットでクビにできればなあ、そう考えれば安倍退陣も悪くなかったなとも。

経国なんて戦闘機(攻撃機?)の名前になるぐらいだから立派だったんでしょうね。馬英九はノムヒョンみたいに日中両国のバランサーとして、とか言い出しそうですよね。あんたらの発展は日本とアメリカのおかげじゃないか、中国人がチベットやウイグルで何やってるか知らんのか、ぐらい言われないと目が覚めないんでしょうか。

SLEEP

346

date 2007/11/25(日)22:34
uname だだえもん

subject 支那事変はなぜ長引いたのか

別宮様 皆様

今、支那事変についての教科書的な基本資料をいくつか読んでいるのですが、つくづく思うのは
「なぜこんなにずるずる長引いてしまったのか」
ということです。
一言で言えば、日本側に統一的な政戦略が欠けていて、折角の軍事的勝利を講和につなげられなかったから、ということになるのでしょうか。

支那事変をもっと早く終わらせるには、どうすればよかったのでしょうか?
トラウトマン工作のとき、もっとうまいやり様があったようには思われますが、私の頭ではいくら考えても、どうもよくわかりません。

それにしても、蒋介石という人、決して名将とか名指導者とか呼んではならないと思いますが、このしぶとさ、ある種の面の皮の厚さには驚嘆せざるを得ません。

近所の本屋さんの棚が配置換えになり、なぜか戦記、戦史物のコーナーが官能小説のコーナーと隣り合わせになってしまい、大変困っているだだえもん

347 削除
348

date 2007/11/26(月)08:43
uname betsumiya

subject re(1):支那事変はなぜ長引いたのか

だだえもんさま

支那事変が長期化したのは近衛文麿と近衛を支持した日本人のせいでしょう。政戦両略論というのは、この当時の近衛が乱発したもので、昭和天皇に対するあてつけです。

明治憲法では平時においては統帥権はありませんが(あるとするのが俗流統帥論)、戦時においては存在します。これがため、近衛「首相」は戦略すなわち長期的な作戦には関与できません。近衛はなんとか作戦に関与しようと宣戦布告を拒否しながら大本営をつくり(このため外政・統帥については5相会議が決定権をもった〜その後連絡会議)、主導権をとろうとしたんですね。

残酷なようですが、文民・国民にとって作戦がひどく巨大にみえ、50万人戦死・首都占領が重大にみえますが、それほど講和にとって重大なことではありません。勝敗にとって重大なのは敵将帥の「気持ち」あるいはそれを左右する「イニシアチブ」です。蒋介石が「負け」と認めれば、「本心」がどうであれ、講和は成立し、戦争は終息します。ところが近衛という人は「態度」を問題にします。とにかく杉山と喧嘩し、やっこさん多田と論争になれば、イエスマンに取り替えようと、それだけが政治にみえるんですね。蒋介石が近衛のところにきて「和を乞う」ことが重大だったんですね。

日本は中国側暗号を傍受・解読していました。1938年9月の重慶政府から駐米大使館の電報は、

米大統領ハ屡世界ノ平和ヲ維持スル事ノ主張ヲ宣言セシガ目下ハ其ノ出馬二最適ノ時機ト思考セラル、英、佛、蘇諸國ハ既二久シク米國ノ挙動ヲ注視シ米國ガ手ヲ挙ゲテ呼ピカケ、機二乗ジテ調停二乗リ出サバ戦争ヲ終息シ和平ヲ回復セシムル事ヲ得ベシ、現二敵國ハ我国二対シテ已二我國ノ要地ヲ陥レ友邦(ドイツのこと)ハ既二我ヲ援助セズ又機二乗ジテ調停ヲ行ハソトモセズ、是レ我國ヲ絶望ノ境二陥レント欲スルニ異ラズ、我國若シ日本ノ爲二敗北センカ米國二取リテ大二不利ニシテ世界ノ乎和ハ更二最大ノ打撃ヲ受クベシ云々 米國ノ挙動ハ一言九鼎ヨリ重シトハ蓋シ今ヤ其ノ時機ナラン云々 大統領及其ノ左右ノ重要人物二婉辞ヲ以テ伝達サレ云々 

明らかに、蒋介石はアメリカに和平仲介依頼を大使に命令しています。もちろん無条件降伏ではなく、重慶政府の存在を認めることは前提です。このときのアメリカは消極的でした。イギリスが動いたんですが、近衛・木戸は拒絶しました。これからあと陸軍は外交ルートによる交渉は文民政府が邪魔して不可能と悟り、支那通ルートに期待しました。ですが全権確認でつまづいて終わりでした。1941年12月以降は蒋介石はアメリカという新たな同盟国を得ましたから、新たなイニシアチブを獲得、「待ち」というイニシアチブをとるようになりました。この段階で和平は消えました。重慶まで占領されてもインドに亡命政権をつくればいいですよね。

蒋介石は左翼転向組みで日本人の教育を受けています。こういうタイプの日本人は多いのでは?近衛は木戸、有馬など集めて「お友達内閣」をつくりました。それで曖昧戦術でリーダーシップから逃げました。木戸はドイツ・ポーランド戦が開始されてもなんの感想も残さずゴルフをやっていた男です。なにしろゴルフの腕前はシングルですからね。昭和天皇は支那事変勃発とともにゴルフは止めたんですけれども。和平受諾より「曖昧引き伸ばし」の方が、こういった趣味人には好都合なんですね。

別宮

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date 2007/11/26(月)09:36
uname betsumiya

subject re(8):別冊宝島「南京大虐殺」という陰謀

SLEEPさま

戦争資源原因論というのは、FDRがいい始めたことのようにも思えます。最近でもグリーンスパンやパウエルが同様主旨のことをいってますよね。昔、中東石油を握っていたのはアラムコでしたが、アメリカ産油資本はこの会社をサウジ政府に譲りました。要は、石油といっても領土・採掘権・販売権・石油そのもの、かわからないんですよね。でも「財」には変わりありませんから、石油そのものの取得は「金」の有無が決定的ですよね。

現在の石油値上がりで不思議なのは、石炭液化ペイラインのレベルを超えていることです。先進国の閉山が大きいのでしょうか。また欧州石炭のほとんどが発電に回されていますから、余地がない可能性があります。ドイツの「原子力発電禁止」というのもけっこう効いてますよね。石炭液化に向かいませんよね。旧東ドイツは公害が出鱈目で、エルベ河の水は真っ黒といわれました。それで緑の党ですから笑わせてくれます。

ただ、戦間期ひきずってますよね。十九世紀からドイツは化学首位の地位を譲っていません。ドイツ人も慣れないことはやらないで、石炭液化で再度、トップバッターにたってもらいたいですね。

戦間期の日本人に閉塞感があったのは事実でしょう。それでも成功した企業は、軍事予算関係以外でてませんよね。予算の8割が軍事向けで、設備投資不足が起きたんですね。それでも戦争が始まれば、もっと予算は軍事に集中しますよね。今の北朝鮮の民衆みたいなもので、南と一戦やって金正日を倒そうというようなものでしょうか。

別宮

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